執筆陣
これぞ “ソニーらしい” ホームシアター新提案! ワイヤレスを活かしたサラウンドシステムやサウンドバーが、立体音響の歴史を変える:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート59
ソニーから、新しいホームシアターシステムとして、サウンドバー「HT-A7000」と、4台のワイヤレススピーカーから成るホームシアターシステム「HT-A9」が発売された。どちらもワイヤレス機能を搭載している点が特長で、HT-A7000は別売のワイヤレスリアスピーカー/サブウーファーを追加可能。HT-A9は4台のワイヤレススピーカーをベースに、ワイヤレスサブウーファーを加えることで更なるアップグレードもできる。今回はこの2モデルを麻倉さんに体験してもらい、そのインプレッションを語っていただいた。(編集部)
今日はソニー本社にお邪魔して、この夏の新製品サラウンドシステムを体験しました。サウンド...
執筆陣
5.1chをワイヤレスで楽しむ、オンキヨー「SOUND SPHERE」。クラウドファンディングで話題沸騰の新製品が、ホームシアターに革命をもたらす(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート58
クラウドファンディングで話題となった「SOUND SPHERE」。ワイヤレス伝送技術のWiSA(Wireless Speaker and Audio)を搭載したアイテムで、5.1chシステムが一番多くの支持を集めたという。前篇では、オンキヨーがWiSAを採用したいきさつについて企画担当者にインタビューを実施した。後篇ではより具体的な製品の仕様や、実際の音を聞いた麻倉さんのインプレッションをお届けする。(編集部)
麻倉 さて、クラウドファンディングの具体的な内容もうかがいたいと思います。まず今回のSOUND SPHEREはいくらで募集を開始したのでしょう?
渡邉 スタート時は5.1chシス...
執筆陣
5.1chをワイヤレスで楽しむ、オンキヨー「SOUND SPHERE」。クラウドファンディングで話題沸騰の新製品が、ホームシアターに革命をもたらす(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート57
今年3〜5月にオンキヨーが実施したクラウドファンディングが話題を集めた。ワイヤレス伝送技術のWiSA(Wireless Speaker and Audio)を使った「SOUND SPHERE」と名付けられた2.1ch/3.1ch/5.1chシステムで、初日に目標額を達成、最終的には20倍以上の支援を獲得している。実は、これまで日本ではこういったサラウンドパッケージは受け入れられにくいと言われていた。ではなぜ「SOUND SPHERE」はそこまでの支持を得られたのか? さっそくオンキヨーにお邪魔して、SOUND SPHERE誕生のいきさつを聞いた。(編集部)
麻倉 SOUND SPHERE...
執筆陣
最大96kHz/24ビットの高品質・非圧縮伝送を実現したWiSA。この注目技術はどんな発想、いきさつで生まれ、そのメリットは何か? 本国の責任者に直撃する:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート56
ワイヤレス伝送技術のWiSA(Wireless Speaker and Audio)が注目を集めている。5GHz帯域を使い、最大96kHz/24ビット、8チャンネルまでのオーディオ信号を非圧縮伝送する技術で、先頃オンキヨーが本技術を搭載した「SOUND SPHERE」のクラウドファンディングを実施し、予想を遙かに超える支援を集めたことも話題になった。今回は、そのWiSAがどのようにして誕生し、またどんな特長を備えているのかについて、WiSA LLCプレジデントのTony Ostromさん(リモートにて)と、サミットワイアレス バイスプレジデント竹原茂昭さんにお話を聞いた。(編集部)
麻倉...
執筆陣
ゼンハイザー「AMBEO Soundbar」は、サウンドバーの概念を変えたオールマイティなスピーカーだ。ハイファイからサラウンドまで縦横無尽に楽しんだ:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート55
ゼンハイザーから、新製品「AMBEO Soundbar」(アンビオサウンドバー)が登場、7月27日に発売される。同ブランド初のサウンドバーで、独自の3Dオーディオ再生技術「AMBEO」(アンビオ)が搭載されているのがポイント。実はこのAMBEOは数年前に技術発表されており、すでに世界市場では売られている。その意味では待望の日本デビューだ。今回は技術発表当時からAMBEO技術に注目していた麻倉怜士さんと一緒に、ゼンハイザージャパンにお邪魔してAMBEO Soundbarについて詳しくうかがった。対応いただいたのはコンシューマー セールスリーダーの柴田義紀さんと、コンシューマー マーケティン...
執筆陣
“変わらない” 高品位コントロールAVセンター マランツ『AV8805A』
以前から告知されていた通り、マランツはコントロールAVセンターAV8805の有償アップデートサービスの受付を開始した。HDMI基板の入れ替えにより、HDMI入出力を最新規格に対応させることがサービスの趣旨だ。これに合わせて、AV8805は生産終了となり、以後のモデルははじめから最新バージョンのHDMI基板を搭載した新製品「AV8805A」として展開される。ここでは、かねてからのAV8805ユーザーである麻倉怜士さんに改めてAV8805、AV8805Aの魅力を解説していただこう。元々、麻倉さんがAV8805を導入したのは2018年。Auro(オーロ)-3Dへの対応と、何より「従来機よりも遙...
