執筆陣
【OTOTEN2019リポート】音のいいアナログレコードは、こうして作られている。アナログレコードファン必聴のセミナーに、来場者も満足してくれました
D棟 D5ホール
去る6月29日〜30日に開催された「OTOTEN2019」に於いて、ステレオサウンド社もオーディオ専門誌セミナーを開催しました。
今回のテーマは「アナログレコードができるまで」。株式会社ミキサーズラボ ワーナーミュージックマスタリング カッティングエンジニアの北村勝敏さんを講師に迎えて、現代のアナログレコード制作がどのように行なわれているか、動画・図説などをまじえながら解説していただいています。
最近のオーディオ界で大きなムーブメントとなっているアナログ盤。オーディオ愛好家の心と耳を捉えて離さないレコードだが、しかしそのディスクがどのようなプロセスを経て製造され、手元に...
執筆陣
【OTOTEN2019リポート】G404のオーディオテクニカは、新製品AT-OC9Xシリーズ5モデルを同じ曲で聴き比べるプログラムを実施
G404 オーディオテクニカ
実に11回にものぼる連続試聴会はオーディオテクニカ史上初。さまざまな切り口から沢山のカートリッジを比較試聴できる貴重な機会となった。
とくに、MC昇圧トランス「AT-SUT1000」、トーンアームケーブル「AT-TC1000」とともにEXCELLENCEシリーズを構成するMCカートリッジ「AT-ART1000」を聴ける機会は稀。コイルをスタイラスチップの真上に配置したことで、カンチレバーの素材や長さの影響を受けず純粋に振動のみを発電の要素にしようという狙い通り、生々しい描写が来場者を驚かせた。なお、好評のEXCELLENCEシリーズには今後も新たなカテゴリー...
執筆陣
【OTOTEN2019リポート】G503のファルコンは、進化したスピーカーシステムを展示。G507、アイレックスブースでは、ふたつのイタリアスピーカーブランドに注目
G503 ファルコン
Falcon Labのオムニ・ダイレクション・スピーカーの特徴は、独自のマルチウェイユニット配列と、中高域のドライバーから放射された音を拡散するオムニ・リフレクション・ホーンと呼ぶウェーブガイド(拡散板)、円筒型エンクロージャー等が相まって360度の音圧指向特性を獲得している点にある。
今回のデモンストレーションでは、高域のプレゼンス改善を狙ってトゥイーター上部のウェーブガイドにマイナーチェンジを施して登場。目視でも従来の凸型から凹型に変更されたことがわかる。なお、従来の凸型ウェーブガイドも引き続き入手可能で、購入時に選択できるという。
会場では、2009年のブラン...
執筆陣
【OTOTEN2019リポート】OTOTEN2019では、海外ブランドも多く展示。エラックの「Archemy Series」やESDの巨大ホーンシステムに驚いた
G402 エラック
G402に設置されたエラックブースに、興味深い新製品が並んでいた。「ELAC Archemy Series」と書かれた3つのモデルで、フォノプリアンプの「PPA-2」(¥160,000、税別)、DAC/プリアンプ/トランスデューサー「DDP-2」(¥420,000、税別)、パワーアンプ「DPA-2」(¥250,000、税別)というラインナップだ。
これは先のミュンヘンハイエンドショーで展示されていたシリーズで、先頃エラックの傘下に入ったオーディオアルケミーの技術を継承した製品となる。そこにはオーディオアルケミーの創始者であるピーター・マドニック氏も参画していたようで、...
執筆陣
【OTOTEN2019リポート】G407ソニーブースでは、製品開発の裏側を語る講演会が人気。G602テクニクスブースではDJパフォーマンスも登場
G407 ソニー
G407のソニーブースはふたつの空間に分けられている。その左側はスクリーンを備えたイベントスペースになっており、同社技術者による製品解説や、製品(ウォークマンやリニアPCMレコーダーなど)の歴史が紹介されていた。
取材陣がお邪魔したときは、インナーイヤホン「IER-Z1R」の開発に関するエピソードや苦労話が紹介されていたが、スクリーンに製品の構造図が映し出される度にそれを写真に収めたり、細かい仕様についてメモを取ったりしている参加者も目について、まるで技術勉強会のように感じられた。それだけ熱心なファンが多いということなのだろう。
ソニーでは昨年、市場想定価格95万円前後...
執筆陣
【OTOTEN2019リポート】JVCケンウッドはふたつのブースを設置。G410では7.1chを再現できる「EXOFIELD」を、D401ではウッドコーンシステムが体験可能
G410 「EXOFIELD」
本日(6月30日)まで東京国際フォーラムで開催中の「OTOTEN2019」。JVCケンウッドは、G410とD401のふたつのブースを設置、それぞれ内容の異なる展示を行なっている。
まずG410は、最近の同社製品で人気の高いイヤホン、ヘッドホンがずらりと並んでいる。その中でオーディオビジュアルファンに体験して欲しいのは、同社独自の頭外定位音場処理技術「EXOFIRLD」(エクソフィールド)だ。
「EXOFIELD」は、耳の中に小型のMEMSマイクをセットし、テスト信号を測定することで人によって異なる聴取特性を判別する。これによりオープン型・密閉型といったヘッ...
