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トロイ・コッツァー製作総指揮。夢と声を奪われた少女の再生物語。『裸足になって』
『コーダ あいのうた』で、ろう者の俳優として初めてアカデミー助演男優賞を受賞したトロイ・コッツァーが製作総指揮を務める話題作が日本に上陸した。監督は『パピチャ 未来へのランウェイ』のムニア・メドゥール、主人公のフーリアにはアルジェリア出身のリナ・クードリが扮した。
舞台は北アフリカのイスラム国家、アルジェリア。フーリアはバレエダンサーを夢見て、日々の特訓にあけくれていた。が、内戦の傷も癒えず、治安のよくない中、彼女は男性とのとあるトラブルによって階段から突き落とされ、大ケガを負う。顔の包帯はとれたものの、脚のコンディションは戻らず、命の糧だったバレエも断念せざるを得なくなった。しかも、あ...