【HiVi夏のベストバイ2018】D/Aコンバーター部門（1）〈20万円未満〉

生産終了となったオッポデジタル「Sonica DAC」に代わり、マイテックデジタル「Liberty DAC」が初登場でベストワンを獲得した。ESSテクノロジー製「ES9018K2M」チップを搭載し、PCM 384kHz/32bitとDSD 11.2MHzの信号を再生できる。第5位には上位モデルの技術を継承したコードの「Qutest」が初登場でランクイン

第1位：マイテックデジタル Liberty DAC

オープン価格 (実勢価格12万5000円前後)

　新たな輸入代理店の下、日本市場で再出発を果たすマイテックデジタルにあって、本機は大きな起爆剤となるであろうDACだ。オーディオ部の回路構成は上位機の旧「Brooklyn DAC」とほぼ同じで、アナログ出力部はむしろ進化しているという。それでいて価格はほぼ半分を実現しているのだから、コストパフォーマンスは推して知るべし。

　心臓部にはESSテクノロジー社の「ES9018K2M」を搭載し、PCM 384kHz/32bitはもちろん、DSD 11.2MHzのネイティブ再生にも対応する。安定感のあるどっしりとしたエネルギーバランスで、広々としたステレオイメージも聴かせる。ヘッドホンアンプとしてもきわめて優秀で、強力なドライバビリティと精緻なサウンドが魅力。（小原）

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Liberty DAC – Mytek Digital Japan

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第2位：ニュープライム DAC-9

￥110,000＋税

　横幅235mmというコンパクトサイズながら、PCM 384kHz/32bit、DSD 11.2MHzに対応したUSB DAC。入力端子はデジタル4系統、アナログ1系統。出力端子にはバランスとアンバランスのアナログ出力を各1系統装備し、プリアンプとしても使用可能。クリアネスに富んだサウンドを再現する。シンプルだが使い勝手のいいモデルだ。（潮）

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DAC-9 | NuPrime

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第3位：デノン DA-310USB

￥68,000＋税

　同社人気のデザインシリーズに属する、単体D/Aコンバーターにして、「DDFAテクノロジー」採用のフルデジタルプロセッシング・ヘッドホンアンプ。入力されたデジタル信号をそのままデジタルドメインで処理する先進性に加え、デノンの持つ技術が価格帯を超えて投入されていることが特徴だ。一聴して情報量が多い音で、ヘッドホンの駆動力も高い。（土方）

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