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第6回シーエスフィールドオーディオショー @ H.A.L3のお知らせ
ハイエンドオーディオケーブル JORMA DESIGN製品などの輸入代理会社シーエスフィールドは、今週末にダイナミックオーディオ 5555で試聴会を行なうことになった。このイベントは、毎年行っていたものとのことで、コロナウイルス感染症蔓延防止のため、しばらくの間中止となっていたそう。なお、タクトシュトックとの合同試聴会も11月6日(土)15時から17時の予定で実施するという。詳細は以下のとおり。
第6回シーエスフィールドオーディオショー @ H.A.L3
(ダイナミックオーディオ5555 H.A.L.3主催)
日時
2021年11月6日(土)~11月7日(日)
デモ予定の出品製品
・LI...
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名盤ソフト 聴きどころ紹介27/『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番』『ワーグナー:ザ・ゴールデン・リング〜楽劇《ニーベルングの指環》』 Stereo Sound REFERENCE RECORD
ステレオサウンドがリリースする「オーディオ名盤コレクション〈クラシック篇〉」は、原則SACDとCDの2枚組。SACDは1枚の12㎝ディスクの中にSACD層とCD層を有したハイブリッドディスクではない、シングルレイヤー仕様である。
ハイブリッド仕様のSACDの場合、厚さ1.2mmの中に、レーザー光源側から見て0.1mmにSACD層、0.6mmにCD層が記録されている。読取り時のレーザー光線の波長が異なるため、干渉はないといわれているが、シングルレイヤーSACD盤とハイブリッドSACD盤を聴き比べると音の違いは確かにあって、質感描写のなめらかさや音場の見通しのよさでシングルレイヤーSACDが...
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名盤ソフト 聴きどころ紹介26/『ロッシーニ:弦楽のためのソナタ集(全6曲)、二重奏曲、パガニーニによせてひと言、涙』『ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》』Stereo Sound REFERENCE RECORD
オーディオのメインのメディアがレコードからCDに置き換わろうとした頃、その動きをもっとも支持したのはクラシック愛好家だった。それは単にヒスノイズやスクラッチノイズといったアナログ特有の問題がクリアーしただけでなく、ダイナミックレンジやS/Nの拡大、さらには盤を裏返したり、交換したりといった再生時の煩わしさから解放されたことも大きかった。
他方、SACDが今もこうして音のいいメディアとして重用されているのは、ひとえにクラシック好きのオーディオファイルの存在がこれまた無視できないと私は思う。12cmディスクメディアの世界的な市場縮小の中で、クラシックSACDはいまもってコンスタントにリリース...
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名盤ソフト 聴きどころ紹介25/『シナトラズ・シナトラ』『スウィング! シナトラ=ベイシー=クインシー』『マイ・ウェイ』 Stereo Sound REFERENCE RECORD
フランク・シナトラ(1915〜1998)は、20世紀を代表するエンターティナーのひとりだ。音楽ファンのみならずオーディオファイルからも愛されてきた、イタリア系アメリカ人の歌手である。かつて米国モービルフィデリティは、彼のキャピトル時代のアルバムを集めた豪華な16枚組ボックスLPセットを限定発売したことがある。
ステレオサウンドは、オーディオファイルを対象に高音質のSACDやCD、LPレコードを制作している。フランク・シナトラの作品は、昨年『シナトラ・ライヴ・アット・ザ・サンズ』のシングルレイヤーSACD+CDを第一弾としてリリース。ラスヴェガスのサンズ・ホテルズ&カジノでのライヴ(196...
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米国のPSオーディオ製SACDドライブ。意欲的な最新手法でデジタル音源を引き出し、純正組合せでは精密緻密な鮮度際立つ、濃厚かつ3次元的な展開
DMP=「ダイレクトストリーム・メモリー・プレーヤー」と命名したディスクトランスポートの後継機として登場したのがこのパーフェフェクトウェイブSACDトランスポートだ。ハイレゾオーディオファイル仕様を含むディスクドライブというだけでなく、前面のUSBスロットにて各種ハイレゾ音源にも対応。またHDMI端子によるIS(インターICサウンド)形式の信号出力も可能だ。
SACD/CD Transport
PSオーディオ PerfectWave SACD Transport ¥900,000(税別)
●再生可能ディスク:SACD、CD、CD-R、CD-RW、DVD-R、DVD-RW
●再生可能な音楽...
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「テレサ・テン名曲熱唱~没後25年目の真実~」再放送。その歌声は高品質なレコードやSACDでも楽しめます!
今年も、まもなくアジアの歌姫テレサ・テンの命日(5月8日)がやってくる。BS-TBSでは、その「テレサ・テン名曲熱唱~没後25年目の真実~」と題した特別プログラムを、2021年5月7日(金) よる9:00~10:54の約2時間にわたって再放送(初回放送は2020年5月8日)することになった。この番組では、生前のテレサの姿を収めた貴重な歌唱シーンやプライベートショットを交えながら、音楽プロデューサーでありテレサの日本の父とよばれた舟木稔氏や、最後の担当ディレクターだった鈴木章代氏らのインタビューを軸に、彼女のありし日の活躍や苦悩が克明に描き出される予定。
テレサ・テン名曲熱唱~没後25年目...
