執筆陣
『ドント・スモーク・イン・ベッド/ホリー・コール』SACD/CDハイブリッド盤/ステレオサウンド オリジナルソフトの魅力を語る70
オーディオ機器評価のリファレンス音源。SACDらしい繊細な音でホリー・コールの名唱を再現
ジャズヴォーカルの金字塔、ホリー・コールの『Don't Smoke In Bed』は、私の仕事にはなくてはならないリファレンス音源だ。第1曲『I Can See Clearly Now』の冒頭を30秒ほど再生すれば、そのオーディオ機器の実力が立ちどころに白日の元に露わになるという恐ろしい音源なのだ。これまで数多くのリマスター版が世界のレーベルから発売されているが、このステレオサウンド版はどんなサウンドを聴かせてくれるのか。
Stereo Sound REFERENCE RECORD
SACD/CDハ...
執筆陣
『愛人/テレサ・テン』33 1/3回転アナログレコード&SACD+CD 2枚組シングルレイヤー/ステレオサウンド オリジナルソフトの魅力を語る69
S/N感抜群のLP、音像輪郭の生々しいSACDとCD。素直で丁寧な世界観に彩られた時代を飾った名アルバムを満喫
『愛人』のオリジナル発売はCDの加速度的な立ち上がりに沸いていた1985年。しかし発売当時のメディアはLPとカセットテープのみで、CDは生産されていない。当時のテレサ・テンの人気からすれば意外に思う。とは言うものの、僕はテレサ・テンのLPやCDは一枚も買っていない……。
Stereo Sound REFERENCE RECORD
LP 33 1/3回転&SACD+CD 2枚組シングルレイヤー『愛人/テレサ・テン』
(ユニバーサル ミュージック/ステレオサウンド)
LP SSAR...
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『哀歌-aiuta-/八代亜紀』SACD/CDハイブリッド盤/ステレオサウンド オリジナルソフトの魅力を語る68
ジャズとボサノバで鍛え上げた独特のグルーブ感。非演歌・八代亜紀のジャジーな魅力に溢れた1枚
「なみだ恋」、「雨の慕情」、「舟唄」と、日本の歌謡史に残るようなビックヒット曲が多いだけに、八代亜紀と言うと、どうしても大御所、演歌歌手のイメージがつきまとうが、彼女独特のビブラート、グルーブ感は意外なほどジャジーだ。
八代亜紀の歌手としての生い立ちを遡っていくと、なるほど、と合点がいく。15歳から地元のキャバレー、クラブで歌い始めているが、そのほとんどがジャズとボサノバ。その後、東京・銀座のクラブに活躍の場を変えるが、得意の楽曲は変わっていない。
Stereo Sound REFERENCE R...
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『BIG BAND SUPREME ~華麗なるビッグバンドサウンド~/角田健一ビッグバンド』SACD/CDハイブリッド盤&33 1/3回転アナログレコード/ステレオサウンド オリジナルソフトの魅力を語る67
全編新録音で臨むミキサーズラボ45年記念盤。情報量も音場のクリアネスも申し分ない仕上がり
ワーナーミュージック・ジャパンからリリースされる角田健一ビッグバンドの作品も、本作で遂に5作目。しかも制作に携わるミキサーズラボ創立45周年記念ということで、今回は全編新録音、2010年の『BIG BAND STAGE』に収録されていた2曲(①/⑩)は新たに編曲した2024年版で録音されている。その収録時のサックスとブラスセクションにノイマン製のビンテージ・マイクM49とU67を使うという贅沢なディレクションにも注目だ。
この2つのマイク、前者は1951年、後者は1960年の発売で、いずれも真空管式...
