執筆陣
ネオジム磁石採用でデビュー作をリファイン。 プラタナス 3.0S
著名なMC型カートリッジのビルダーであり、自らプラタナスのブランドでフォノカートリッジを手掛けている助廣哲也氏。彼の最新作プラタナス3.0Sを紹介する。
本機はデビュー作のプラタナス2.0Sをリファインしたものと理解すればいい。アルミニウム合金製の中空テーパードカンチレバーに、特殊ラインコンタクト形状のダイア無垢針を組み合わせた鉄芯巻枠の発電系は共通する。発電回路は大型の後方ヨークで剛性を高めると同時に、異なるアルミ合金を組み合わせたボディも合理的。両者を比べると自重がわずかに軽くなり適応性を高めている。
プラタナス3.0Sは、本誌試聴室で聴いている。お馴染みのリファレンス・システムにエ...