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タランティーノの監督第1作が、初公開から30数年を経て、デジタル・リマスター版でリバイバル上映
クエンティン・タランティーノの監督第1作にして、出世作となった古典『レザボア・ドッグス』がデジタル・リマスターのうえ、1月5日(金)から新宿ピカデリーほかにて劇場公開されることになった。
ジョーという男がリーダーとなって集めた、互いの素性を知らない6人の男たちを中心とする物語。彼らには「宝石店強盗」という目的があり、それに際して大いに気持ちを合わせる必要があった。だが、緻密に計画し、意気込んだはずだったのに、結果は思い通りにならず。命からがら集合場所に戻ってきた各人は、疑心暗鬼のかたまりと化していた。仲間割れだ。ここから始まる、残酷であると同時に、深いペーソスを感じさせる、一種の「処刑」...
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タランティーノ引退まであと1作……人にも映画にも愛される彼を追った“ファンミ”さながらの熱いドキュメンタリー映画が公開!【映画スターに恋して:第32回】
イイ奴! 大好き! 関係者たちが嬉しそうに語る素顔のタランティーノ
「長編映画を10作撮ったら、映画監督を引退する」と公言しているクエンティン・タランティーノ。そんな彼の映画人生をたどるドキュメンタリー『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』が制作されたのは、デビュー作『レザボア・ドッグス』(92年)から数えて9作目にあたる『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』と同じ2019年。そして待望の公開は、10作目『The Movie Critic』の撮影準備が始まった今年2023年だ。
このドキュメンタリーを見たら、長年のファンはもとより、例えば黄色いジャージ姿で暴れる『キ...