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何よりの魅力は音のよさ コストパフォーマンスは抜群だと言える SENNHEISER CX True Wireless
完全ワイヤレスイヤホンは、巷の音楽再生のメインストリームとなった。それと同時に、ワイヤレスの安定度やバッテリーの持ち時間など、選択時のポイントは増えつつ、価格は下落傾向にある。
しかし、オーディオ/音楽好きにとっては、完全ワイヤレスイヤホンに満足感を得られるか否かの大きな要素は音質だ。私たちは機能やコストだけでなく音質を大きく求める〝うるさ型〟の人種なのである。
ドイツの名門メーカー、ゼンハイザーの新作、CX Ture Wirelessは、そんな欲張りな人も満足させるコストパフォーマンスの高い1台だ。本モデルは、2020年の秋頃に発売されたCX 400BT Ture Wirelessの後...
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コンセプトの異なる4つのシアター。アバック プレミアム大阪店 初潜入!【動画】
今回の動画でお届けするのは、アバック プレミアム大阪店。全国に数あるアバック各店のなかで、完全招待制で運営しているのはここだけ! というスペシャリティショップです。完全招待制ゆえに、所在地も非公開。そんなプレミアム大阪店に、このたび初めて外部のカメラが入りました。
アバック 梅田店を訪れ、まずホームシアターづくりやオーディオシステム構築について相談にのってもらったのち、ご要望に応じて招待されるというプレミアム大阪店。店内には、コンセプトが異なるホームシアター&オーディオルームが4室用意されており、それぞれ最高のパフォーマンスで映画や音楽ソフトが楽しめるようになっています。各部屋には、A...
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名盤ソフト 聴きどころ紹介30/『堀内孝雄<ベスト>』Stereo Sound REFERENCE RECORD
70年代、日本の音楽シーンに大きな足跡を残した伝説のグループ、アリス。「今はもうだれも」のカバーヒットをはじめ、「帰らざる日々」、「冬の稲妻」、「ジョニーの子守唄」、「遠くで汽笛を聞きながら」、「チャンピオン」、「秋止符」などなど、歴史に残るビッグヒットを世に送り出し、世代の枠を越えて、いまも広く歌い続けられている。
アリスのヴォーカルと言えば、谷村新司のイメージが強いが、その実績からすると谷村と堀内孝雄のツインヴォーカルという表現の方が適切かもしれない。この二人がアコースティックギターを抱えて歌っている様子からして、生粋のフォークグループであることは疑いようがない。
ところが彼らが実際...
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鮮やかかつパワフル。QLEDパネルの高い実力を実感 TCL 55C825
世界第2位のテレビ生産量を誇る中国の大手家電メーカーTCLが、日本市場に向けて今後積極的に攻勢をかけていく由。今回はトップエンド機55C825を視聴した。
まずは本機のおおまかなアウトラインを見ていこう。55C825は、4Kチューナー内蔵のAndroid TVで、パネル形式は量子ドット技術を採用した、いわゆるQLEDタイプの倍速駆動VAパネルである。技術的な注目点は、ディスプレイ直下の数千個のMini-LEDバックライトをローカルディミングで制御している点だ。HDR/HLG/ドルビービジョン対応と、4Kコンテンツに対する適合力をほぼフルスペックで満たしていながら、実勢価格はなかなかの値頃...
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エディスクリエーション SILENT SWITCH OCXO “JAPAN STANDARD MODEL”音質と画質に大きな違いを実感。この変化は衝撃だ!
ネットワークオーディオはノイズとの闘いだ。効率を身上とする通信技術を活用するのだから、ノイズの存在は避けられない。対ノイズ武闘の騎士として彗星の如く登場したのがエディスクリエーションのネットワーク機器だ。電子技術者でオーディオマニアのエディソン・ウォン氏が「理想のオーディオを作る」との思いで2014年に設立した、香港のブランドだ。今回、日本デビューを果たすのは光ファイバー分離機器FIBER BOX2とオーディオ用スイッチングハブSILENT SWITCH OCXOのいずれも日本仕様品。本稿では後者を試聴した。
「エモーション、パッション、プレシジョンが私のモットー」というウォン氏のこだわ...
