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「愛と戦闘のバレンタイン」演奏会を、4K映像とハイレゾ音声で配信。新日本フィルの次の取り組みを聞く(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート47
新日本フィルハーモニー交響楽団では、2月14日のバレンタインデーに「愛と戦闘のバレンタイン〜ふたりに贈るシンフォニー〜」と題した演奏会を開催、同時にリアルタイムでの配信も実施した。今回は文化庁の「文化芸術収益力強化事業」の一貫として開催されたもので、すみだトリフォニーホールでの演奏を4K映像と192kHz/24ビットのハイレゾで配信している。
前編では演奏会の舞台裏にお邪魔して、実際にどのようなシステムで収録やエンコードを行ったのかについて関係各位にインタビューをお願いした。そして後日、麻倉さんのホームシアターで演奏会のアーカイブ配信を視聴し、会場の雰囲気がどこまで再現できるかも検証して...
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「愛と戦闘のバレンタイン」演奏会を、4K映像とハイレゾ音声で配信。新日本フィルの次の取り組みを聞く(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート46
昨今のコロナ禍という情勢もあり、音楽配信が急速に充実している。そんな中、徐々にではあるが音質にも配慮したコンテンツが増えてきているのは、オーディオファンにとって嬉しいことだろう。そのひとつが、前回と前々回の本連載で紹介した、新日本フィルハーモニー交響楽団による取り組みだ。昨年11月の公演をマルチチャンネルで収録し、ドルビーアトモスと96kHz/24ビット/2chの2種類の方式で配信していた。
新日本フィルではそれに続いて、今年2月14日の特別演奏会「愛と戦闘のバレンタイン〜ふたりに贈るシンフォニー〜」(人数を制限した上で、観客を入れて実施)のハイレゾ配信にも取り組んでいる。収録は、すみだ...
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新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートを、ドルビーアトモスとハイレゾで配信! ワンランク上の体験を可能にした新たな取り組みとは(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート45
公益財団法人 新日本フィルハーモニー交響楽団は、文化庁による「文化芸術収益力強化事業」の支援を受け、すみだトリフォニーホールにて高品質に特化したふたつのシステムでコンサート収録を実施。ドルビーアトモス(U-NEXT)と96kHz/24ビット/2ch(Thumva)による配信を行った(どちらも2月8日で配信終了)。
配信コンテンツのインプレッションについては前回の本連載でも紹介しているが、それに続いて、今回の取り組みを実現した、新日本フィルハーモニー交響楽団とドルビージャパンのスタッフ、さらに録音を担当した深田 晃さんへのリモートインタビューも実施している。高音質配信に対し、それぞれの皆さ...
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新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートを、ドルビーアトモスとハイレゾで配信! ワンランク上の体験を可能にした新たな取り組みとは(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート44
公益財団法人 新日本フィルハーモニー交響楽団は、文化庁「文化芸術収益力強化事業」の支援を受け、すみだトリフォニーホールで高品質に特化したコンサート収録を行った。具体的には、新日本フィルの演奏会をハイレゾマルチチャンネルで収録し、その素材を元にドルビーアトモス音声と96kHz/24ビットの2ch音源を制作、ストリーミングサービスのU-NEXTとThumva(Live Extreme)で、音声内容の異なるコンテンツとしてそれぞれが配信するというものだ(どちらも2月8日で配信終了)。
今回はふたつの配信コンテンツを麻倉怜士さんのシアタールームで視聴し、それぞれのパフォーマンスを確認している。さ...
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ソニーの「AIによる音源分離」は、過去の名作に新しい魅力を与える。世界初の画期的技術はどうやって実現できたのか(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート43
MIPCOMオンラインで発表されたソニーの「AIによる音源分離」はオーディオビジュアル界に新しい可能性を提示している。前編ではその技術がどのようにして作られたのか、どんな仕組で音を認識しているのかを紹介した。後編では具体的な応用例や、今後の方向性について聞いている。インタビュー取材に応じてくれたのは、ソニー株式会社R&DセンターDistinguished Engineerの光藤祐基さんと、コンテンツ開発課ビジネスプロデューサー池田裕司さんのおふたりだ。(編集部)
※インタビューは2020年12月に実施しました
ソニーの「AIによる音源分離」は、過去の名作に新しい魅力を与える。世界初の画期...