執筆陣
ANALOG DEVICES IS BACK! 半導体のリーディングカンパニーが拓く、新しいオーディオビジュアルの世界とは:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート54
4K、8K映像やHDRなど、最近のオーディオビジュアルでは高品質な映像フォーマットが数多く登場している。そして、それらを伝送するための規格として、HDMIの重要性が日に日に増している。そんな中、半導体メーカーのANALOG DEVICES(アナログ・デバイセズ)が、アメリカINVECAS(インベカス)社のHDMI事業を買収、オーディオビジュアル・ソリューションを、フルラインナップで提供すると発表した。アナログ・デバイセズといえば、SHARCプロセッサーのサプライヤーとしてオーディオビジュアルファンにもよく知られる存在だ。そんな同社がHDMIの分野でどんな展開を考えているのか? さっそく麻...
執筆陣
NHK「技研公開2021オンライン」は興味深い研究が満載! 私が注目した4つのテーマを深掘りした(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート53
6月30日(水)まで開催中の「技研公開2021オンライン」では、オーディオビジュアルファン注目の研究発表が多数紹介されている。前回の連載ではその中から麻倉さんが注目したふたつの技術を紹介した。後篇となる今回は、さらにふたつのテーマについてお届けする。ひとつはフレキシブル有機ELパネルを使った没入型VRディスプレイで、もうひとつは発光素子として使う量子ドット技術だ。どちらも近未来のディスプレイシーンを変えるかもしれない、重要な研究だ。その詳細を、紹介する。(編集部)
<テーマ3> 未来の没入型VRディスプレー
技研公開で毎回話題を集めているフレキシブル有機ELパネルを使った応用例だ。見てい...
執筆陣
NHK「技研公開2021オンライン」は興味深い研究が満載! 私が注目した4つのテーマを深掘りした(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート52
NHKでは6月30日(水)まで「技研公開2021オンライン」を開催している。「技研公開」は東京・砧のNHK放送技術研究所で毎年開催される最新技術発表の場として、ファンも多いイベントだ。今年はコロナ禍の影響もあり、実際の展示やイベントではなく、オンラインのみでの発表となった。その内容もオーディオビジュアルファンには興味深いものが多く並んでおり、オンライン公開であっても一見の価値があるものばかりだ。
だがオンライン発表では気になった点について質問をすることもなかなかできない。今回、「担当者がどんな思いでその技術を研究しているかを、直接聞きたい」という麻倉さんの意向を受け、NHKに取材をお願し...
執筆陣
演奏が、どこでもドアを通ってやってくる!? WOWOWが “楽器の音を配信で届けて、送り先のホールの音で楽しむ” 再生実験を開催
WOWOWは昨日、東京・富ヶ谷のハクジュホールでピアノ演奏のマルチチャンネル収録に関する再生実験を開催した。
同社では、昨年10月にMQAやAURO-3Dを使った高音質配信実験を開催するなど、放送局という枠を超えて、マルチチャンネルをどのように楽しむかについて様々な取組みを行っている。
今回の実験はさらに一歩進んだもので、ステージ上に置かれたピアノの実際の演奏と、それを録音してマルチチャンネル再生した場合で、リアルなピアノの音がどの程度再生できるか比較試聴しようというものだった。
具体機には、ハクジュホールのステージ中央にグランドピアノを置き、それを取り囲むように11本(マイクオブジェク...
執筆陣
“まさしくベルリン・フィルの音が、した” 「デジタル・コンサートホール」でスタートした、ハイレゾ・ロスレス音声の効果を聴く(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート51
6月1日から、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の動画配信サービス「デジタル・コンサートホール」で、ハイレゾ・ロスレスによるコンテンツ配信がスタートした。前篇では麻倉怜士さんに、ご自身のホームシアターで4K映像とロスレス音声を体験してもらい、その素晴らしさを紹介していただいた。それを踏まえ、配信の音を聴いて麻倉さんが気になった点について、ベルリン・フィルに質問を送ってみた。対応してくれたのは、ベルリン・フィル・メディア 技術部門ディレクターのマルクス・フォルヒナーさんと、同クリエイティブ・プロデューサーのクリストフ・フランケさんのおふたりだ。(編集部)
前篇はこちら →
麻倉 デジタル...
執筆陣
“まさしくベルリン・フィルの音が、した” 「デジタル・コンサートホール」でスタートした、ハイレゾ・ロスレス音声の効果を聴く(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート50
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が提供している動画配信サービス「デジタル・コンサートホール」で、ハイレゾ・ロスレス音声によるコンテンツ配信がスタートした。従来はロッシー圧縮のAACが使われていたが、6月1日からはロスレス圧縮のFLACも採用されている。48kHz/24ビットクォリティでのスタート(後々は96kHz/24ビットも配信予定)だが、AACからFLACになることで、配信される演奏の印象はどう変化するのか。ベルリン・フィルの現地にも度々足を運んでいる麻倉さんに、その違いを体験してもらった。(編集部)。
ベルリン・フィルの「デジタル・コンサートホール」は、2009年にスタートし、今...