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ネットワーク再生時代のアイコンと言うべきオーレンダーのハイエンドモデル Aurender W20 Special Edition
オーレンダーのW20SE(スペシャル・エディション)は、4TバイトのSSDを内蔵したミュージックサーバーで、内部のストレージに保存した音源を再生できるほか、各種のストリーミング音楽サービスなどの再生にも対応する。D/Aコンバーターと接続するための出力は各種のデジタル音声出力とUSBオーディオ出力を装備。そして、高精度なデジタル伝送を実現するため、外部クロック入力も備える。
電源も凝っていて、2組のLFPバッテリー電源を採用し、電源からのノイズの侵入やAC/DC変換で生じる歪みを低減している。しかも予備のバッテリーは無停電電源装置として機能するという念の入った作りだ。そして、クロックも恒温...
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【HiViレビュー】エアパルス「A80」はAV再生にきわめてマッチするアクティブスピーカー
家庭用スピーカーシステムの主流はアンプを内蔵しないパッシブ型。アンプを内蔵するアクティブ型を選ぶ方はまだまだ少数というのが現状だ。しかし、そうした中で時宜を得た製品企画でヒットを飛ばし、アクティブ型スピーカーの魅力を広く知らしめたブランドがある。それがエアパルス。ここでは、アクティブスピーカーの代表として、改めて人気モデルの実力を確かめていく。(編集部)
昨年(2020年)春に日本上陸を果たし、大旋風を巻き起こしたエアパルスのアクティブスピーカーA80。今般その白木(パインウッド)仕上げが登場したので、これを機に改めてエアパルス・ブランドの紹介と本機の魅力を詳らかにしてみたい。
SPEA...
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名盤ソフト 聴きどころ紹介29/『NOBU'S POPULAR SELECTION(LP)』 Stereo Sound REFERENCE RECORD
近年、アナログレコード再生の人気上昇は、ターンテーブルやトーンアーム、カートリッジ、フォノイコライザーなどに目覚ましい進化をもたらしている。能力の高いアナログ機器が登場する中で、かつて熱中したレコード収集への情熱が再燃している人も多いのではないか。
そんなアナログファンにぜひ注目していただきたいLPが登場した。タイトルは『NOBU'S POPULAR SELECTION』。そう、ステレオサウンドで鋭筆を振るう傅信幸さんが監修したSACDが、33回転2枚組のアナログレコードとして発売される。
ベースとなったSACDは、ステレオサウンド社のリファレンスCD/SACDシリーズにおける初のポップ...
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【HiViレビュー】AurenderのDAC内蔵型メディアサーバー「A30」、高音質と各種機能の充実ぶりに目を見張る逸品
現在ネットワークトランスポートのラインナップを鋭意刷新中のオーレンダー。フラッグシップモデルのW20SEをはじめ、ACS10やASC100が既に高評価を得ているが、さらに同社としては初となるDAC内蔵型メディアサーバーのAシリーズも登場している。
AシリーズはA10とA30の2モデルをラインナップ、今回我が国に紹介されたのは上位モデルのA30である。
MUSIC SERVER/STREAMER
Aurender
A30
¥2,618,000(税込)
●型式:DAC内蔵メディアサーバー
●HDD容量:10TB ●接続端子:デジタル音声入力5系統(同軸×2、光×2、USBタイプA×1)、アナ...
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現代を代表するイヤホンのひとつ。 さらに充実した高音域を響かせる SENNHEISER IE 900
ドイツの音響機器メーカー、ゼンハイザー社は、コアなヘッドホンやイヤホンファンから常に動向が注目される存在だ。そんな同社から約4年ぶりとなるフラッグシップイヤホンIE900が登場。同社のフラッグシップモデルを手掛けるヤルモ・ケーンケ氏の手により、ドイツ本国で3年半もの開発期間を経て完全新設計されたモデルだ。
ハウジングはアルミブロックからの削り出し。7㎜の新型ダイナミック型ドライバーは5㎐から48k㎐の周波数特性を持たせつつ、ノンコーティングのポリマーブレンド振動板を採用して不要共振や歪みを低減。さらにハウジング内に設けられた、エアーフローを最適化する「トリプルレゾネーターチャンバー」や、...