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LGのサウンドバー「SN7CY」はドルビーアトモス/DTS:X対応。Bluetoothの音も侮れない
HiVi 10月号のサウンドバー特集に間に合わなかったLGの新製品、SN7CYをご紹介したい。本機の大きな特徴は、①ドルビーアトモスとDTS:Xに対応、②メリディアン社の監修による音質チューニングの2点。まず①については、本体天面に2.5インチのイネーブルドスピーカーを配置した3.0.2構成で、フロントLRには52×99mmの楕円形ユニットを採用。背面には横幅約18cmのパッシブラジエーターを2基搭載し、50〜70Hzの低域再生を拡張するという。②については、5つ用意された「サウンドエフェクト」のうち「スタンダード」をメリディアンが監修している。音声信号の特性を分析して、コンテンツに合っ...
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名盤ソフト 聴きどころ紹介17/『阿久悠 作品集/ピンク・レディー』 Stereo Sound REFERENCE RECORD
ステレオサウンド社から、ピンク・レディー『阿久 悠 作品集』がSACDシングルレイヤー+CDの2枚組で発売された。作品としては2008年3月にビクターエンタテインメントから発売された同タイトルのCDとジャケット・内容ともに同じだが、音源はすべて最良のアナログマスターテープから新規に起こされたデジタルマスターを使用。帯の「ピンク・レディー体験が変わる!」というキャッチコピー通りの快音盤に仕上がっている。
詳しくは本作ブックレットに掲載されたライナーノートをご一読いただきたいが、今回の制作にあたって〈最良のアナログマスターテープ〉として注目されたのが、当時発売された各種ベスト盤のLPカッティ...
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名盤ソフト 聴きどころ紹介16/『谷村新司』『アリス』 Stereo Sound REFERENCE RECORD
マスターテープのサウンドにもっとも近い音で甦る<真実>のアリス
昨年ステレオサウンド社から発売された谷村新司の初めてのSACD/CDハイブリッド盤の音のよさには心底驚かされた。これは2017年に発売されてすでに完売となっているLP『ステレオサウンド アナログレコードコレクション 谷村新司』の全8曲に新たにソロの楽曲を3曲、アリスの楽曲を5曲追加した全16曲のオールタイムベスト的な編集盤で、マスタリングはアリス時代から谷村の録音制作に携わってきたミキサーズ・ラボの三浦瑞生氏が担当。
オリジナルマスターからSACD層用とCD層用それぞれに個別のマスタリングを行ない、「昴」「いい日旅立ち」「サ...
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名機「Hugo2」をネットワークオーディオ化 NASやスマホとの連携が素晴らしい! CHORD 2go
コードの2goは、単体DACであるHugo2にドッキングすることで同機をDAP化/ネットワークプレーヤー化
してしまう革新的な外付モジュール。弟モデルのMojoとPolyの関係性と同じで、大きくは
①マイクロSDカードに保存された音源を聴く
②WiFi接続(LANポートも装備)によりDLNA/Roon/エアプレイ経由でNASの音源やストリーミングを聴く
③ブルートゥース接続やエアプレイ経由でスマホの音源やストリーミングを聴く
といったことができるようになる。ネットワーク系の設定は専用のスマホアプリ「Gofigure」で行ない、音源の再生は、①②の場合は専用アプリのほか「MPD Playe...
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自宅テストでわかった。コンパクトでコストパフォーマンスが優れたTCL 32S515は使いやすいスマートテレビの決定版!
スマホでもPCでもなく「小型スマートテレビ」という新提案
テレビといえば、いまやインターネットに接続できるスマートテレビが一般的になりつつある。スマートテレビの普及によって、地デジやBS/CSデジタルといった従来の放送系コンテンツと、YouTubeやAbema TVのほかAmazon Prime VideoやNetflixなどサブスクリプション型の配信サービスを含むネット系コンテンツが横並びで楽しめるようになり、テレビの役割がグンと広がった。ひとつのコンテンツを通勤時はスマートフォンで、仕事の合間にはPCやタブレットで、帰宅したらリビングのスマートテレビで観る。そんなスタイルを実践してい...
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ハイレゾ対応のアクティブスピーカー、情感とストイックさのバランスが秀逸!「エアパルス A80 」
2004年設立のエアパルスは、英アコースティック・エナジーの創立者であるフィル・ジョーンズ氏がエンジニアチームのトップを務めている。そしてこのA80は、これまで氏が手がけてきたプロ用ニアフィールドモニターのノウハウが反映されたハイレゾ対応アクティブスピーカーだ。現物を見て、触ってみると、ペア約8万円という価格が恐ろしくお値打ちに感じられる。
18mm厚MDF材のエンクロージャーはいかにも頑丈で、ラウンドの加工も美しい。背面上部には楕円形のバスレフポートが設けられている。トゥイーターにはアルミニウム材のリボン型が採用され、ホーンロードによりハイスピードかつ透明感豊かな高域再生を実現するとい...
