スマホを使った簡便かつハイスペックを両立した動画機能が普及しているが、優れた光学性能と使いやすい操作系をコンパクトにまとめ上げた高度なビデオカメラレコーダーの需要も根強い。ランキング自体は、パナソニックの4K/60p撮影対応機HC-X1500の連続ベストワンの獲得など、ほぼ前回同様の結果となっている
第1位:パナソニック HC-X1500
オープン価格(実勢価格20万円前後)
4K撮影対応パナソニック製家庭用カメラレコーダーの最高峰モデル。重量はそれなりにあるがその重さもちょうどいい。解像力の備わった映像はプロ用としても通用する高いレベル。ローライト時のS/N感にも優れているし色彩感も申し分ない。また内蔵のバッテリーでの長時間記録が可能なことも使い勝手を高めている。そしてぼくがもっとも重宝しているのが、オプションの専用ハンドルを介した外部マイクによる切れのいいサウンドを取り込めるハイレゾ録音である。(潮)
第2位:パナソニック HC-WXF1M
オープン価格(実勢価格15万円前後)
4K動画撮りカメラの正しい姿(?)といったらこれである。ポイントがふたつあって、まず片目のビューファインダーを備えること。もうひとつは、起動/停止の操作が親指でできることだ。この種の機材を半身で操る。それは自分の資産として4Kの高画質をもつことにほかならない。ウイルス禍の昨今も、被写体は意外に多く見つかる。(高津)
第3位:パナソニック DC-S1
オープン価格(実勢価格31万4000円前後、ボディのみ)
動画、静止画ともに高品位な映像再現を目指したパナソニックのミラーレスカメラ。35mmのフルサイズCMOSセンサーを採用し、解像力と階調性能を徹底して追求した結果、これまでにない深みのある映像の描写が可能になった。ダイナミックレンジの拡大により低輝度部におけるハイライトの表現にも力強さが宿っている。(潮)
第3位:ソニー FDR-AX700
オープン価格(実勢価格20万円前後)
もともと業務用4Kカメラの家庭用バリエーションとして登場したフラッグシップ・ハンディカム。1.0型の高速C-MOSセンサーに、ツァイスが誇るT*マルチコーティング・バリオゾナーレンズと7枚虹彩絞りをカップルした豪華モデルで、60iまでだが4Kの各種HLG記録も選べる多機能な高画質機だ。いわゆるマニア好みの定番製品。(高津)
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