執筆陣
【HiVi夏のベストバイ2021】パワーアンプ部門(3)〈100万円以上〉
第1位:ソウリューション 311
¥1,850,000+税
最近試聴したパワーアンプの中で特に印象に残っている1台。同社パワーアンプの中で価格的にもっともリーズナブルな存在だが、内容は充実している。電源部とアンプ回路を徹底的にセパレートし、さらに左右の信号を分けるデュアル・モノーラル・レイアウトの採用や、最上位機種の701、711で使用されているスイッチング方式の電源回路も投入される。低域から高域まで全帯域が躍動的で、魅力あふれるサウンド。(土方)
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第2位:オクターブ RE320
¥1,530,000+税
出力値は低くても高品位な音の直熱3極管アンプを愛でる真空管ア...
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【HiVi夏のベストバイ2021】パワーアンプ部門(2)〈50万円以上100万円未満〉
第1位:ヤマハ M-5000
¥900,000+税
ヤマハのホームオーディオ機器のデザインはいつの時代も洗練されている。スマートで機能的であり、いい意味でクールかつシャープ。レベルメーターを備えたパワーアンプは国内他社にも見受けるが、同社がその中でも独創性を放っているのは、細部のフィニッシュに伝統が感じられるから。サウンドはきわめてスムーズな吹き上がりという印象で、ここぞというところでパワフルに振る舞う。回路は特許のフローティング/バランスアンプ。(小原)
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第2位:リン AKURATE2200/1
¥600,000+税
コンパクトな200Wステレ...
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【HiVi夏のベストバイ2021】パワーアンプ部門(1)〈50万円未満〉
本ランキングでのパワーアンプ部門で選出される製品は、サラウンドシステムでの利用も想定されている。3ch以上の多チャンネルアンプ内蔵品や小型の製品が多いのはその理由から。AVセンターの内蔵アンプからのステップアップとして、フロントスピーカーのみ単体パワーアンプを使うということも考えられる
第1位:ベンチマーク AHB2
オープン価格(実勢価格39万8,000円前後)
プロ用のオーディオメーカーとして出発したベンチマークが作り上げた、横幅280mmのコンパクトなパワーアンプだ。THX社が開発したフィードフォワード・エラー訂正技術を取り入れ、クロスオーバー歪みの発生を抑えるとともに無駄な熱量の...
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【HiVi夏のベストバイ2021】コントロールアンプ部門(2)〈100万円以上〉
第1位:オクターブ HP700SE
¥1,900,000+税
外部電源方式の管球式プリアンプの傑作。オクターブ(独)のデビュー作はプリアンプのHP50(1986年)で、同社を主宰するアンドレアス・ホフマンは小信号を扱うプリアンプの設計が得意なのである。本機の緻密でしなやかなサウンドは出色で、どんなパワーアンプと組み合わせてもその魅力に魅了されるはず。オプションで用意されるフォノモジュールの音のよさにも驚かされた。2系統のバランス出力が加わったのが本機SEヴァージョン。(山本)
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第2位:ソウリューション 325
¥1,200,000+税
比較的コン...
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【HiVi夏のベストバイ2021】コントロールアンプ部門(1)〈100万円未満〉
音量調整、入力切替えを行なうためのコントロールアンプ(プリアンプ)が本部門の該当品。アナログ回路のみで構成される製品もあれば、D/Aコンバーターを内蔵している製品もある。HDMI入力までを備えるリンの「DSM」が多機能機の代表格で、その最上位モデルKLIMAX DSM/3が発表されたばかり。発売日の都合でランキングには登場しないが、こうした製品の存在感が増している
第1位:ベンチマーク LA4
オープン価格(実勢価格33万1,000円前後)
横幅220mmのコンパクトなプリアンプだが、HiVi2020年12月号でリポートした通り、じつに魅力的な音を奏でる製品だ。最大の特長は信号経路を完全...