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インテリアになじむハイレゾ対応ワイヤレススピーカー LUXMN B-side arro studio collection S5
ラックスマンの新ブランド「LUXMAN B-side」の名前には、「B面」のほかに「Beside(そばに)」という意味も込められている。フランスのデザイン会社と組んだ「aaro studio collection」シリーズとして、ここで紹介するAmazon Alexa対応ワイヤレススピーカーのASC-S5ほか、プリアンプやワイヤレスサブウーファー、ワイヤレスアナログプレーヤーが近く発売される。創業100周年を5年後に控えた老舗メーカーながら、このセカンドライン・ブランドではミレニアル世代に寄り添った上質なオーディオを追求していくという。
正面には80㎜径ウーファーと25㎜径トゥイーターの...
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DENONが送り出す〝本気〟のサウンドバー 「DHT-S216」を自宅で使ってみた
ハイファイ機器を手掛けるサウンドマネージャーによる音づくり
サウンドバーがHiVi誌上でしっかり採り上げられることは少ないし、関心のある読者の方もそう多くはないかもしれないが、このDHT-S216はデノンのハイファイ機器を手がけるサウンドマネージャーが企画初期段階から関わった〝本気〟のサウンドバーだという。実売価格は2万3000円前後、パッと見はよくあるサウンドバーと何ら変わらない。そのパフォーマンスは評判通りなのか? 自宅の32型液晶テレビと組み合わせて、1週間ほど試用してみた。
ユニットは、25㎜トゥイーターと45㎜×90㎜楕円型ミッドレンジ、75㎜ウーファーを左右それぞれに1基ずつ...
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入門モデルと侮ることなかれ !! 価格以上のパフォーマンスを聴かせてくれた DENON 「DCD-600NE」&「DCD-600NE」を試聴レビュー
音楽の構造をしっかりと描く、驚きのコストパフォーマンス
デノンのCDプレーヤーDCD-600NEとプリメインアンプPMA-600NEは、同社「HiFiコンポーネント」の新世代(NEW ERA)シリーズとして2500/1600/800とラインナップを拡充してきたNEシリーズのエントリークラスに位置づけられる。と同時に、両モデルは型番こそ変わっているがデノンの誇るロングセラーモデル、DCD-755とPMA-390の実質的な後継機にあたる。DCD-755は2000年発売以降19年間で5回、PMA-390は1991年発売以降28年間で7回のモデルチェンジを繰り返しながら幅広い音楽ファン/オーディ...
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ELAC/アルケミーシリーズのDAC&パワーアンプ 純正コンビを試聴レビュー!
冷静なスタジオワークから熱のあるライヴまで
懐の深い再生能力を備えている
エラックのAlchemy(アルケミー)は、2016年に同社の傘下に入った米オーディオアルケミー社の代表、ピーター・マドニック氏の手がけるエレクトロニクス製品を送り出すために創設された新シリーズ。「手頃な価格でハイエンドオーディオのパフォーマンスを提供する」というオーディオアルケミー社のコンセプトを継承し、今後もエラック/オーディオアルケミーのダブルネームブランドとして時代のニーズに沿った製品開発を行なっていくという。
ここで紹介するDAC/プリアンプのDDP-2とパワーアンプのDPA-2は、それぞれオーディオアルケ...
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驚異的なコストパフォーマンスを実現した現代版ミニコンポ! マランツ「M-CR612」に驚かされた
INTEGRATED AMPLIFIER + CD PLAYER + NETWORK PLAYER
MARANTZ「M-CR612」
¥70,000+税
●定格出力:50W×2(6Ω、1kHz、THD0.7%)●接続端子:アナログ音声入力1系統(RCA)デジタル音声入力3系統(光×2、USBタイプA)、アナログ音声出力1系統(RCA)、サブウーファー用プリアウト1系統(RCA)、LAN1系統 他●対応サンプリング周波数/量子化ビット数:〜192kHz/24ビット(PCM)、〜5.6MHz(DSD)●寸法/質量:W280×H111×D303mm/3.4kg
CD再生、ストリーミング、Blu...
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洗練されたデザインと機能性を併せ持つ小さな巨人。 プライマーより注目の「15シリーズ」が登場
北欧スウェーデンのプライマーから、CDプレーヤーのCD15 PRISMAとプリメインアンプI15 PRISMAが発売された。モデル名にある「PRISMA」は、同社が開発したネットワークプレーヤー機能を指し、専用アプリによるスムーズな操作性でハイレゾファイルやストリーミングなど、今日求められるデジタルファイル再生を幅広くフォローする。ここでは両モデルの概要を整理するとともに、両モデル組み合わせた試聴インプレッションをお届けしたい。
伊藤隆剛
INTEGRATED AMPLIFIER
PRIMARE
I15 PRISMA
¥250,000+税
●最大出力:100W×2(4Ω)、60W×2(8...