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L100を継承する2ウェイスピーカー・JBL L82 Classic。サイズから想像する以上の壮大な音が魅力
1970年代に発売されJBL創業以来の世界的ヒットモデルとなったL100 Century。これを現代の技術で解釈したのが、2018年末に登場したL100 Classic(以下、L100)だった。
L100は、今では少なくなった30センチウーファーを搭載する本格的な3ウェイ構成と、美しいモダン・ヴィンテージなキャビネットデザインを持ち、コアなオーディオファイルからインテリアに調和する本格派スピーカーを求めるユーザーまで幅広い層への訴求に成功し、2019年にはJBLの全スピーカーラインナップでもっとも売れたモデルとなった。
いっぽうで、このスピーカーを部屋に置きたくともスペースの問題から断念...
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豊かな表現力と高解像度で、あなたのリスニングライフは一層充実したものに
KS Digitalの特別試聴イベントが8月3日より開催
KS Digitalは、プロフェッショナル向けをメインに開発するスピーカー・メーカーである。ラインナップに共通するのは、同軸2ウェイ/DSP内蔵/パワードの3ポイント。中でも特筆すべきは、DSPに搭載したFIRTEC特許技術。デジタル処理を感じさせない音楽性の高いナチュラルなサウンドで、最新録音からアナログ・レコードまで、幅広い音楽ジャンルやその時代性を正確に再現する。
このKS Digitalスピーカーのポテンシャルを知る試聴イベントが、8月3日(月)からGINZA RECORDS & AUDIOにて開催される。試聴ソースは、す...
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中域の音の分離が聴きどころ シリーズ最大のブックシェルフ Q Acoustics SPEAKER SYSTEM 3030i
Qアコースティクスは2006年に創立された英国の新進スピーカーメーカー。傘下にゴールドリングやQED、グラド等、ディープなオーディオブランドが名を連ねるアーマー・ホームエレクトロニクス・グループの一員だ。日本には今から数年前に紹介された。
3030iはQアコースティクス製品の中核を担う3000iシリーズの最近作。先行発売されている3050i/3020i/3010iの3モデルに追加するかたちで、今春登場したコンパクトシステムである。合計4モデルのうち、トップエンドの3050iだけフロアスタンディング型なので、価格がそれに次ぐ当機はブックシェルフ型の新たな代表選手という位置づけになる。
コン...
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ハイレゾ対応のアクティブスピーカー、情感とストイックさのバランスが秀逸!「エアパルス A80 」
2004年設立のエアパルスは、英アコースティック・エナジーの創立者であるフィル・ジョーンズ氏がエンジニアチームのトップを務めている。そしてこのA80は、これまで氏が手がけてきたプロ用ニアフィールドモニターのノウハウが反映されたハイレゾ対応アクティブスピーカーだ。現物を見て、触ってみると、ペア約8万円という価格が恐ろしくお値打ちに感じられる。
18mm厚MDF材のエンクロージャーはいかにも頑丈で、ラウンドの加工も美しい。背面上部には楕円形のバスレフポートが設けられている。トゥイーターにはアルミニウム材のリボン型が採用され、ホーンロードによりハイスピードかつ透明感豊かな高域再生を実現するとい...
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量感豊かな低音と俊敏さを両立。ハイレゾ、そしてAV再生に最適 AIRPULSE「A80」
いまだからほしい。手の届くハイグレード“プラスワン”アイテム
これまで日本のオーディオシーンでは、スピーカーを駆動するパワーアンプ(あるいはプリメインアンプ)を別に用意して、システムを組むのが一般的だったが、昨今、アンプ内蔵のアクティブ型スピーカーが存在感を高めている。
もともと音楽を生業とするミュージシャンや、ミキシングエンジニアの間では、アクティブ型は至極ポピュラースタイルで、プライベートスタジオでも好んで使われるケースが多い。その理由は明快、使い勝手がよくて、音質的に優れているから。
アクティブ型スピーカーの場合、理想に近い駆動が可能なバイアンプ、あるいはトライアンプ方式を採用する...
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堅牢な密閉型エンクロージュアと高剛性振動板、米国マジコ流儀を凝縮させた小型2ウェイ機「A1」。 濃密かつ解像感に優れ、声色の自然さが見事
声色の自然さは見事、小型機とは思えないほどの臨場感で愉しませる
米国マジコのM3を愛用している私にとって、リーズナブルな価格帯で登場したAシリーズは嬉しい驚きだった。堅牢な完全密閉型エンクロージュアと多層構造の軽量かつ高剛性の振動板、そしてベリリウム振動板のドーム型トゥイーターといった各部の特徴と、解像感に優れた濃密な音の語り口など、いずれもマジコらしい特徴を備えていたからだ。
2ウェイ・ブックシェルフのA1は、製造完了になって久しい高級機Q1と似たようなプロポーションであるが、Q1のようなスタンド固定ではなく、置き方の自由度をアピールしている。本機の試聴にはマジコが推奨する米国サウンド...
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KRK SYSTEMS、コンパクトで大出力のニアフィールド用モニタースピーカー「CLASSIC5」を、7月3日に発売
エレクトリから、KRK SYSTEMSのニアフィールド用パワードスピーカー「CLASSIC5」が7月3日に発売される。価格はオープンで、想定市場価格は¥16,000前後(1本)。
CLASSIC5は、50Wの出力を持つモニタースピーカー。搭載ユニットは、5インチウーファーと、1インチトゥイーターの2ウェイ仕様。入力端子もバランスXLR、TRS、アンバランスRCAを装備するなど多彩であり、高域・低域のレベルコントロールを独立して調整可能なため、使用する環境に合わせてサウンドを好みにコントロールすることができる。
CLASSIC5の主な特徴
・最適化されたウェーブガイドを備えたソフトドームト...