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ソニーの「AIによる音源分離」は、過去の名作に新しい魅力を与える。世界初の画期的技術はどうやって実現できたのか(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート42
フランスで開催される国際コンテンツ見本市MIPCOM/MIPTVでは、毎年最新映像に関連した興味深い展示が行われている。StereoSound ONLINEでも麻倉怜士さんによるリポートをお届けしているが、2020年はリモート開催のため例年のような記事は紹介できなかった。しかしそんな状況でもオーディオビジュアル関連展示は数多くあった。そこで今回は、麻倉さんが注目したソニーの「AIによる音源分離」をクローズアップする。インタビュー取材に応じてくれたのは、ソニー株式会社R&DセンターDistinguished Engineerの光藤祐基さんと、コンテンツ開発課ビジネスプロデューサー池田裕司さ...
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音楽ライブ配信の高音質化は、2020年の大きなトレンドだった。WOWOWが実施した高品質配信実験が、その大きな可能性を明確に示している:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート41
2020年後半のオーディオビジュアル的注目事は、音楽ライブ配信の急激な充実だろう。コロナ禍の影響で大規模ライブが中止になったことを受け、多くのアーティストが配信ライブに取り組んでいる。当初は画質・音質的には“そこそこ”だったが、この10月以降は様々なクォリティ改善に向けた試みが実施されてきた。その最たるものがWOWOWによる高音質配信実験だ。10月6日にMQA、28日にはAURO-3Dを使った“世界初”の配信を実現、さらに12月8日には熱海市と共同で「3Dオーディオ体験会」も開催している。今回はそれらの取り組みのキーマンであるWOWOW技術局 エグゼクティブ・クリエイター/博士の入交英雄...
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40年来の聖子ちゃんファン、麻倉さんも大満足。U-NEXT『Seiko Matsuda 2020 "Romantic Studio Live"』は、なぜここまでの品質を実現できたのか:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート40
去る10月3日に配信サービスのU-NEXTで松田聖子さんのライブ『40th Anniversary Seiko Matsuda 2020 "Romantic Studio Live"』が配信された。デビュー40周年にして初のライブ配信とのことで、ファンの間でも大きな話題を集めていた。そんな快挙をオーディオビジュアル界きっての聖子ちゃんファン、麻倉さんが見逃すはずはない。ご自宅のシアターで至福の時間を過ごしたという(そのインプレッションはコラムを参照)。そんな高品質ライブ配信はどのようにして実現したのか、麻倉さんのシアターにU-NEXTの担当者をお招きして、詳細をインタビューした。(編集部...
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8K/48Gbpsの信号を、見事に伝送できた! スープラの新製品「SUPRA HD-8 HDMIケーブル」は、4K再生にもぜひ使って欲しい安心のメタル線である:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート39
HDMI2.1規格の登場を受け、8K対応を謳うHDMIケーブルが各社から発売されている。しかし48Gbpsという従来の2倍以上の伝送速度が求められるHDMIケーブルは物作りの面でもナーバスで、実際には8K動画が映らないといったケースもあるという。そんな8K対応HDMIケーブルの新製品として、スープラから「HD-8」がリリースされた。そこで今回は、スープラの輸入販売を手がけるサエクコマースの北澤慶太社長をStereoSound ONLINE視聴室にお招きし、麻倉さんと一緒にHD-8の実力を探ってみた。(編集部)
−−スープラから8K対応HDMIケーブル「HD-8」が10月下旬に発売されま...
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8Kの普及には、多方面での展開が欠かせない。そのために「手軽な8K制作環境」を実現します。アストロデザイン 鈴木社長インタビュー:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート38
9月末、麻倉怜士さんと編集部は東京・大田区のアストロデザイン本社にお邪魔した。その目的は本連載で毎年お届けしている、同社 代表取締役社長 鈴木茂昭さんへのインタビュー取材のため。恒例の「プライベートショー」がコロナ禍の影響で延期になってしまったので、単独で取材をお願いしたのだ。さらにもうひとつ、昨今注目を集めている8K対応ケーブルに関する検証もお願いしている。まずは鈴木社長が考える2020年の8K事情からご紹介したい。(編集部)
麻倉 お久しぶりです。普段なら毎年6月頃にアストロデザインさんのプライベートショーが開催されるのですが、今年は延期になってしまったので残念です。私は毎年楽しみに...