執筆陣
ムジカノートの「S-STW201」は、スーパーツィーター。スピーカーシステムに組み合わせて、豊潤な表現力を得る
Super Tweeter
ムジカノート
S-STW201
オープン価格(市場想定価格¥60,000前後、ペア、税別)
●型式:圧電ハイル型ドライバー×2●インピーダンス:80Ω●感度:90dB●寸法/重量:W80×H79×D80mm/0.5kg●問合せ先:ヒノ・エンタープライズ TEL.06(6170)5731
高分子圧電ハイル型のスーパートゥイーター。これは圧電素子を強靭性の樹脂素材に用い、山谷型に織った振動板にて過渡特性と放射面積の両立を得る方式だろう。ここでは2カ所に開孔部を設けて、その楕円状の窪みでホーン効果を与えている。音圧の確保と水平指向性の改善を図ったのだろう。圧電方式は...
執筆陣
ニュープライムのCDトランスポート「CDT9」は、DACプリアンプ「DAC9X」を組み合わせて、緻密で豊かな音を奏でる
CD Transport
ニュープライム
CDT9
¥220,000(税別)
●デジタル出力:4系統(RCA同軸、TOS光、AES/EBU・XLR、I2S・HDMI)●アップサンプリング出力:TOS光〜96kHz、RCA同軸・AES/EBU・I2S〜768kHz(PCM)・〜11.2MHz(DSD)●ビット数:24bit●寸法/重量:W235×H55×D281mm/2.3kg●備考:仕上げは写真のシルバーのほかにブラックあり●問合せ先:フューレンコーディネート TEL.0120-004-88
D/Aconverter
ニュープライム
DAC9X
¥240,000(税別)
●デジタル入力:...
執筆陣
三栄電波の「アラルガンド・MINI PMA099S」は、0.8W×2出力のプリメインアンプ。快活な鮮明サウンドを楽しめる秀作
Integrated Amplifier
三栄電波
Allargando-MINI PMA099S
¥128,000(税込)
●出力:0.8W+0.8W(4Ω〜8Ω)●入力端子:LINE4系統(RCAアンバランス)●スピーカー出力端子:1系統(4Ω〜8Ω)●使用真空管:E88CC(JJエレクトロニック)×2、ECC99(JJエレクトロニック)×2●寸法/重量:W290×H180×D160mm(端子類含まず)/4.5kg●問合せ先:三栄電波(株)TEL.03(3253)1525
三栄電波「アラルガンド」シリーズの小出力アンプの多くは、2段直結型かその発展形が基本。ロフチンホワイト型の現代版...
執筆陣
アイオン「Spirit SEⅡ」は、KT150シングルの真空管インテグレーテッドアンプ。高純度にして高分解能。打音の躍動感をゆとりで再生
Integrated Amplifier
アイオン
Spirit SEⅡ
¥695,000 (税別)
●出力:15W+15W●アナログ入力:LINE3系統(RCAアンバランス)●デジタル入力:1系統(USB-B)●対応サンプリング周波数/ビット数:〜384kHz/32bit(PCM)、〜11.2MHz(DSD)●入力感度/インピーダンス:250mV/100kΩ●スピーカー出力端子:4Ω、8Ω●使用真空管:PCL86×2、KT150(Tung-Sol)×2●寸法/重量:W300×H230×D430mm/22kg●備考:価格はオプションのUSB DACモジュール(¥65,000、税別)含む。...
執筆陣
特集『トップガン マーヴェリック』再生大研究。美音はもちろん、爆音、轟音も強烈再生。尋常ならざる進化を遂げたソナス・ファベールSonettoシリーズ
【再生システム研究】緻密かつ濃密な感動音響をソナス・ファベールSonettoで体感
音楽先進国イタリアの栄光を背負った意匠と命名のスピーカーで知られるソナス・ファベール。特にデビュー当時は弦楽器の歴史的銘器を愛称としたシリーズが清涼にして芳醇、緻密にして洒脱な音の世界を醸成する能力を誇示し、オーディオ史に特筆されている。
時代は下って、この「音工房」と名付けられたメーカーは、木工キャビネットの立体的造形感を特徴とする小粋な工房作品風から成長して、大型フロアータイプをも積極展開してラインナップが充実。ヨーロッパ伝統の文化的資質を体現しつつ、現代的な応答性を得て幅広い音楽ジャンルへの対応能力...
執筆陣
ホルボーンの「PASSION」は、真空管と半導体を組み合わせたハイブリット型式のインテグレ―テッドアンプ。3次元的な音場を厚みと密度で鳴らしきる意欲作
Integrated Amplifier
ホルボーン
PASSION
¥1,600,000(税別)
●出力:70W+70W(8Ω)●入力端子:PHONO(MC)1系統、LINE4系統(RCAアンバランス)●入力感度/インピーダンス:0.5mV(PHONO)、0.55V(LINE)●使用真空管:PCC88(テレフンケン)×3●寸法/重量:W430×H101×D330mm/13kg●問合せ先:(株)ユキムTEL.03(5743)6202
ホルボーンは1992年に誕生したスイスのオーディオブランド。PASSIONは真空管と半導体を組み合わせたハイブリッド形式のインテグレーテッドアンプとなる。パ...
