注目が集まっている有機ELテレビの59インチ以下部門では、LGの「55C8PJA」と、ソニー「KJ-55A8F」が同点でベストワン。1点差でパナソニック「TH-55FZ1000」が続いた。東芝の新製品「X920」シリーズは、発売が7月末のため製品が仕上がっておらず、今回は評価が間に合わなかった

 

第1位:LG 55C8PJA

オープン価格 (実勢価格44万円前後)

第1位:LG 55C8PJA

 今シーズンの有機ELテレビでもっとも劇的な画質向上を果したメーカーはLGではないかと思う。本機は同社有機ELテレビ5シリーズの中の「スタンダード」タイプの55型。上位シリーズと同一の新しい映像処理エンジンが投入されていて画質はまったく同じ。違うのは意匠と音質ということになる。つまり外部スピーカーとの組合せをお考えの方にとってもっともハイコストパフォーマンスなのがこのC8Pというわけだ。
 とくに注目すべきはS/Nと色再現の向上。2017年モデルは他社製品に比べてバンディング(階調)ノイズが目立ったり、色数がやや少ない印象があったが、本機はそのような不満をいっさい抱かせない。良質な(UHD)BDレコーダー、プレーヤーとのHDMI接続がお勧め。(山本)

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第1位:ソニー KJ-55A8F

オープン価格 (実勢価格35万円前後)

第1位:ソニー KJ-55A8F

 昨年のA1シリーズは、「ソニーが有機ELを手掛けると、ここまでのものができる」ことを天下に知らしめた。A8Fシリーズはその基本性能を受け継ぎ、スタイリングと使いやすさを追求。LGディスプレイ製の白色有機ELパネルは最新パネルのようで、作り込みや改良が与えられたという。
 画質的な特徴は「明確、明瞭な鮮鋭感」だ。きわだったのは、黒階調の再現性。パネルのキャラクターを掴み、弱点を克服し、強みを伸ばすテクニックは明らかにA1の時より進歩している。ワン・アンド・オンリーのスクリーン発音方式も2機種目になり、安定度が増し、リニアリティが向上した。設置方法はごく一般的なスタンド型になり、イージーセッティングとなった。(麻倉)

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第3位:パナソニック TH-55FZ1000

オープン価格 (実勢価格50万円前後)

第3位:パナソニック TH-55FZ1000

 2018年仕様の有機ELパネルを採用し、暗部および明部の階調再現性を向上させている。暗部のザラついた印象がなくなり、より品位の高い映像を楽しめる。スタンド部のスピーカーは外観が変更されたほか、エンクロージャーの容積アップやユニットの大型化で、豊かな低音の再現を獲得。より質の高い音に仕上がった。(鳥居)

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第4位:東芝 55X910

オープン価格 (実勢価格70万円前後)

第4位:東芝 55X910

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第5位:ソニー KJ-55A1

オープン価格 (実勢価格50万円前後)

第5位:ソニー KJ-55A1

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