執筆陣
注目技術 “ミニLED” は、液晶テレビにどんな進化をもたらすか(2)「液晶の次も液晶」を提唱するシャープが目指す、革新の画質とは:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート61
シャープは今年6月の「第127期定時株主総会」で「miniLED 次世代ディスプレイ」の試作機を展示、技術発表を行った。4K/65インチのミニLED搭載機と従来モデルを並べ、それぞれの画質の違いを株主やマスコミの記者にアピールしていた。液晶テレビのリーディングメーカーとして数々の製品を送り出してきたシャープは、注目の新技術であるミニLEDをどのように捉え、どのように取り組んでいくのか? 今回は、同社幕張事業所の開発陣を訪ねた。(編集部)
麻倉 今日はよろしくお願いいたします。ミニLED搭載機の絵を拝見できるとのことで、楽しみにしていました。
上杉 スマートディスプレイシステム事業本部の上...
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注目技術 “ミニLED” は、液晶テレビにどんな進化をもたらすか(1)LGの新世代フラッグシップ「QNED」シリーズの進化を聴く:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート60
液晶テレビの画質を改善する提案として “ミニLED” が注目を集めている。従来よりも小型のLEDをバックライトに使うことで、部分駆動の分割エリア細分化やハロー(漏れ光)を抑え、コントラスト改善を実現できるというものだ。では実際にテレビメーカーはミニLEDにどのように取り組んでいるのか? 今回はミニLED搭載機を発表・発売している3社に、その取り組みについてインタビューを実施した。第1回は、既に製品を発売しているLGエレクトロニクスにお邪魔している。(編集部)
ミニLED搭載の「QNED」シリーズは、8Kから4Kまで合計4モデルをラインナップ
●QNED99シリーズ(8Kモデル)
86QN...
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QLED+Mini-LEDで勝負を賭ける!TCLのフラッグシップ4Kテレビ「65C825」徹底視聴
日本への本格参入を果たしたTCLの新モデル65C825は、なかなか力の入った4K液晶テレビだ。QLED方式のVA型液晶パネルは昨年のC815シリーズも採用していたが、バックライトに注目度の高いMini-LEDを採用したことが大きな特徴。このほかにも、BS/CS4Kチューナーの搭載や内蔵スピーカーとしてオンキヨー製サウンドバーを搭載。動画配信サービスについても、ネットフリックスやAmazon Prime Videoなどの国際的サービスのみならず、dTVやTVer、FOD、U-NEXT、GYAO!といった国内サービスにも対応するという充実ぶりだ。今回は、その65C825の画質・音質面での進化...