執筆陣
『汚れた英雄 4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray【HDR版】』が10月13日にリリース決定。新たに制作されたドルビーアトモス音声を初収録! 製作会見を含めた特典映像も解禁された
KADOKAWAは〈角川映画UHDプロジェクト〉の一環として、10月13日に『汚れた英雄 4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray【HDR版】』のUHDブルーレイを発売する。それに先駆け、特典映像ダイジェストも公開された!
『汚れた英雄』(1982)は、主演・草刈正雄×原作・大藪春彦という布陣で、天才ライダーの光と影を描いた華麗なるロードレースムービーだ。チャンピオンになるためなら手段を選ばない、華麗にしてダーティーな天才ライダーを草刈正雄が演じ、彼を取り巻く女性たちには、浅野温子、木の実ナナ、朝加真由美、レベッカ・ホールデンと、豪華女優陣が顔を揃えている。
本作のUHDブルー...
執筆陣
奇想天外な伝奇アクション時代劇『伊賀忍法帖』。4Kで甦った’80年代エンタテインメント作品の、最新作と見まごうばかりの鮮明な画調に驚く!
2026年に50周年を迎える“角川映画”をUHDブルーレイでリリースしていく「角川映画UHDプロジェクト」。これまで『戦国自衛隊』『蘇える金狼』『野獣死すべし』『化石の荒野』『友よ、静かに瞑れ』などが既に新たな4Kデジタル修復版として甦っている。
その最新作、第6弾となるのが『伊賀忍法帖』だ。劇場公開時はこれもまた人気作の『汚れた英雄』との2本立てで上映された1982年の作品である。原作は『魔界転生』の山田風太郎。監督は『戦国自衛隊』の斎藤光正。主演は同年、先に開催された「角川映画大型映画女優コンテスト」で50,000人(!)を超える応募者の中から選ばれた渡辺典子。本作が映画デビュー作だ...
執筆陣
“1950年代カラー作品最初期の色彩を求めて” 新たなグレーディングで4Kデジタル修復された『夜の河』に隠された、“当時のフィルムの発色” を探る試みとは
大映映画創立80周年企画として全国各地での開催が始まった「大映4K映画祭」。先行してスタートした東京、大阪、名古屋での上映に詰めかけた観客たちの評判や満足度も上々のようである。
今回の映画祭は上映される作品すべてのマスターに4Kデジタル修復版が選ばれているのが大きな特徴だ。手間暇をじっくりとかけられて劇場公開当時を彷彿とさせる姿で甦った4Kマスターの画や音を、映画祭での上映だけでなく、4K放送やパッケージ、デジタル配信などで既に体験済みの方も少なくないだろう。
『夜の河 4Kデジタル修復版』 ¥5,280(税込)KADOKAWA DAXA-5883
●1956年/日本/90分/カラー/2...
執筆陣
脂ぎった『蘇える金狼』と、クールな『野獣死すべし』。4K UHDブルーレイで見る松田優作作品は、当時の映画館体験を超える喜びを与えてくれた【フィジカル万歳 10】
ネットでの動画配信が主流になりつつある昨今、でもホームシアターで楽しむならやっぱりフィジカルメディア。実際に、ビットレートの有利さや細かな仕様、特典などでそのメリットを感じることも多いはず。本連載では、そんなディスクメディアをホームシアターで再生、インプレッションを紹介する。今回は松田優作主演『蘇える金狼』『野獣死すべし』の2タイトルを、酒井俊之さんにチェックしていただいた。
1970年代から80年代にかけて松田優作が主演したピカレスクロマンの人気作『蘇える金狼』『野獣死すべし』が「4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray【HDR版】」で登場。先にリリースされている『犬神家の一...
執筆陣
いま、時空を超えて甦る『戦国自衛隊』。ぬるま湯につかった平和な時代に放たれた青春映画の傑作【4Kデジタル修復版制作リポートその2】
『戦国自衛隊』4Kデジタル修復版制作リポート、前回の【映像篇】に続いて今回は【音声篇】をお届けしよう。
本作の音響面では大きなトピックがふたつある。その第一が4chステレオサウンド版の復元だ。この音声方式は1979年の劇場公開当時に一部の主要な劇場で採用されていた、サラウンド(フロントL/C/R+リア・モノーラル)トラックである。
『戦国自衛隊4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray【HDR版】』
¥18,480(税込、10月28日発売)
●DAXA-5873●本編138分+特典110分以上/4K Ultra HD Blu-ray+Blu-ray+特典Blu-ray+CD 計4...
執筆陣
いま、時空を超えて甦る『戦国自衛隊』。ぬるま湯につかった平和な時代に放たれた青春映画の傑作【4Kデジタル修復版 制作リポートその1】
市川崑監督による往年の名作『犬神家の一族』が4Kデジタル修復版で復活してから一年。またまたKADOKAWAから驚愕のニュースが届いた。数ある角川映画のなかでもとりわけ人気の高い1979年の劇場公開作品『戦国自衛隊』が4Kデジタル修復版として帰ってくるのだ。全編に渡ってエネルギーが漲る、まさに角川映画全盛期を代表する一作と断言しても異論は無かろう。
先の『犬神家の一族』4Kデジタル修復版が好評をもって受け入れられ、角川映画祭での上映に足を運んだファンも多く、UHDブルーレイも予想以上のヒットになったと聞く。『犬神家の一族』4Kデジタル修復版制作リポートの最終回でも触れていたように、筆者にと...