昨年末のBS4Kの放送開始を契機に、新製品が減少していたビデオレコーダーがにわかに活況を呈している。パナソニックDMR-UBX8060およびUBZ2060を除き、ランキング上位はいずれも4Kチューナー搭載の新製品となっている。特にパナソニックとソニーのニュー モデルは、4K長時間録画に対応した製品で、ユーザーのニーズをよく反映している
第1位:パナソニック DMR-4W400
オープン価格(実勢価格14万円前後)
4Kダブルチューナーに加え、4Tバイトの大容量HDDを搭載した4K対応ディーガのトップモデル。最大の注目点は、4K放送の長時間録画対応。録画モードは当初1.5 ~ 8倍(10モード)だったが、 4.5 ~ 8倍(6モード)と「おまかせ長時間録画」モード(8 ~ 12倍録画)がアップデートで追加予定だ。その実力だが、お勧めしたいのは2倍録画まで。特に1.5倍、1.6倍録画では見た目のフォーカス、 ノイズ感、階調性と、再エンコードの 画質ダメージが気にならない。(藤原)
第2位:シャープ 4B-C40BT3
オープン価格(実勢価格14万円前後)
AT3からBT3シリーズとなって4Kチューナーが全機種ダブルになった。またシャープは4K番組録画をTS記録するが、パナソニックなどTLV記録のディスクについても再生可能として間口を広げている。さらには4K→2K変換記録にて一般的なBDレコーダーで再生可能(※)。 4K放送録画中のUHDブルーレイ再生も可能にしている。(吉田)
※2019年末アップデート予定
第3位:パナソニック DMR-UBX8060
オープン価格(実勢価格24万円前後)
昨年の全録モデルUBX7060と顔つきはほぼ変わらず、寸法も同一。新しくなったのは、内蔵HDDが1Tバイト増えて8Tバイトとなり、写真や動画再生、音楽試聴等でスマホアプリとの連携操作がさらに多彩になった点。これら一連の「おうちクラウド」の機能強化により、家庭内サーバーとしての役割がいちだんと増したことが高評価につながった。(小原)
第4位:ソニー BDZ-FBT4000
オープン価格(実勢価格15万円前後)
BS4K放送のダブル録画や最大11倍の長時間録画を実現した4Kチューナー内蔵モデル。4K放送録画の機能強化に加え、番組表の表示速度の高速化も果たし、使いやすさも大きく改善した。人気の機能である、ドラマやアニメの1ヵ月前からの予約や自動録画なども、ぬかりなく4K放送に対応。従来の放送と同様に4K放送録画が快適に楽しめる。(鳥居)
第5位:パナソニック DMR-UBZ2060
オープン価格(実勢価格9万5000円前後)
ハーフコンポーネントサイズ、横幅215mmのボディにトリプルチューナーと2TバイトのHDDを内蔵したコンパクトレコーダー。この系列には現在4種類のバリエーションが存在するが、UHDブルーレイの4Kソフト再生ができるのは当機UBZ2060だけ。スマホとの連携を重視する「おうちクラウドディーガ」の、ちょっとした異色作だ。(高津)
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