執筆陣
芯のある音の真っ当なピュアオーディオ製品 パイオニアA-40AE/A-10AE
フォノ入力からデジタル入力まで多彩に対応する
パイオニアのエントリー プリメインアンプ
最近のパイオニアはステレオ・オーディオ機器のラインナップが充実している。近年のアナログレコードの復興が関係していると思うが、ユーザーにとっては選択肢が増えてうれしい限り。
今回紹介するA40AEは、パイオニアのプリメインアンプとしてはエントリークラスにあたる製品だ。本機はA30の後継機で、およそ6年ぶりの新製品となる。今回は型番を30から40としたことで、同社としては「それ相応のグレードアップを施した」との思惑があるのだろう。
エントリークラスの製品だが、パイオニアの思想でもある「ダイレクトエナジー」...
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パイオニア「UDP-LX500」速攻レビュー:待望の国産ハイクラスUHD BD対応プレーヤーの実力は?
この価格帯でこれでだけのクォリティはお買い得!
4月に突然発表されたこの記事は、オーディオビジュアル趣味とする方にはまさに吉報であっただろう。その後、HiVi6月号でスクープ記事が掲載され、新たな国産Ultra HD Blu-ray(UHD BD)対応ユニバーサルプレーヤーのハイエンドモデル登場に期待が高まっていた。そして、昨日8月23日正式にパイオニアから「UDP-LX500」が発表された。なお、発売日は9月下旬で、価格は¥185,000(税別)だ。
UDP-LX500は現在発売されている製品の中でも、数少ないUHD BDを再生できる高級ユニバーサルプレーヤーだ。同じクラスのモデルの売...
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【レビュー】上質かつ滑らかなサウンドを堪能。MrSpeakersの静電型ヘッドホン「VOCE」の音は紛れもなくハイエンドだ
今回はエミライが扱う、MrSpeakers(ミスタースピーカーズ)のヘッドホン「VOCE」(MRS-VC-20)を紹介したい。本機は前回紹介したスタックスと同じ静電(コンデンサー)型のヘッドホンで、想定市場価格は39万前後と製品セグメントとしてはハイエンドな部類に入る。
MrSpeakersは2013年にアメリカのサンディエゴでダン・クラーク氏によって設立された、ヘッドホン専業の新興オーディオメーカー。独自技術の開発に熱心で、多くの特許も取得しているのが強みだ。2015年の日本上陸以来、高音質ヘッドホンブランドとして知名度を広げつつある。現時点でのライナップは7製品(厳密に言えば仕様違い...
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一度聴いたら虜になる! STAXの静電型ヘッドホン「SR-009S」は、繊細で原音に忠実な魅惑のサウンドだった【SSOレビュー】
今回のステレサウンドオンラインレビューは、STAX(スタックス)から4月に発売された開放型のイヤースピーカー(同社ではヘッドホンではなく、イヤースピーカーと呼ぶ。本稿では以降はヘッドホンで統一する)「SR-009S」を紹介したい。ヘッドホン好きのみならず、オーディオファンの間では『STAXと言えば静電型(コンデンサー型とも言う)ヘッドホン』と言われるほど有名。それもそのはず、同社は1960年に世界で初めて静電型ヘッドホンを世に送り出し、以来58年もの長きにわたって静電型ヘッドホンを作り続けている希有なメーカーなのである。
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サン・オーディオの「SVC-200 管球王国スペシャルヴァージョン」は、真空管の味わいと現代的な解像感を両立した名品だ
東京・秋葉原に店舗を構える、キットアンプメーカーのサン・オーディオ。真空管オーディオファンなら、一度は耳にしたことがあるだろう。サン・オーディオは、国内外で名高いトランスメーカーのタムラ製作所の代理店からスタートし、現在はオリジナルの真空管アンプキットや、特注トランスなどのパーツも扱っている。真空管アンプキットの開発、製作は30年近い歴史があり、国内外でもファンが多い。知る人ぞ知る名ブランドなのだ。
そんなサン・オーディオとステレオサウンドの季刊誌『管球王国』がコラボして誕生したのが、今回紹介する管球式プリアンプ「SVC-200 管球王国スペシャルヴァージョン」(以下、SVC-200管球...
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【速攻レビュー付】ヤマハ、MusicCAST対応製品「MusicCAST50」「MusicCAST BAR400」などを一挙投入。8月より順次発売
ヤマハから、同社が展開するネットワーク(有線LAN&Wi-Fi)を使ったミュージック再生規格「MusicCAST」に対応したワイヤレススピーカー「MusicCAST50」、「MusicCAST20」、ワイヤレスサブウーファー「MusicCAST SUB100」、サウンドバー「MusicCAST BAR400」が、8月より順次発売される。価格はいずれもオープン。詳細は下記を参照のこと。
「MusicCAST50」 オープン価格(想定市場価格¥60,000前後) 8月上旬発売
「MusicCAST20」 オープン価格(想定市場価格¥30,000前後) 8月上旬発売
「MusicCAST SU...
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エラックのアクティブスピーカー「AM200」は使ってみる価値あり。高レスポンスで明瞭、中低域の表現が魅力的
エラックの「AM200」は、アクティブタイプの2ウェイ・バスレフ型スピーカーである。本機はマルチアナログアンプ構成で電源部にトロイダルトランスを採用している。アンプモジュールにはTI製の「LM4780TA」が使われ、最大出力は80W。高域ユニットには上位パッシブ型機にも使われているJETⅤツイーターをあてがい、ウーファーは15cmアルミハイブリッドコーンを採用している。
入力ゲイン調整と設置状況によってフィルター特性の選択が可能で、XLR端子はフォーンプラグも使用できるコンボジャックを装備。背面の銘板にプロフェッショナル・アクティブ・モニターと書かれている通り、プロユースにも配慮した設計...