執筆陣
【OTOTEN2019リポート】11.2chの本格ホームシアターシステムはG505のヤマハミュージックジャパンで体験できる。完全入れ替え制なので、整理券を必ずゲット!
G505 ヤマハミュージックジャパン
「OTOTEN2019」では、メーカー各社の意を凝らした展示が並んでいる。中でもマルチチャンネルサラウンドが体験できる、ホームシアターシステムは常に人気が高い。
そのひとつとして、G505ブースでは、ヤマハのセパレートAVセンター「CX-A5200」+「MX-A5200」を使った11.2ch(7.2.4)システム体験会が開催されている。UHDブルーレイ再生機はパイオニア「UDP-LX800」、プロジェクターはJVC「DLA-X9R」という豪華な組み合わせだ。スピーカーはヤマハSoavoを使用。
試聴会は1回45分で、午前中は10:30〜、11:30〜...
執筆陣
【OTOTEN2019リポート】G605に、デノンの次世代フラッグシップ機が展示された! G608のマークレビンソン新型プリメインアンプ「No5805」も注目の的
G605 ディーアンドエムホールディングス
G605ブースにはデノンやマランツのほか、Bowers & Wilkins、DALI、Pro-jectといったインポートブランドも揃う。
Pro-jectのターンテーブル、カスタムインストールでの高評価のDALIなどが新作を披露する中、今回の注目をひとつ挙げるとすれば、型番すら公表されていないデノンの次代フラッグシップモデル(ここでは仮に『ModelX』と呼ぶ)だ。昨年のインターナショナルオーディオショウ以来登場しているが、この日も会場に来る間も惜しんでブラッシュアップされ、発売に向けた開発が本社川崎で進められているという。
「ModelX」は...
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【OTOTEN2019リポート】G409ブースにも注目モデルが勢揃い。MQA対応システムの試聴から、RME & ジェネレックの組合せ、トライオードの前方定位ヘッドホンまで
MQA Ltd.
新たなハイレゾ・フォーマットとして注目を集めるMQA。対応機器は着実に増加し、メジャーレーベルからも続々とMQA仕様での作品リリースや配信が相次いでいる。が、知名度や普及度は「これから」といえる。
今回の音展でも「まずはMQAの音を気軽に体験し、知っていただきたい」という展示内容となっている。用意されたコンポーネントは、MQA-CDの再生が可能なカクテルオーディオのマルチメディアプレーヤー「X45」など。
また昨今ではポータブル・デバイスにもMQA対応モデルが増えており、それらの中からソニーのウォークマン、アステル&ケルンの「A&futura」、オンキヨーの「DP-X1...
執筆陣
【OTOTEN2019リポート】G402の完実電気ブースは輸入製品を組み合わせたシステムも楽しめる。一方、G504ブースは『ガールズ&パンツァー』一色に染まった
G402 完実電気
完実電気は、ノア、ユキム、メルコシンクレッツ、デジタルストリーム、ハイ・ファイ・ジャパン、ボルトアンペアといった関連企業・取引のあるメーカーとともにG402ブースに出展。
取扱いブランドであるPSオーディオやRega(レガ)、ソナス・ファベール、ELAC、DSオーディオなどからコンポーネントを厳選、主役となるブランドをその都度変えながら終日に渡って試聴デモンストレーションを実施した。
取り上げられたコンポーネントも、ソナス・ファベールなどのスピーカーはもちろんのこと、Regaのターンテーブル、DSオーディオの光カートリッジ、DELAのミュージックライブラリー(HDDと...
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【OTOTEN2019リポート】ガラス棟B1Fでは、NHKの22.2ch体験コーナーやオーディオスタートコーナーをチェック。オーディオ入門体験もできる
本日と明日(6月29日〜30日)の2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムでオーディオとホームシアターの祭典「OTOTEN2019」が開催されている。
今年は、若い層にもオーディオに興味を持ってもらおうと、学生コンシェルジュによるガイダンスや、ホームシアターバーの体験コーナーなどの新しい試みが多く始まっているのが特長だ。StereoSound ONLINEでも、その注目ポイントを紹介していきたい。
NHK スーパーハイビジョン22.2ch体験
まずガラス棟B1ロビーで受付を済ませると、すぐ隣にNHKによるスーパーハイビジョン&22.2ch体験コーナーが準備されている。そのシステム自体は昨...