執筆陣
超短焦点プロジェクター向け耐外光スクリーン キクチ「Stylist SPB-UT」。色鮮やかでメリハリの効いた映像表現。テレビ感覚でリビング大画面を実現
昨今、家庭用テレビの大画面化が進み、最近では70インチを超えるような大画面テレビが手頃な価格で登場し、人気を集めている。反面、画質を重視すると、まだまだ一定の出費が強いられるし、搬入の制約で諦めざるを得ないケースも少なくない。
そこでお勧めしたいのが、プロジェクターとスクリーンによる大画面鑑賞だ。映画に限らず、ドラマ、スポーツ、音楽ライヴと、等身大で描き出される映像は、まさにスクリーン再生の醍醐味。特に手軽に使える様々なタイプの4Kプロジェクターが各社から登場したことで、家族が集うリビングでも100インチクラスの大画面投影が考えやすくなった。
ひとつ問題があるとすれば、それは部屋を暗くし...
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安定接続こそケーブルの真価!48Gbps対応の高性能を高信頼性で実現。コーズの最新HDMIケーブル3製品を自宅検証「PRS4 Passive」「PRS4 Active Optical」「Bravo」
2023年春、オーストラリアのメルボルンで創業し、香港に本拠を置くコーズ(Kordz)社から48Gbps(ビット/秒)対応の高品位ケーブル「PRS4」シリーズが登場した。このシリーズは0.5〜5.0mのPassive(金属導体)と10〜20mのActive Optical(光ファイバー)で構成され、すべての長さでHDMI2.1規格で定義された全機能に対応しているという。
ここではコーズの「モノづくりフィロソフィー」について改めて整理しながら、PRS4のPassiveと同Active Optical、そして同社製HDMIケーブルのフラッグシップに当たる「Bravo」(金属導体)のパフォーマ...
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「世界最高ノイキャン」を達成したソニー「WF-1000XM5」を聴く! 完全ワイヤレスイヤホンとして、充分満足できる音質だ:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート106
ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM5」が話題となっている。優れたノイズキャンセリング性能と音質で人気を集めた「WF-1000XM4」をさらに進化させ、「世界最高ノイキャン」(同社調べ)を達成し、音質や装着性にもとことんこだわった開発陣入魂のモデルだ。その「世界最高ノイキャン」はいかどほの効果で、肝心の音質はどのように進歩しているのか。本モデルに込められた思いの丈をじっくりうかがった。(StereoSound ONLINE編集部)
完全ワイヤレスイヤホン:ソニー WF-1000XM5 市場想定価格¥42,000前後
●使用ドライバー:8.4mmダイナミック、密閉型
●Blu...
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ナチュラルな音調はHDMIでも輝く!HDMI入力/HDMI ARCに対応し映像ソースにも万全対応。ラックスマン初のネットワークトランスポート「NT-07」登場
テレビの音を高音質化する方法は、AVセンターを使った本格的なAVシステム、あるいは設置のしやすいサウンドバーが主流ですが、ここに来てプリメインアンプを始めとしたオーディオ製品にHDMI端子を装備して、シンプルな接続かつ高品位なテレビ音響再生の実現を目指したHDMI対応オーディオコンポーネントが増えています。ここでは、HDMI接続に対応した注目の最新製品をピックアップ、オーディオ製品としての基礎体力はもちろん、テレビとHDMI接続した際の実力について細かくチェックしました。(編集部)
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ホットで力感に満ちた音に夢中!オーラデザイン創業35周年記念で復活。傑作プリメインアンプVA 40の現代版を聴く Aura「VA 40 rebirth」
HiVi視聴室のラック上段に置かれているのを見て、思わず「懐かしい……」とつぶやいたオーラのVA 40 rebirth。本機は来年創業35周年を迎えるオーラデザインの記念モデルとして企画されたプリメインアンプである。
オリジナル機のVA 40は、英国のワーシングで1989年に誕生したオーラデザインのデビュー作。創業者はビルマ系英国人のマイケル・トゥー氏だ。同社は創業後まもなくB&Wの傘下に入り、その製品は7年間ブライトンで製造され、1996年に同ブランドはオーラデザイン・ジャパンに移管され、現在に至っている。
バブル景気全盛期に日本市場にお目見えしたVA 40は、多くのオーディオマニア、...
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これが伝統のダイナミックサウンド!ストリーミング再生、そしてHDMI接続でヤマハ伝統のHi-Fiサウンドが思う存分味わえる。Yamaha「R-N2000A」
テレビの音を高音質化する方法は、AVセンターを使った本格的なAVシステム、あるいは設置のしやすいサウンドバーが主流ですが、ここに来てプリメインアンプを始めとしたオーディオ製品にHDMI端子を装備して、シンプルな接続かつ高品位なテレビ音響再生の実現を目指したHDMI対応オーディオコンポーネントが増えています。ここでは、HDMI接続に対応した注目の最新製品をピックアップ、オーディオ製品としての基礎体力はもちろん、テレビとHDMI接続した際の実力について細かくチェックしました。(編集部)
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リッチでスペクタキュラーなサラウンド再生が想像/創作の音響世界に「血」を通わせる。これこそ一体型AVセンター魅力機 Marantz CINEMA 40の実力だ【HiVi流『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』最高再生術】
超弩級のセパレートAVセンターAV10+AMP10が話題のマランツ。しかしながら、その流れを汲んだ一体型機CINEMA 40の存在を忘れちゃいけない。11.4chプロセッシング対応9chパワーアンプを搭載したその高い完成度は、現状のAVセンター市場を見渡して、コストパフォーマンスという点で最もバランスの優れたモデルのひとつというのが私の認識だ。そこで今回は本機を使って『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のサラウンドサウンドを存分に楽しんでみたい。
本作のサウンドデザインは、いわばすべて想像/創作の上で成り立っている。その音にいかに“血”を通わせるかがAVセンターの重要な役割といえそうだ...
執筆陣
使い手自身の研鑽を要求するマランツの旗艦機の潜在能力は『映画のリアル』へと直結する。Marantz AVセンター「AV10+AMP10」【HiVi流『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』最高再生術】
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の魅力はリアルを極めた映像と音響によって舞台となる架空世界に現実感を与えていることだ。物語はシンプルで、アルファ・ケンタウリ系惑星ポリフェマスの衛星パンドラにやってきた人類と先住民族であるナヴィとの対立と抗争を描いているが、第2作で舞台を海とするのも、神秘の星パンドラの新たな魅力を体験してもらうためのものと言っていいだろう。
映画におけるリアルとは何だろうか。特に自分の好きなアクション映画に限定すれば、舞台が現実であろうが異世界であろうが、すべて架空のもので、いわば偽物だ。だからこそ現実を超えるリアリティを追求し続ける必要がある。フィクション作品がす...