執筆陣
【HiVi夏のベストバイ2020】選考について
選考について
部門の選考を担当するのは、本誌をはじめとする各媒体で活躍中のオーディオビジュアル評論家11名。選考の対象部門は、冒頭の通り「ディスプレイ部門」と「AVセンター部門(3)」を省略することとなったため、48部門+サブカテゴリー2ジャンル。
その他の変更点は、「マルチチャンネルスピーカー部門」の「サラウンドシステム」部門への統合。これは5.1chマルチチャンネルなどのマルチチャンネルパッケージシステムの減少と、サラウンドを再生するサウンドバーの成熟を受けての措置である。何らかの「サラウンド」再生を志向し、高度に再生を実現するものを「サラウンドシステム」と再定義し、マルチチャンネル...
執筆陣
【HiVi夏のベストバイ2020】ポータブルデジタルオーディオプレーヤー部門(2)〈10万円以上〉
第1位:フィーオ M15
オープン価格(実勢価格15万円前後)
DACチップにAK4499EQを左右独立で搭載するのをはじめ、超高精度クロックの採用や完全バランス設計のヘッドホンアンプなど、高音質を徹底して追求した最上位モデル。情報量の豊富さ、高S/Nがもたらす音場の見晴らしのよさなど基礎体力の高さが実感できる音。ダイナミックでパワフルな鳴りっぷりのよさが気持ちいい。(鳥居)
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第2位:アステル&ケルン A&ultima SP2000
オープン価格(実勢価格48万円前後)
充実したラインナップを誇るアステル&ケルンの音楽プレーヤーにおける最高峰。SP1...
執筆陣
【HiVi夏のベストバイ2020】ポータブルデジタルオーディオプレーヤー部門(1)〈10万円未満〉
第1位:アステル&ケルン A&norma SR15
オープン価格(実勢価格9万円前後)
エントリー/ミドルクラスの定番モデルになりつつある本機は、斜めにレイアウトされたディスプレイが斬新なイメージを醸し出す。シーラスロジック製DACチップをデュアルで搭載し、Quad-Core CPUによって高精度かつハイスピードな処理能力を実現している点も頼もしい。192kHz/24ビットPCM、2.8MHz DSDのネイティブ再生に対応し、パフォーマンスは必要充分。ワイドレンジで高分解能なサウンドは、まごうことなきアステル&ケルンクォリティ。(小原)
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第1位:ソニ...
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【HiVi夏のベストバイ2020】ヘッドホンアンプ部門(2)〈20万円以上〉
第1位:コード Hugo TT 2
¥640,000+税
独自の「パルスアレイDAC」方式を採る小型高性能ヘッドホンアンプ、Hugoシリーズ最新モデル。進化したDACアルゴリズムは、98,304のフィルタータップ長と、片チャンネル当たり10エレメントを有する最新版。アルミ削り出しの筐体には豊富な入出力端子を備える。力強くて濃密、しかもなめらかで潤いのあるサウンドはコードならでは。じっくり聴き込むと超絶的な解像度を有しているのもわかる。やはり並みのヘッドホンアンプではない。(小原)
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第1位:マイテックデジタル BROOKLYN DAC+
オープン価格...
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【HiVi夏のベストバイ2020】ヘッドホンアンプ部門(1)〈20万円未満〉
第1位:コードMojo
オープン価格(実勢価格5万円前後)
独自のアルゴリズムによるD/A変換が特徴の、コード社のエントリーモデル。手のひら大のコンパクトサイズながらも、PCM最大768kHz/32ビット、DSD最大11.2MHzのネイティブ再生が可能で、800Ωのヘッドホンの駆動にも耐えるアンプを備えるなど、実力はきわめて優秀。音楽を解きほぐして描くかのような緻密さと、雄大なパワーを備えた音は圧巻で、このクラスでは圧倒的な実力を持つ。アルミ削り出しのボディも堅牢で質感も高い。(鳥居)
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第2位:マイテックデジタル LIBERTY DAC
オープン価格...
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【HiVi夏のベストバイ2020】ワイヤレスヘッドホン部門
第1位:パナソニックRP-HD610N
オープン価格(実勢価格3万3,000円前後)
Googleアシスタントへの対応、LDACおよびapt XHDコーデックのサポート、専用アプリ連携、ノイズキャンセリング機能の装備と、高度な技術・機能をこれでもかとばかりに投入したパナソニックの意欲作だ。どうしても機能的な先進性が注目されがちだが、本機の最大の魅力はそのサウンドにある。メリハリの効いた勢いのある聴かせ方で、スネアドラムが気持ちよく張り出し、重みのあるバスドラの響きが心地いい。(藤原)
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第2位:ダリ IO6
¥55,000+税
最近スピーカーメーカーの...
