【HiVi夏のベストバイ2018】AVセンター部門（2）〈6万円以上10万円未満〉

長年AVセンター部門（2）でベストワンを独占していたソニーが遂にその座を譲り渡した。デノン「AVR-X2500H」は上位モデルと同じ32bit DACチップを搭載した意欲作で、6月中旬に発売された。ソニー「STR-DN1080」は今回第2位。第3位以下にはオンキヨー、ヤマハ、パイオニアの新製品が並んでいる

第1位：デノン AVR-X2500H

￥90,000＋税

　今年のデノンは、音質で“買い”だ。AVセンターは毎年、イマーシブサウンド、ネットワーク対応、DSD……と新技術をどんどん採り入れなければならない。作業的には、新テクノロジーを具現化し、同時に音も進歩させなければならない。ところが昨年は大がかりな新技術がなく、設計リソースの大部分を「音質向上」に充てることができた。そうした努力の結果、オーディオ的な高水準の音質獲得に成功したのである。
　2chでは明確な骨格感があり、しっかりとした音調であるのと同時に、粒子感が細かく、解像力も温度感も高い。サラウンドでも、コンサートライブ作品での臨場感、映画の台詞の実体感、効果音のリアリティ……などコンテンツの魅力を活かす要素が満載だ。（麻倉）

メーカーサイトへ＞

Denon公式 | AVR-X2500Hの仕様・特長 | 7.2ch AVサラウンドレシーバー

AVR-X2500Hの製品詳細ページです。Dolby Atmos、DTS:X、HDR、HEOSなど最新機能と高音質を兼ね備えたミドルクラスの7.2ch AVサラウンドレシーバー

www.denon.jp

関連記事を見る＞

デノン、最エントリーAVアンプ「AVR-X550BT」を3.5万円で発売。「AVR-X1500H」「AVR-X2500H」も登場 | Stereo Sound ONLINE

　デノンからエントリークラスの新型AVセンター3機種が発表された。「AVR-X550BT」が5月中旬発売で価格は￥35,

www.stereosound.co.jp

第2位：ソニー STR-DN1080

￥77,800＋税

　ドルビーアトモス、DTS:Xに対応。7chアンプ搭載であり、オーバーヘッドスピーカーは最大1組だが効果は大きい。全チャンネルの音が充実しているからだ。低域の躍動感や微小な響きのトレース能力に優れていて、精密な補正機能に頼らなくても高品位な音場効果を提供できるわけだ。ハイレゾ音源の精妙な音質も素晴らしい。（吉田）

メーカーサイトへ＞

STR-DN1080 | コンポーネントオーディオ | ソニー

ソニー　コンポーネントオーディオ　公式ウェブサイト。コンポーネントオーディオSTR-DN1080の商品ページです。

www.sony.jp

関連記事を見る＞

ソニー初のアトモス/DTS:X対応AVアンプ「STR-DN1080」登場。5.2.2実音源で仮想7.2.2を実現 | Stereo Sound ONLINE

　ソニーから、AVアンプの新製品「STR-DN1080」が6月17日に発売される。価格は￥77,800（税別）。　ST

www.stereosound.co.jp

第3位：オンキヨー TX-NR686

￥92,000＋税

　7chパワーアンプを搭載して、前モデルで好評の「ダイナミックオーディオアンプリフィケーション」も継承。動的変化の大きなシーンでも瞬時に大電流を流せるハイカレントアンプ設計は、アクション映画にも効果大だが、さらに本機では2ch再生時のサウンドもいっそう磨かれた印象で、キレのいいスピーディーな音が聴ける。（和田）

メーカーサイトへ＞