執筆陣
『ちえみちゃん祭り2023』の14.1ch高臨場感音響ライブビューイングを鑑賞。配信ライブを臨場感豊かに楽しむ、新たな可能性を実感した:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート95
少し前のことになりますが、4月7日(金)に東京・有楽町朝日ホールで、『Chiemi Hori 40thプラス1 Anniversary Live〜ちえみちゃん祭り2023〜大阪公演』のライブビューイングが行われました。松竹グループ、日本デジタル配信株式会社による協創プロジェクトで、堀ちえみさんの出身地である大阪・堺市のフェニーチェSACAYで行われるコンサートを、全国5ヵ所の会場でライブビューイングするというものです。
中でも有楽町朝日ホールでは450インチの2K映像に加えて、高臨場感音響ライブビューイングとして14.1chスピーカーシステムを設置、通常の2chライブ配信では実現できない...
執筆陣
8Kテレビを買い替えたら、今まで以上に8K放送の素晴らしさを実感! 日本いちの8Kウォッチャー・麻倉さんが、お気に入り番組と気になる現状を語る:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート94
2018年12月にBS4K8K放送がスタートして既に4年以上が経過した。A-PAB(一般社団法人 放送サービス高度化推進協会)によると、2023年3月末で4K8K放送が視聴可能な機器の台数は累計1,595万台に達したという(4K8Kチューナー内蔵録画機、STB含む)。だがその多くは4K対応で、8K放送が視聴できるテレビの台数はまだ少ないし、レコーダーについては外付けHDDでの録画しかできないのが現状だ。
放送スタート直後から自宅に8Kテレビを導入し、日々チェックを続けてきた麻倉さんは、先般8KテレビをMini LEDバックライトモデルにリニューアル、8K解像度に相応しいハイコントラストな...
執筆陣
音楽を、因数分解的に楽しむという新提案。指揮者も演奏者もいない「無人オーケストラコンサート」は、音楽体験の新しい景色を拓いていく:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート93
指揮者も演奏者もいない「無人オーケストラコンサート」が3月末に横浜みなとみらいホール 大ホールで開催された。楽団員ひとひとりの演奏を個別のマイクで録音し、それを演奏時と同じ場所に置かれたスピーカーで再生することで、誰もいないステージから生演奏のような音を再現しようという試みだ。客席に座ったり、舞台上に上がったり……聴く位置や楽器による響きや音圧の違いを聴き比べられる、そんな特別な音響体験を目指したこのイベントに麻倉さんと一緒に参加してきた。今回は、その印象を語っていただく。(StereoSound ONLINE編集部)
去る3月25日、横浜みなとみらいホール 大ホールでとてもユニークなコ...
執筆陣
デジタル・ブレイク・アウトボックス「D.BOB」|BD、SACDを愛用DACで鳴らす便利ギアを自宅導入! 圧倒的な効能を日々満喫中<厳選アクセサリーチェック 自宅導入編>
HiVi2022年秋号で、GeerFab Audioのデジタル・ブレイク・アウトボックス「D.BOB」を取材し、ユニークな切り口に感心したが、よくよく考えてみると、これはうちのディスク再生環境のために開発してくれたようなものではないかと、思うに至った。「D.BOB」とは「デジタル・ブレイクアウト・ボックス」――つまりデジタル信号を分離/分配する機器だ。何を分離するかというと、映像信号と音声信号が融合して送られているHDMIから、映像と音声を分けて、映像はHDMIで、音声はS/PDIFの同軸・光端子からデジタル出力するのである。BDやUHDブルーレイのリニアPCM信号だけでなく、SACDの...
執筆陣
新世代ウォークマン「NW-ZX707」「NW-A300」は、 “数値では語れない音” を表現できる次元に達した。僅かな妥協も許さない開発陣の思いを聞く(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート92
ソニーのウォークマン「NW-ZX707」「NW-A300」シリーズの開発者インタビュー・後篇をお届けする。前篇ではNW-ZX707に搭載された数々の独自技術や、そこに込められた思いについてじっくりお話を聞いた。後篇では「NW-A300」シリーズにフォーカスを当てたインタビューを実施している。対応いただいたのは、ソニー株式会社 ホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ事業本部事業部 商品企画担当田中光謙さん、設計プロジェクトリーダー 佐藤朝明さん、音質設計担当 佐藤浩朗さんの3名だ。(StereoSound ONLINE編集部)
持ち運びやすいコンパクトサイズで、ハイレゾサウンドを十全...
執筆陣
新世代ウォークマン「NW-ZX707」「NW-A300」は、 “数値では語れない音” を表現できる次元に達した。僅かな妥協も許さない開発陣の思いを聞く(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート91
1月末にソニーから発売された、ウォークマンの新ラインナップ「NW-ZX707」「NW-A307」「NW-A306」が、いずれも市場で好評だという。昨年登場したフラッグシップモデルの「NW-WM1ZM2」やその弟機「NW-WM1AM2」で使われた様々な技術を継承し、カジュアルモデルという位置づけながら、優れた音質を実現しているからだ。そこで今回は、ソニー社内の通称「ウォークマンルーム」にお邪魔し、製品開発を手がけたソニー株式会社 ホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ事業本部パーソナルエンタテインメント事業部 商品企画担当 田中光謙さん、設計プロジェクトリーダー 佐藤朝明さん、音質設...
