執筆陣
ルパン三世やジャッキー・チェンも惚れるジャン=ポール・ベルモンド、傑作選を仕掛けたのは『ムトゥ 踊るマハラジャ』の第一発見者だった!【先取りシネマ 第12回】
男の中の男、ベルモンドの魅力を堪能できる8作品が公開中
観ればわかる。「ルパン三世」や「コブラ」のキャラ・デザインのモデルになり、ジャッキー・チェンのアクション・スタントにも多大な影響を与えたフランス男優ジャン=ポール・ベルモンドの主演8作品が、HDリマスターされた美麗なニュープリントでおよそ半世紀ぶりに劇場公開される。
権利の関係でTV放映されることが少なく、大半はDVDソフトにもなっていない幻の作品ばかり。当時劇場に脚を運んだひと、アラン・ドロンと共演したギャング映画『ボルサリーノ』(1970年)などに見とれた貴方はもちろん、ジャン=リュック・ゴダール監督と組んだヌーヴェルヴァーグ時...
執筆陣
【コレミヨ映画館vol.47】『ウルフウォーカー』アカデミー賞連続ノミネートの新進スタジオが贈る、驚きと幻想のアニメーション
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第47回をお送りします。今回取り上げるのは、おおよそ400年前のアイルランドを舞台にした幻想的なアニメーション『ウルフウォーカー』です。そのオリジナリティあふれる映像美とともに、とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『ウルフウォーカー』
10月30日(金)より、YEBISU GARDEN CINEMA ほかにて全国ロードショー
ダブリンのバリーファーモット・カレッジのアニメーション学科の同級生だった...
執筆陣
ベルモンド作品が劇場で楽しめる。日本劇場初公開作を含め、全8作が『ジャン=ポール・ベルモンド傑作選』として10月30日より上映
初めて覚えた外国人の名前がジャン=ポール・ベルモンドだった、というひとはけっこういるんじゃなかろうか。とくに寿命の折り返し地点を超えた者たちの間では。
ぼくもそうだ。コマーシャルで断然好きだったのは、湖池屋のスナック「ポリンキー」のそれだった。もう何十年も見ていないので記憶を掘り返すしかないのだが、たしか擬人化されたスナック菓子が歌ったり踊ったりするものだったはずだ。そのスナック菓子は三体あって、それぞれ“ジャン”“ポール”“ベルモンド”という名前がついていた(※)。
(※現在は「ジャン」「ポール」「ベル」と改められている)
それだけに、後年、ジャン=ポール・ベルモンドなる俳優が実在して...
執筆陣
【コレミヨ映画館vol.46】 『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』変わってゆく場所、変わらない思い出と友情。ノスタルジックな映像で描かれる旅立ちの詩
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第46回をお送りします。今回取り上げるのは、新進気鋭のスタジオ・監督が創り上げた人情作『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』。さまざまな映画の背景ともなったフランシスコの風景とともに味読(味観?)したい一作。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』
10月9日(金)より新宿シネマカリテ、シネクイントほかにて全国ロードショー
マイアミの貧困街で暮らす...
執筆陣
【コレミヨ映画館vol.45】 頭がこんがらがる『TENET テネット』についてあれこれ考え、さらにこんがらがってみた。でも何度観ても面白い!
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第45回をお送りします。今回取り上げるのは、久保田さんの連載『先取りシネマ vol.11』でもお伝えした『TENET テネット』。時間軸が入り乱れ、展開の流れを把握するのが難しい同作について、なぜそうなっているのかということを、久保田さんがアレヤコレヤと考察してみました。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『TENET テネット』
全国公開中
先月の18日から公開され、東京・池袋のグランドシネマサ...
執筆陣
メル・ギブソンがインタビューで見せた気遣いに感動! “トラブル報道”からは見えない意外な素顔 【映画スターに恋して:第13回】
メル・ギブソンとショーン・ペン、名優ふたりが夢の競演
メル・ギブソン&ショーン・ペンという、なんとも贅沢な初共演が叶った『博士と狂人』。メルが演じるのは、世界最大の辞典『オックスフォード英語大辞典』の編纂に全身全霊を傾けた言語学博士マレー。一方ショーンの役は、精神病院に入院しながらも、マレー博士のプロジェクトに大量の言語の用例を送り、多大な貢献をした元軍医マイナー。二人は辞典作りを通して友情を育んでいく。
戦争体験から心を病んで殺人を犯したマイナーは、これまでエキセントリックな役柄を多く演じ、過去に2度もアカデミー賞主演男優賞を受賞しているショーンにとってはお得意のキャラクター。しかし、...
執筆陣
90年近い歴史を持つ「角川大映スタジオ」は、更なる進化を遂げていた。<第3回> 角川大映が考えるポストプロダクション像とは
90年以上の歴史を持つ角川大映スタジオの“今の姿”を紹介する短期連載第3回をお届けする。今回は、ポストプロダクション業務、特にダビングステージ関連について紹介する。この項は映画音響をこよなく愛する潮晴男さんにリポートしていただいた。(編集部)
編集部注:角川大映スタジオでは一般見学は受け付けていません。ゲート横のアンテナショップ「Shop MAJIN」ではグッズ購入が可能です。
日本の映画史に輝かしい足跡を残してきた角川大映、今回東京都調布市にあるスタジオを訪問し、角川大映スタジオの今をこの目で確かめることが出来た。そこで意外だったのは角川大映には2011年までポストプロダクションの施設...
執筆陣
『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』 監督の星野哲也さんのインタビュー動画がYouTubeに!
いよいよ今週末の公開が迫った映画『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』 その監督をなさった星野哲也さんが、この映画を応援する名古屋のオーディオショップ「OTAI AUDIO」のYouTubeチャンネルで、ロングインタビューに応えている。
「OTAI AUDIO」では、ジャズ喫茶の素晴らしさを広め、そして音楽映画の振興を図ろうと、9月1日より、豪華なプレゼントが当るスペシャルキャンペーンを展開しており、このロングインタビューの動画公開もその一環として実施されたもの。
インタビューでは、この映画の監督を務めることになった経緯、店主・菅原正二氏との出会い、撮影&録音の苦労...