執筆陣
【2023東京インターナショナルオーディオショウ速報】ガラス棟5F リジェール/エレクトリ/日本音響エンジニアリング/協同電子エンジニアリング/アッカ
リジェール(G501)
●製品ジャンル:ターンテーブル
●ブランド名:SME
●製品名:MODEL 60
●価格:¥14,300,000(税込 HONEYCOMB)
●発売時期:発売中
リジェールブースでは、昨年に引き続いてのSME製品の展示に加え、今年はSFORZATOの製品を初出展。まさに、オーディオ創世記から続くアナログと、最新のデジタル機器の饗宴というデモとなっていた。音楽をゆっくり楽しんでもらいたいというコンセプトの下、同社が扱う各種機器を使用しての、アナログ、デジタルを織り交ぜた豊潤なサウンドが奏でられていた。
エレクトリ/日本音響エンジニアリング(G502)
●製品ジャンル...
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EMTのフォノイコライザーアンプ「EMT128」は、EMTカートリッジの能力を最大限引き出すための6本のサブミニチュア管を使用。密度感が抜群で油彩画のような色彩美を奏でる逸品
EMTトンテクニック(EMT tontechnik)は、2018年からEMTの業務を引き継いだスイスのハイフィクション社が手掛けている。主宰者のミッハ・フーバ氏はターレス・トーンアームを開発した才人であり、私はEMTの前途が輝かしいと信じている。ここで紹介するフォノイコライザーアンプのEMT128は、EMT製フォノカートリッジが秘めたパフォーマンスを最大限に発揮するために開発された製品。アルミニウムを切削加工して造られた堅牢な筐体は、正面から見ると横置きにしたスタイラス=レコード針の形状を想わせる。
EMT
EMT128
¥1,400,000(税別)
●入力端子:MC1系統(RCAアンバ...
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ファーストワットの最新パワーアンプ F8。期待に違わぬ鮮烈なサウンドがオーディオマインドを刺激する
独創的なアンプ回路の開発で知られる、アンプ設計の名手ネルソン・パス。そんな同氏のプライベートブランドともいえるファーストワットの最新パワーアンプF8をチェックした。
実は筆者、以前より同ブランドのアンプに強い興味を抱いていた一人。数年前に某所で聴いたSIT1を4台使用したJBLのエベレストDD66000の歪みのない圧倒的なサウンドを今でも鮮明に覚えており、いつかは自分のシステムにファーストワットのアンプを投入したいと考えていた。
話をF8に戻すが、本モデルは、高い評価を得ていたJ2の回路を改良した2ステージ構成のシングルエンドA級パワーアンプで、出力は25W+25W(8Ω)。東芝製の2S...
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音楽表現はプロ級の貫禄。MC型カートリッジ・EMT JSD Pure Black
JSD Pure Blackは、『管球王国』80号でリポートしたJSD S75の後継機である。後継機といってもマイナーチェンジ版と発表されていて、価格は据え置き。スペックも、ボディ構造の強化にともない自重が2g増したくらいで同等だ。実機をよくよく観察して発見したのは、カンチレバーとSFLスタイラスの結合法が変わったことである。旧タイプのそれを、筆者はまるで魔法のようと記した。新しいPure Blackはむしろオーソドックス。ホワイトサファイアのカンチレバー先端に孔をあけ、針先を深く植え込んである。振動質量がすこし増えたかもしれないが、感覚的には手堅く安心だ。
今回の試聴では待望の昇圧トラ...
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KRK SYSTEMS、コンパクトで大出力のニアフィールド用モニタースピーカー「CLASSIC5」を、7月3日に発売
エレクトリから、KRK SYSTEMSのニアフィールド用パワードスピーカー「CLASSIC5」が7月3日に発売される。価格はオープンで、想定市場価格は¥16,000前後(1本)。
CLASSIC5は、50Wの出力を持つモニタースピーカー。搭載ユニットは、5インチウーファーと、1インチトゥイーターの2ウェイ仕様。入力端子もバランスXLR、TRS、アンバランスRCAを装備するなど多彩であり、高域・低域のレベルコントロールを独立して調整可能なため、使用する環境に合わせてサウンドを好みにコントロールすることができる。
CLASSIC5の主な特徴
・最適化されたウェーブガイドを備えたソフトドームト...