執筆陣
オランダ製の高品位ケーブル、シルテックの「クラシック・レジェンド380シリーズ」は、上位機種を継承する充実モデル。鮮烈な描写力を持ち、豊潤な音色が美しい
シルテックのクラシック・レジェンド380シリーズは、これまで一番人気のあったシルテック550シリーズの後継であり価格は据え置いている。ただし内容は進化していて、上位である680シリーズの要素技術を積極導入しているのが大きな訴求点だ。そもそも380シリーズは550シリーズよりも構造、音質、使いやすさなどのすべての点で向上させるという目標を掲げて開発したという。またUSBやLAN、デジタル同軸用などデジタル系ケーブルも用意していて、それはクラシック・レジェンド・シリーズではこの380シリーズのみの展開だ。
550シリーズからの変更点は、まず高純度銀導体の空隙に金を埋め込む独自のSilver-...
執筆陣
新開発デバイス搭載&普及価格の実現で、大画面の楽しみを訴求! ソニーのSXRDレーザー光源プロジェクター「VPL-XW7000」と「VPL-XW5000」を徹底検証【注目製品に肉薄 03】
ソニーのプロジェクターは、このところ最上位機に準じる価格帯にもレーザー光源化を推し進めてきている。その「VPL-XW7000」と「VPL-XW5000」が完成したということで、勇躍ソニー大崎の視聴室に出かけた次第。
SXRD 4Kプロジェクター:ソニー
VPL-XW7000 市場想定価格¥1,870,000前後
VPL-XW5000 市場想定価格¥880,000前後
●投写方式:SXRDパネル×3
●パネルデバイス:0.61型4KSXRD
●画素数:水平3,840×垂直2,160画素
●レンズ:XW7000=2.14倍電動ズームACFレンズ、XW5000=1.6倍手動ズームレンズ
●光源...
執筆陣
イヤーメンのD/Aコンバーター「Tradutto」は、コンパクトながら繊細かつ濃密な高分解能で、3次元的な音場が展開
イヤーメン(Ear Men)は2019年に発足した新進メーカー。アメリカ・シカゴに拠点があり、東欧セルビアのオーリスオーディオ(Auris Audio)の協力を得て、製造はすべてヨーロッパで行なわれている。このトラデュット(Tradutto)は、小型のデスクトップサイズのD/Aコンバーターだが、内容はすこぶる高水準だ。
D/A Converter
イヤーメン
TRADUTTO
オープン価格(実勢価格9万円前後)
●デジタル入力:3系統(USB、RCA同軸、TOS角型)、Bluetooth
●対応フォーマット:PCM768kHz/DSD512/DXD768kHz(USB、最大)、192kH...
執筆陣
シルテックのオーディオケーブル「クラシック・レジェンド」は、導体に銀と金の「合金」を採用する新モデル。一挙に純度が高まり情報密度が向上し、録音も生々しさが向上。既存のシステム全体を、まるで別世界に連れ去るよう
クラシック-レジェンド680(CLASSIC-LEGEND)シリーズは、シルテック製品の中核をなすクラシックシリーズの最新世代。その改良点については、①新開発のG9 Silver-Gold導体、②革新的なトリプルレイヤージャケット、③改良された超静音シールド、の3点が謳われている。
導体素材は銀と金による「合金」とのことだが、導体素材としては銀が本体であり、金は銀材料のクラック、隙間を埋める役割のようだ。今回は、「9Nを誇る純度」を維持しながらアニール(焼きなまし)技術を改良したという。導体自身がクラシック-アニバーサリー(CLASSIC-Anniversary)と比べて"最大2倍の太さ...
執筆陣
直熱3極管の味わいを愉しめるシングルアンプ。出力管300Bと2A3は無調整で差替え可能。アムトランス TU8900 TK ver.
本機はエレキットのTU8900を、アムトランスがTK=『管球王国』用にヴァージョンアップした完成品パワーアンプだ。300Bと2A3が無調整で差替え可能というのが最大の特徴。
本機にはアムトランス・ヴァージョンもあり、オリジナルの非オーディオ用カーボン被膜抵抗を1/2Wオーディオ用カーボン被膜抵抗AMRTに、また5Wのオーディオ用金属皮膜抵抗を採用。それと高音質オイルコンデンサーAMCYも採用して音質の向上を図っている。今回のTKヴァージョンは、抵抗をより大型の3/4W型に変更。5Wの金属皮膜抵抗とコンデンサーのAMCYは承前。さらにボリュウムをアルプス電気製に換装し、音量調整ノブを黒色に...
執筆陣
サウンドウォーリアのプリメインアンプ「SWL-T20」は、トーンコントロールとフォノEQを内蔵し、快適に音楽を楽しめる。セットモデルでは明快なヴォーカルと、ソロ楽器の陽性の表情を再現
まずは、製造元である城下工業の来歴を略記したい。1923年、長野県上田にて製糸業として創業。やがて電線事業、語学学習用ヘッドフォン、カセットレコーダー、CDプレーヤー、語学やコンピューターの学習教室システムなど、電気機器の製造にシフト。その輸出も盛んだ。2009年にはオーディオ用真空管アンプSW-T10を開発。そのシリーズ機全体で3千台を越える販売実績を上げている。 そして2013年、サウンドウォーリア(Sound Warrior)デスクトップシリーズを発表。最新のデジタルオーディオを含めたオーディオブランドとして、製品群を充実させて今日に至っている。
サウンドウォーリア
SWL-T20...