執筆陣
パナソニックの録画用BDディスク生産 “完了” で悩んでいるエアチェックファンに贈る! お宝番組を残すべきディスクはどれだ:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート90
1月末、パナソニックから録画用BDディスクの生産 “完了” が発表された。同社の録画用BD-RとBD-REの合計36モデルについて、全製品の生産を完了し、後継商品は予定されていないという。エアチェックファンの中にはパナソニック製録画用BDディスクの愛用者も多く、これからどのディスクを使ったらいいのかという “悲鳴” も多く上がっている。そこで今回は、ビデオテープ時代からエアチェック生活を続けている麻倉さんに、最新の録画用BDディスクをチェックしてもらった。(StereoSound ONLINE編集部)
今回のパナソニックの発表は本当にショックでした。同社のBDディスクは国内生産だったこと...
執筆陣
【麻倉怜士のCES2023レポートまとめ 2】今年のオーディオビジュアル注目トレンドがすべてわかる!
【麻倉怜士のCES2023レポート11】ほんとうに対話しているようなVR体験を提供する、キヤノンのVRコミュニケーションシステム「KOKOMO」 - Stereo Sound ONLINE
VRでの対話はアバターを通じて行うのが一般的だが、どうもいまひとつリアリティがない。アバターでない本物の相手の姿が見え、声が聞こえれば、VRヘッドセットを掛けていてもリアルな臨場感が得られるだろう。キヤノンUSAの、VRコミュニケーションシステム「KOKOMO」は、まさにそんな不自然を解消し、バーチャルなのだが、まるで目の前の相手と会話しているような気分にさせてくれる、VR対話ソリューションだ。
CA...
執筆陣
“ZE8000の音を初めて聴いた時はびっくりしました” 圧倒的な情報量を持った「8Kサウンド」誕生のいきさつを、開発者に聞く(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート89
圧倒的な情報量を持った「8K SOUND」を実現する、finalの完全ワイヤレスイヤホン「ZE8000」。前編では話題のイヤホンがどのようにして生まれたのかについて開発陣にインタビューを実施した。すると、ZE8000が目指すフラットな音のためには、ドライバーそのものから新しくする必要があったという話が飛び出した。後編ではその音づくりへのこだわりについて、より深くうかがっている。対応いただいたのは、同社代表取締役社長の細尾 満さんと営業部プロジェクトリーダーの森 圭太郎さんだ。(StereoSound ONLINE編集部)
●ワイヤレスイヤホン
Final ZE8000 ¥36,800(税...
執筆陣
【麻倉怜士のCES2023レポートまとめ 1】今年のオーディオビジュアル注目トレンドがすべてわかる!
【麻倉怜士のCES2023レポート01】3年ぶりに“リアルCES”に来た! 以前の活気を取り戻した会場から、最前線情報をお届けします。乞うご期待 - Stereo Sound ONLINE
2020年以来、3年ぶりのCESだ。1998年から毎年通っているのは、その年のオーディオ・ビジュアル、デジタルの動向が予見的に分かるイベントとして欠かせないからだ。
2021年と22年はコロナで渡航が叶わなかった。3年ぶりのCESは、元気だ。今日は開催前日のプレスデイだが、活気があちこちで感じられた。CTAの発表によると 今回は173の国や地域から3100社が参加、4,700社を超えるメディアが取材す...
執筆陣
【麻倉怜士のCES2023レポート19】パナソニックの2023年有機ELビエラ「MZ2000」シリーズは、最新世代の高輝度パネルを採用してさらなる進化を果たす
パナソニックは、毎年CES会場でヨーロッパ向けのビエラ新ラインナップを発表している。今回のCES2023でも有機ELビエラ「MZ2000」シリーズを展示、新パネルの搭載で輝度が向上している点などが注目を集めた。麻倉さんはCES会場で、パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社 副社長執行役員ビジュアル・サウンドビジネスユニット長 阿南康成さんと、ビジュアル・サウンドビジネスユニット 技術センター長の清水浩文さんにインタビューを実施、以下でその詳細を報告する。(StereoSound ONLINE編集部)
麻倉 今日はよろしくお願いいたします。私はパナソニックのプレスカ...
執筆陣
“ZE8000の音を初めて聴いた時はびっくりしました” 圧倒的な情報量を持った「8Kサウンド」誕生のいきさつを、開発者に聞く(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート88
final(ファイナル)から発売された完全ワイヤレスイヤホン「ZE8000」が注目を集めている。同社研究開発部門が発見した新たな物理特性を適用することで、「8K SOUND」と命名された圧倒的な情報量を持った音楽体験ができることをアピールしている。麻倉怜士さんも「8K SOUND」に感銘したひとりで、どのようにしてこの製品が生まれたか興味津々だったという。今回は同社代表取締役社長の細尾 満さんと営業部プロジェクトリーダーの森 圭太郎さんにお話をうかがった。(StereoSound ONLINE編集部)
●ワイヤレスイヤホン
Final ZE8000 ¥36,800(税込、ホワイト/ブラッ...