執筆陣
フェーズメーションの “パッシブ・プリアンプ” 「CM-1500」を徹底検証。独得のS/Nのよさと、ナチュラルでストレートなサウンドこそ、この方式の大きな魅力だ
オーディオを始めたころ、スピーカーが最終的に音を出すものであることはすぐに理解できたけれど、アンプの役割が何であるのか、実はあんまりよくわかっていなかった。当時はアナログレコードの時代だから、フォノイコライザーアンプが必須で、その他にフラットアンプやら、トーンコントロールやら、パワーアンプやらと、調べていくと何やら様々なアンプがあるみたいで、ぼくのアタマにはハテナマークがしばしば浮かんだ。
ぼくのそのころのぼんやりとした理解では、前記したそれらの役割を全部統合したのがプリメインアンプ、フォノイコライザーとフラットアンプ等を搭載し音量調節をするのがプリアンプ(コントロールアンプとも呼んだ)...
執筆陣
直熱三極管WE300Bを双三極管6SN7でドライブする本格的な真空管プリメインアンプ、フェーズメーション「SA1500」を徹底吟味する。反応の鋭い鮮明な音で、声色の生々しさが印象的だ
ここで紹介するのは、直熱三極管300Bの特質を最大限に活かした本格的な真空管アンプ。昨年5月に独ミュンヘンで開催されたハイエンドショウ(HIGHEND2024)で初披露された、フェーズメーションの「SA1500」インテグレーテッドアンプである。音質に定評のあるプスヴァン(PSVANE)ブランドの直熱三極管WE300Bを双三極管6SN7でドライブする、完全無帰還回路が特徴の注目製品だ。フェーズメーションSA1500は、2024年の「ステレオサウンド・グランプリ」を受賞している。
真空管式ステレオ・インテグレーテッド・アンプ
フェーズメーション SA1500 ¥1,870,000(税込)
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iFi audio「ZEN」シリーズの第3世代機が近日発売。USB DAC/アンプの「ZEN DAC 3」とフォノイコライザー「ZEN Phono 3」がデビューする
トップウイングサイバーサウンドグループは、イギリスiFi audio「ZEN」シリーズの第3世代機として、以下の2モデルを発売する。どちらも近日予定だ。
●USB DAC/アンプ:ZEN DAC 3
¥39,600(税込、初回5,000台限定)、¥44,000(税込、初回分終了後)
●MM/MC対応フォノイコライザー:ZEN Phono 3 ¥46,200(税込)
ZENシリーズは、2019年秋の発表以降、同ブランド据え置きオーディオ入門機として定番機種となっている。日本国内では発売以降各機種を同一型番として扱われてきたが、コロナ禍による半導体不足などの影響から種々のアップデートが施され...
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アキュフェーズが、純A級ステレオプリメインアンプ「E-700」を4月に発売予定。同社が50年に渡って培ってきた高度な設計テクノロジーを結集
アキュフェーズから、純A級ステレオプリメインアンプ「E-700」(¥860,000、税別、予価)が発表された。4月の出荷開始を予定している。
E-700は、同社が50年に渡って培ってきた高度な設計テクノロジーを結集し、最新回路とハイグレードな素材により、前モデル「E-650」の性能や音質を大幅に向上させた製品だ。音へのこだわりとノウハウを投入、音楽の表現力のすべてを引き出すモデルとして誕生した。
プリアンプ部には「Balanced AAVA方式ボリューム・コントロール」を搭載。AAVA(Accuphase Analog Vari-gain Amplifier)を2回路平衡駆動としたBal...