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【HiVi夏のベストバイ2021】ネットワークトランスポート部門
第1位:オーレンダー ACS10
¥770,000+税
この夏、デザインの美しさと洗練された使い勝手、単体D/AコンバーターとUSB接続したときの音のよさに大いに感心させられた製品。16Tバイトの大容量ストレージを備えて自動CDリッピング機能を有し、組み合わせるDAC次第でDSD 22.4MHz&PCM 768kHz/32ビットファイル再生が可能。本格的なリニア電源回路、精密なオーディオ用二重絶縁LANポートの搭載が、この音のよさを引き出しているのだろう。専用操作アプリもじつによくできている。(山本)
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第2位:デラ N1A/3-S20
¥240,...
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【HiVi夏のベストバイ2021】ネットワークプレーヤー部門
ハイレゾファイルの再生を考えた場合、選択肢の多さで言えばUSBタイプB端子を備えたUSB DACの利用が有力となる。しかし、142ページからの特集でも紹介している通り、高機能・高音質を両立できるネットワークプレーヤーの存在にも注目したいところ。エソテリックからはN-05の後継機N-05XDが発表されたばかり。次期以降の躍進が期待される
第1位:カクテルオーディオ X45 Pro
¥800,000+税
CDリッピング機能を内蔵したネットワークプレーヤーで、最大の特徴は、ひじょうに多機能ということ。FMラジオ、プリアンプ機能のほか、なんとMM型フォノイコライザーアンプまでも内蔵し、レコードの...
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【HiVi夏のベストバイ2021】ディスクプレーヤー部門(3)〈50万円以上〉
第1位:デノン DCD-SX1 LIMITED
¥750,000+税
Vivid & Spaciousなフラッグシップサウンドのお手本を目指し、4年間におよんでカットアンドトライ検聴を積み上げたというSACD/CDプレーヤー。USB DAC機能ももちろん備えるが、これはひょっとしてディスク再生ファンのために忠義のかぎりを尽くした最後のサムライみたいなメモリアルマシンではないかと思う。今は昔の1970年代初頭、世界に類のないデジタル録音に挑み、商業化の道を拓いたデノンの心意気に触れるような1台。(高津)
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第2位:コード Blu MkⅡ + DAVE...
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【HiVi夏のベストバイ2021】ディスクプレーヤー部門(2)〈20万円以上50万円未満〉
第1位:デノン DCD-A110
¥280,000+税
デノン110周年記念モデルのSACDプレーヤー。DCD-A110でのモノづくりは「SX1 Limited」で始めた、ベースモデルの部品を変更する手法が中心だ。ベースモデルDCD-2500NEと聴き比べたが、圧倒的な差があった。音場の透明感が格段に向上し、低域の解像感も明瞭になった。音のキーワードは「稠密」だ。ヴォーカル音像が明瞭で、音の粒子が細かく、質感も緻密。音のエネルギーを濃密に凝縮したような愉しさがある。特別なモノづくりは、嚇々(かっかく)たる成果を上げた。(麻倉)
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第2位:テクニクス...
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【HiVi夏のベストバイ2021】サブウーファー部門
サブウーファー部門に大きな変化はないが、上位の序列に若干の変化が見られる。その理由は5位までに入らない製品に票が移っているから。6位のKEF KC62は独自技術の搭載により、「サッカーボール大」ながら強力な低音再生を目指したモデル。次期以降、さらに注目されそうだ
第1位:モニターオーディオ PLW215 II
¥700,000+税
音楽であろうと映画であろうと、本気で取り組むならホームオーディオは低音との闘いになる。なにしろ100Hzがおよそ3.3mにもなる長大な音波を、もっと小さいスピーカーでなんとかそれらしく音にしようというのだから。低音に投資し過ぎることなどあり得ない。この難題に折...
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【HiVi夏のベストバイ2021】スピーカー部門(7)〈ペア200万円以上〉
第1位:ソナス・ファベール Amati Tradition
¥3,600,000(ペア)+税
リュート型エンクロージャー、DADシルクドーム型トゥイーターと15cmミッドレンジをサブバッフルに取り付けるなど、近年の同社の手法を全面採用したハイエンド機。3.5ウェイ4スピーカー構成のダブルウーファーはスタガー動作になっており、そのコントロールが卓抜としていてワイドレンジなフルレンジスピーカーの如く感じられる。つまりマルチウェイユニットのヴォイシングがほぼ完璧と言えるのだ。弦楽や人の声の再現にはとにかく魅了される。(小原)
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第2位:ピエガ MASTE...