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名盤ソフト 聴きどころ紹介24/『Barbara Chante Barbara〜私自身のためのシャンソン/バルバラ』Stereo Sound REFERENCE RECORD
今からおよそ50年前、僕は高円寺のシャンソン・フレールという喫茶店で、初めてバルバラという女性シャンソン歌手の歌を聴いた。そのとき店でかかっていたレコードがこの『Barbara Chante Barbara〜私自身のためのシャンソン』だった。
このアルバムは1964年のリリースで、翌年フランスのACCディスク大賞(※)を受賞した名盤であり、65年には日本盤も登場していた。このレコードに聴くバルバラの歌声は、ひっそりとして深い悲しみを湛え、聴くものの心の奥深くまでスッと届く実に味わい深いもの。僕はすぐにこのレコードを購入して、繰り返し、繰り返し、擦り切れるほど聴いた。
※ACC(Acadé...
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先行リリースのアナログ盤に続き、SACDシングルレイヤーでも発売! テレサの貴重なライブ盤です
1982年、香港のクイーン・エリザベス・スタジアムで行なわれたテレサ・テンの名ライブ録音が、先行してリリースされたアナログ盤2作品に続き、Single LayerSACDとCDの2枚組としてそれぞれ製作され、2月11日、いよいよリリースされました。
この2タイトルのSACD(SSMS-046/047とSSMS-048/049)に収録された全24曲は、先行発売されたアナログ盤と同じく、かつてポリドールが「永遠の歌声~テレサ・テンvol.2中国語曲のすべて」と題してリリースしたCDアルバムに収録されている楽曲を、大変良好なコンディションで保管されていたアナログ・マスターテープから全曲新たに製...
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ヤマハNS-3000でステレオサウンドのソフトを聴いた!【動画】
ステレオサウンドオンライン YouTubeチャンネルのレギュラー番組「感動JUST MEET」 今回配信するのは、昨年秋、ヤマハから発売されたプレミアムなスピーカー、NS-3000をフィーチャーした内容。この話題の新製品で、ステレオサウンド制作の高品質音楽ソフトを聴いてみよう、というのがテーマです。
ヤマハの「NS」といえば、数々の名スピーカーを生んできた名門シリーズ。NS-1000M、NS-10M、そして近年のNS-5000。NS-3000は、その最新作として、新旧オーディオマニアの間で今、もっとも熱い視線を集めている注目製品のひとつです。
そんなあこがれの系譜を背負って誕生した最新ス...
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マランツ SACDプレーヤーSACD30n、プリメインアンプMODEL 30。新外観と磨かれた技術が共存するマランツ30シリーズ
マランツのオーディオ製品というと、中央に丸窓があったり星形の通電表示灯があったりするけれどむやみに飾らず、ちょっと古風にしてあか抜けた意匠が身上だ。その外観が大きく変わり型番系列も変わった「30」シリーズが登場した。左右対称配置の安定感と有機EL表示窓の大きさに特徴があり、両脇の干渉縞風の光彩模様は工芸品の印象を与える。しかも、最新の技術要素を小ぶりの筐体にたっぷり注ぎ込んだ意欲作なのである。
しっかりと物量を投じた
本格派SACDプレーヤー
まずはSACD 30nから。SACDドライブを搭載したプレーヤーであり、各種ハイレゾ音源、圧縮音源のネットワーク再生、またディスクからの再生が可能...
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オーディオ評論家 山之内 正(やまのうち ただし)氏が推薦する、クラシック高音質SACD7作品【動画】
オーディオ評論家 山之内正氏のリスニングルームからお届けするリポートの後編では、2020年にこのリスニングルームで聴いて、印象のよかったクラシック音楽ソフト(SACD)を紹介していただきます。
その演奏のどこが素晴らしいのか? 高音質の秘密は? さらに担当レコーディングエンジニアの個性や近年の仕事ぶりまで交えてのディスク紹介は、ステレオサウンドならではの内容です。
巣ごもりの年末年始、このディスクレビューをご覧いただき、クラシックの名演奏・名録音にじっくりと耳を傾けてはいかがでしょう。
YouTubeの動画説明欄には、今回紹介している7作品について、その詳細が記述されているサイト、もし...
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オーディオ評論家 山之内 正(やまのうち ただし)氏の リスニングルームから【動画】
今回、リスニングルームを訪ねたのは、ステレオサウンドをはじめとするオーディオ専門誌や、WEBサイトで健筆を振るう山之内 正氏。自らコントラバスを演奏し、著名なアーティストが名を連ねる海外の演奏会へ鑑賞の旅に出るなど、主にクラシック音楽をこよなく愛する、今、注目のオーディオ評論家のおひとりです。
自宅ではホームシアター&マルチチャンネル、ここでご紹介するリスニングルームでは、シンプルにステレオ2ch再生を満喫するという、うらやましいオーディオ環境を手にしている山之内氏は、いったいどんなスタンスで音楽に向き合っているのでしょう。
今回はその前半として、2ch専用のリスニングルームについて、...