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【HiVi夏のベストバイ2020】ワイヤレスイヤホン部門
第1位:ノーブルオーディオ Falcon
オープン価格(実勢価格17,000円前後)
ノーブルのテクノロジーとサウンドクォリティを完全ワイヤレスで実現した驚愕のモデル。低歪みを達成した「Dual-LayeredCarbonDriver」を採用し、高分解能と立体的なステレオイメージをほどよくバランスさせたのには舌を巻く。低価格帯の完全ワイヤレス機の既成概念を覆す存在といって過言でない。連続再生時間も充分な長さだ。(小原)
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第2位:ライパーテック TEVI
オープン価格(実勢価格1万円前後)
音を聴き、デザインと仕上げのよさに感心して、価格を聞いてビック...
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【HiVi夏のベストバイ2020】ヘッドホン部門(3)〈10万円以上〉
第1位:デノン AH-D9200
¥195,000+税
軽くて、適度な剛性と吸音性を備え、固有のキャラクターが少ないといわれる「竹」(孟宗竹)をハウジングの素材に採用したデノンヘッドホンの最高峰モデル。50mm径のナノファイバー・フリーエッジ・ドライバーは姉妹機のAH-D7200から改良されて、その再現性はまったく別物。雑味を感じさせない鮮度の高いサウンドが特徴的で、ウッドベースが軽やかに躍動し、清々しい響きがストレスなく空間に拡がっていく。耳を包み込む装着感も良好。(藤原)
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第2位:ファイナル D8000 Pro Edition
オープン価格(実勢...
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【HiVi夏のベストバイ2020】ヘッドホン部門(2)〈5万円以上10万円未満〉
第1位:クロスゾーン CZ-10
¥90,000+税
電気的な処理ではなく、完全にアコースティックな手法によって、ヘッドホン再生特有の頭内定位の問題解消に取り組むクロスゾーンの第2弾製品。初代機のCZ-1に比べると劇的に小さく軽くなり、価格も半分以下に抑えられて、屋外でも使えるCZヘッドホンが欲しい、という要望に見事に応えてみせた。音の骨格を明確に描き出し、中低域が躊躇なく気持ちよく吹き上がる。スピーカー再生に通じる自然な定位、拡がりは唯一無二のもの。(藤原)
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第2位:デノン AH-D5200
オープン価格(実勢価格6万円前後)
上位機から継承したフ...
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【HiVi夏のベストバイ2020】ヘッドホン部門(1)〈5万円未満〉
第1位:ソニー MDR-M1ST
¥31,500+税
ソニーとソニー・ミュージックスタジオが共同開発したハイレゾ時代のモニターヘッドホン。外見はMDR-CD900STを継承したものだが、ケーブル着脱可、折り畳んで持ち運べるなど進化した点も多い。肝心の音は、ダイナミックレンジの広さと反応のよさが印象的で、音楽の躍動感をリアルに描き出す。音像の厚みも充分で、声の表情を上手に描く。モニターらしい正確な再現性だけでなく、音楽的な表現力を兼ね備えたモデルだ。(鳥居)
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第2位:オーディオテクニカ ATH-MSR7b
オープン価格(実勢価格2万3,000円前後)
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【HiVi夏のベストバイ2020】イヤホン部門(3)〈5万円以上〉
第1位:テクニクスEAH-TZ700
¥120,000+税
直径10mmのダイナミック型ドライバーの搭載は、ごく平凡な印象だが、ボイスコイル部に充填された磁性流体が大きなミソ。PEEK樹脂製エッジのハイコンプライアンス性能と相まって、振動板の正確な保持とリニアなピストニックモーションを実現した。チタン製ポートハウジングやマグネシウム・ダイカストのボディがその後ろ盾となり、たっぷりとしたエネルギー感と分解能の高さを両立。イヤホン新時代の代表格になるだろう。(小原)
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第2位:ファイナル A8000
オープン価格(実勢価格19万8,000円前後)
ステンレ...
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【HiVi夏のベストバイ2020】イヤホン部門(2)〈2万円以上5万円未満〉
第1位:ドゥーヌー DK2001
オープン価格(実勢価格3万7,820円前後)
ベリリウムダイアフラム(振動板)を奢った12.6mm径ダイナミック型ドライバーをはじめ、高剛性と軽量化を両立させたアルミマグネシウム合金ハウジングや、4芯の単結晶銅(OCC)に銀線を混合したケーブルなど、ここまで豪華な仕様で実売5万円以下はなかなか立派。総じて音の濁りが少なく、オーケストラの細かな響き、間接音を鮮明に描き出す。(藤原)
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第2位:アズラ ZWEI
オープン価格(実勢価格3万5,000円前後)
ZWEI(ツヴァイ)は、アズラ初の2ウェイ/デュアルバランスド・アーマチュア(BA)...