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ダイヤモンド製カンチレバーを搭載したカートリッジ、テクダス「TDC-01 Dia」が誕生! 3月14日から受注を開始する
ステラは、TechDASブランドの新製品として、ダイヤモンド製カンチレバー搭載フォノカートリッジ「TDC-01 Dia」を発売する。価格は¥1,540,000(税込)で、3月14日(木)より受注を開始、デリバリーは4月頃を予定している。
カンチレバーには現状で最適な素材であるダイヤモンドを使って、設計・開発が行われた。ダイヤモンドの特徴である音速と伝送性能を活かし、音溝に刻まれている情報をすべて拾い上げ、微小信号と強大なエネルギーを引き出した未体験のアナログ再生を実現するフォノカートリッジだという。
TechDASカートリッジの特徴である、3次元曲面で構成されたハウジング部にはチタンを採...
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アイレックス、リトアニアのフォノカートリッジブランド「AIDAS CARTRIDGES」の取り扱いを開始
アイレックス(eilex)は、8月1日よりリトアニアのフォノカートリッジブランド「AIDAS CARTRIDGES」製品の取り扱いを開始すると発表した。
AIDAS CARTRIDGESの創設者Aidas Svazas氏は、材料工学を学んだ金属の専門家で、長年金属加工会社勤務を経て1990年代にカートリッジ修理工房を設立。その経験から自身でカートリッジ製造を始め、2010年に現在の会社MB “8 MILIMETRAI"を設立し、同年初作品となる「AS-1」を作り上げた。その後2020年まで米国Virahiend社のカートリッジをODM製造していたが、ODM供給が終了した後の2021年に、...
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磁気回路が刷新されたMC型のARTシリーズ。 オーディオテクニカ AT-ART9XI,AT-ART9XA 2機種同時に発売
オーディオテクニカは、MC型フォノカートリッジの最高級ラインにARTの名称を冠している。本年6月に同社は2機種のARTを同時に発売した。両機ともART9Xのネーミングが共通で価格も15万円と同一。AT-ART9XIは従来のART9から刷新した鉄芯タイプのフラッグシップ機。型番末尾のIはアイアン=鉄芯を意味している。いっぽうのAT-ART9XAは、ART7からの大幅改良モデル。型番末尾のAはエアー(空気)で空芯を意味しており、非磁性のポリマーを巻き枠にしている。0.12mVの出力電圧だったART7に対して、ART9XAでは巻き枠を大型化することで0.2mVと大幅アップを実現。
両機とも発電...
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ミューテックのカートリッジ、RM-KAGAYAKI(耀)試聴。独創のヨークレス・リングマグネット構造をもつMC型。
音の立ち上がりが俊敏で、音像を立体的に構築。
複雑に織りこまれた音の深みが味わえる
ミューテックは神田榮治氏が立ち上げたフォノカートリッジのブランドである。彼はコイルの巻き枠に使われる磁性材のエキスパート(マリックの出身)でもあり、ミューテックではSS-μMという特別な合金を採用している。磁気回路はリング形状のネオジム磁石(なかでも強力なN50)のなかに発電コイルを配置する、一般的に磁石の前後にあるヨークを不要とした独創的な構造が特徴だ。
神田氏がご高齢ということから、このたびイケダのトーンアーム製造でも知られるアイテイ工業が技術を習得して、ミューテックのMC型フォノカートリッジを手掛け...