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『Contemporary Records Vol.2』SACD/CDハイブリッド盤/ステレオサウンド オリジナルソフトの魅力を語る65
名エンジニア・ロイ・デュナンの代表作を名手スティーヴ・ホフマンが忠実にSACD化
ジャズの名エンジニアとして、東海岸のルディ・ヴァン・ゲルダーと並び称されるのが、西海岸のロイ・デュナンだ。彼がハウスエンジニアとして活躍した「コンテンポラリー・レコード」の諸作は、リアルなプレゼンス感とナチュラルな声/楽器の質感とが相まって、オーディオ的な自然さと生々しさという点で音にうるさ方の人々から熱く支持されている。そうした背景もあって、ステレオサウンドから「Best Sound Selection」のボックスとして選りすぐりの5作品が発売されているのである。
デュナンの録音は、最小限の数のマイクでの...
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『over/オフコース』45回転アナログレコード&SACD/CDハイブリッド盤/ステレオサウンド オリジナルソフトの魅力を語る64
1981年発売とは思えない名録音の名盤。 張り裂けんばかりの心の叫びをリアルに実感
オフコースの代表作と言っていい9作目の名盤『over』が、SACD、45回転の高音質アナログ盤としてそれぞれステレオサウンドから発売された。どちらもオリジナルのマスターテープを使用し、選りすぐりの名機を使ってありのままの制作が行なわれている。特にアナログ盤はデジタル機材での処理を一切介さない徹底的にこだわった制作となっている。
Stereo Sound REFERENCE RECORD
LP 2枚組 45回転&SACD/CDハイブリッド盤『over/オフコース』
(ユニバーサル ミュージック/ステレオサウ...
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『We are/オフコース』45回転アナログレコード&SACD/CDハイブリッド盤/ステレオサウンド オリジナルソフトの魅力を語る63
時代を超えた傑作の真の姿が初めて聴けた。一生愛聴するにふさわしい仕上がりに感動
オーディオファイルは音質に優れたタイトルを後生大切にしている人種だ。そして、そのタイトルの音楽性が自身の音楽的価値観と重なれば、文句なしだろう。ステレオサウンドが手掛けたオフコース『We are』は45回転のアナログ盤とSACD/CDハイブリッド盤が発売されており、どちらもそんな存在になりそうなタイトルだと僕は思う。
オフコースは1967年から1989年にかけて活躍した日本のバンドで、『We are』はオフコース5人時代の最高傑作と評価する方も多い。オリジナルの録音は1980年で、ボズ・スキャッグスなどのサウ...
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『StereoSound REFERENCE RECORD/石川さゆり』SACD/CDハイブリッド盤/ステレオサウンド オリジナルソフトの魅力を語る61
石川さゆりの名唱を、録音し続けてきた名手・内沼映二。彼自身の選曲で選び抜かれた12曲がダイナミックに味わえる
名歌手・石川さゆり。その録音を長らく担当している名エンジニアの内沼映二氏。彼が録音した石川さゆりの数々の名曲の中から、彼女の歌唱力・表現力・声質を存分に味わえる楽曲を内沼氏自身が12曲選曲、フラットトランスファーで収めたSACD/CDハイブリッド盤が本作だ。
Stereo Sound REFERENCE RECORD
SACD/CDハイブリッド盤『StereoSound REFERENCE RECORD/石川さゆり』
(テイチクエンタテインメント/ステレオサウンド SSMS-07...
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いよいよ今週末! 京都オーディオフェスティバル。会場のみやこめっせでお待ちしています
↑株式会社ディバイン 社長 木村直樹氏(写真左)、株式会社ノア 社長 牧野文保氏(写真右)
いよいよ今週末! 2024年6月8日(土)、9日(日)の2日間にわたって、京都で待望の本格オーディオイベントが開催されます。
今回の動画では、その京都オーディオフェスティバル実行委員会のおふたりを、ステレオサウンド社へお招きし、今回のイベントにかける意気込み、会場のご案内、出展社、ブランドの紹介、そして具体的な内容について、存分に語っていただきました。
ご登場いただくのは、株式会社ノア 社長の牧野文保氏と、株式会社ディバインの木村直樹氏です。
このイベントには、ステレサウンドストアも参加させてい...