執筆陣
フェーズメーションの “パッシブ・プリアンプ” 「CM-1500」を徹底検証。独得のS/Nのよさと、ナチュラルでストレートなサウンドこそ、この方式の大きな魅力だ
オーディオを始めたころ、スピーカーが最終的に音を出すものであることはすぐに理解できたけれど、アンプの役割が何であるのか、実はあんまりよくわかっていなかった。当時はアナログレコードの時代だから、フォノイコライザーアンプが必須で、その他にフラットアンプやら、トーンコントロールやら、パワーアンプやらと、調べていくと何やら様々なアンプがあるみたいで、ぼくのアタマにはハテナマークがしばしば浮かんだ。
ぼくのそのころのぼんやりとした理解では、前記したそれらの役割を全部統合したのがプリメインアンプ、フォノイコライザーとフラットアンプ等を搭載し音量調節をするのがプリアンプ(コントロールアンプとも呼んだ)...