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観る者を1944年の空中戦へと案内! ヴィンテージ機種満載、ド迫力の一作『KG200 ナチス爆撃航空団』
画面から迫力が飛び出してくる、そういうしかない作品だ。1944年当時の戦いを、資料によると「戦闘機の爆破や破壊シーンにおいてすら機体のCG合成はせず、精密なスケールモデルを使用。VFXでその効果を高めはしつつも、極限までCGには依存しない制作スタイルを貫いて」表現したというのだから、こだわりぶりに驚かされる。使われるのは無論、1944年当時の戦闘機。クラシック音楽でいうなら「ショパン国際ピリオド楽器コンクール」みたいなことをしているわけだ。
舞台はナチス占領下のフランス。戦うのはひとりのアメリカ空軍パイロットと、ドイツ空軍秘密部隊。ちなみにナチス・ドイツによるフランス占領は1940年6月...