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マーティン・ローガンが新たな輸入元を得て日本再上陸。まるでコンサートホールのサウンドを聴かせる「Classic ESL 9」、「Electro Motion ESL X」
ESL(エレクトロ・スタティック・ ラウドスピーカー=静電型スピーカー)を主力とする米国マーティン・ローガンの製品が、新たな輸入元を得てわが国に再上陸を果した。ここではESL XとESL9という新製品2モデルの概要とリスニング・リポートをお届けする。
固定電極に挟まれた極薄超軽量フィルムに高電圧をかけ、音楽信号に合わせてそれを振動させて平面波を前後両方向に放射する。これがESLの基本原理だ(電圧をかけるための電源が必要)。一般的なダイナミック型ドライバーに比べて、きわめてシンプルな仕組みで発音させることができ、反応の速い繊細なサウンドがその特長。基本原理の発明はふるく、1950年半ばに英...
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マーティン・ローガン、静電式スピーカーのハイエンドモデル「Classic ESL 9」を6月11日に発売。価格は130万円(ペア)
PDNは、マーティン・ローガンの静電式スピーカー「Classic ESL 9」を6月11日に発売する。価格は¥1,300,000(ペア、税別)。外装のフィニッシュで、ウォルナット、グロスブラック、ダークチェリーの3色をラインナップする。
Classic ESL 9は、同社Masterpieceシリーズのスピーカーで、幅23cmの静電パネルと、20cm径のデュアル・アルミコーン・ウーファーを組み合わせたハイブリッドモデル。
静電式スピーカーの肝とも言える静電パネルは、緩やかな曲面を作り出す「CLS技術」によってカタチ作られ、「MicroPerf固定子技術」にて広大な振動板の表面積を獲得して...