執筆陣
“やんちゃな悪ガキ”ニコラス・ツェーも不惑に。ドニー・イェンと久々の共演作は王道香港映画の壮絶アクション!【映画スターに恋して:第20回】
香港中に愛された巨匠、ベニー・チャンの遺作
『レイジング・ファイア』は、香港アクション映画好きには感涙の必見作。オススメ・ポイントは限りない。
まずは、ドニー・イェンとニコラス・ツェーが15年ぶりに“ガチ”で共演! “正義の警官”ドニーと“復讐に燃える元警官”ニコラスが繰り広げる死闘! 監督は香港アクション映画の巨匠ベニー・チャン! しかも8年ぶりに手掛けたお得意のポリス・アクションは、銃撃戦にカーチェイスはもちろん、大スケールの市街戦、激しい肉弾戦やナイフ・バトルなどなど。とにかく香港アクションの醍醐味がてんこ盛り! しかも繊細な人間ドラマの織り込みも巧みで、洗練された語り口。まさに「...
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【コレミヨ映画館vol.69】『キングスマン:ファースト・エージェント』歴史上の偉人、怪物が入り乱れる物語。「キングスマン」誕生の秘密を描く痛快作
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第69回をお送りします。今回取り上げるのは、世界を魅了した最強秘密結社<キングスメン>の誕生秘話を描いた『キングスマン:ファースト・エージェント』。歴史の教科書に出てきたアノ人たちが競って登場。痛快な一本に仕上がっています。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『キングスマン:ファースト・エージェント』
12月24日(金) 映画館だけで公開
『英国王のスピーチ』のコリン・ファースと、エルトン・ジョン...
執筆陣
【コレミヨ映画館vol.68】『レイジング・ファイア』ドニー・イェンVSニコラス・ツェー。ひさびさに香港映画の醍醐味を満喫できる痛快作!
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第68回をお送りします。今回取り上げるのは、香港を舞台に往年のノワール作の雰囲気を色濃く再現した『レイジング・ファイア』。久保田さん絶賛の男たちの生きざまをその目で、とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『レイジング・ファイア』
12月24日(金)TOHOシネマズ日比谷他 全国公開
『イップ・マン』連作で味わいのあるアクション・スターとして頂点を極め、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』な...
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【コレミヨ映画館vol.67】『世界で一番美しい少年』 『ベニスに死す』の美少年スターがたどった数奇な生涯
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第67回をお送りします。今回取り上げるのは、世界を魅了した“ある少年”の半生を描く『世界で一番美しい少年』。その心の内に秘められた思いとは? とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
世界で一番美しい少年
12月17日(金)より、全国順次公開
ルキノ・ヴィスコンティ監督の『ベニスに死す』という傑作ドラマ(1971年)をご覧になったことがあるだろうか。コレラが発生したことが伏せられ死に見入られた街ベニスを...
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【コレミヨ映画館vol.66】『GUNDA/グンダ』圧倒的な映像美。動物の瞳はなにを宿すのか。ネイチャー・ドキュメンタリーの革新作
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第66回をお送りします。今回取り上げるのは、ゆったりとした日常風景を切り取った『GUNDA/グンダ』。雄大な自然の中に身を委ねながら、とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『GUNDA/グンダ』
12月10日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ ほかにて全国順次ロードショー
母親(豚)のグンダと子豚たちが織りなす日々の生活。子豚たちは争って乳を吸い、グンダは大きな体躯を横にして...
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夭折の天才喜劇人ジョン・ベルーシを追った『BELUSHI ベルーシ』、貴重なプライベートの記録から浮かび上がる「栄光」と「苦悩」とは【先取りシネマ 第18回】
世間に衝撃を与えた、人気絶頂での訃報
ジョン・ベルーシは1982年の3月5日に33歳の若さで亡くなった喜劇人である。米国NBCのコメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」(ベルーシは1975~79年にかけて出演。番組は第46シーズンである現在も放映中)や、学園ハチャメチャ・コメディの映画『アニマル・ハウス』(1978年)で一躍人気者になり、ジョン・ランディス監督と組んだ『ブルース・ブラザース』(1980年)のヒットで、映画スターとしての地位を固めた。
時代もあったのだろうが、1970年代の中盤からドラッグに親しむようになり、やがて耽溺がひどくなって周囲を心配させる。それでもなんとか持ち直し...
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香港の巨匠アン・ホイ、弾ける笑顔とインディペンデント愛は今も変わらず。しみじみ感動作『花椒の味』もプロデュース【映画スターに恋して:第19回】
香港映画ファン歓喜! サミー・チェン&アンディ・ラウのコンビも見られる『花椒の味』
香港の銅鑼灣(コーズウェイベイ)で火鍋店を営んでいた父が急死。父と疎遠だった長女は、諸事情により父の店を継ぐが、父オリジナルの“花椒(ホアジャオ)の味”が出せなくて苦戦する。そんな長女を尋ねて、父の葬儀で初めて会った、それぞれ母親の違う2人の妹がやってきた。長女は香港、次女は台湾、末娘は中国・重慶で暮らしている……。
『花椒の味』は三姉妹の心模様を通して、香港・台湾・中国=3つの中国のいまのあり様もさり気なく浮き彫りにしていく。3都市の特徴的な風景をエモーショナルに映し出す美しい映像にため息をつきつつ、考...
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【コレミヨ映画館vol.65】『最後の決闘裁判』真実はどこにある? 見終わっても様々な解釈に惑うこと必至の1作
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第65回をお送りします。今回取り上げるのは、中世の実話をベースにしたという『最後の決闘裁判』。リドリー・スコットの描く傑作ミステリー。果たしてその結末は?とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『最後の決闘裁判』
10月15日(金)公開
14世紀のフランス。権力と地位を求めて戦う騎士ジャン・ド・カルージュ(マット・デイモン)の妻、マルグリット(ジョディ・カマー)が、宮廷から寵愛を受ける家臣のジャック・...