第1位:パナソニック TH-55JZ2000
オープン価格(実勢価格39万円前後)
HiViグランプリ2020で栄えある〔ゴールド・アウォード〕を獲得したHZ2000の後継モデルとなる55型。パナソニックは有機ELパネルの自社設計にいち早く乗り出したが、JZ2000では新たに放熱プレートとバックカバーの一体化を果たし、セル間に新素材を介して貼り付ける構造を採った。これにより放熱効果を高め、独自のパネル制御技術と組み合わせることで瞠目すべきキレのよいハイコントラスト映像を実現した。オートAI画質の搭載にも注目だ。(山本)
第2位:LG OLED 55G1PJA
オープン価格(実勢価格35万円前後)
LGディスプレイの最新パネル採用が注目だ。これまでのR、YG、BレイヤーにGを追加し、R、Bの波長のサイドバンドを減少させ、純化させたOLED evoパネル。G1はパネルの表現力向上のメリットをダイレクトに享受し、色数増加、高輝度、高フォーカスを得た。階調再現も低域、中域、高域と目に見えてよくなった。特に暗部階調は刮目だ。WEBOS6.0によるネット動画のスピーディ操作も美点だ。(麻倉)
第2位:シャープ 4T-C55DS1
オープン価格(実勢価格34万1,000円前後)
昨年のCQ1シリーズに続き、今春DS1シリーズを投入することで、有機ELディスプレイに対する真剣な取組みを実証してみせたアクオス。当機はS-Brightと呼ばれる独自設計・独自チューニングの4Kパネルを採用。8K由来の新開発映像エンジンでドライブするなど、アクオスならではの透明感に富む艶やかな画質に仕上げている。(高津)
第4位:ソニー XRJ-55A90J
オープン価格(実勢価格38万5,000円前後)
もともとソニーの有機ELテレビは、輪郭の鋭さ、フォーカスのシャープさが美質だったが、人の認識を採り入れた「注視点抽出」のXRプロセッサーを採用し、奥行感、立体感表現にさらに磨きがかかった。パネル駆動でもWRGB画素の同時駆動やアルミによる放熱板搭載など、独自の工夫が光る。国内ではソニーだけのガラス振動スピーカーにも、改良の手が加えられた。(麻倉)
第5位:東芝 55X9400S
オープン価格(実勢価格36万5,000円前後)
55インチ機だが、本機のように鮮鋭感と緻密な質感を得ると、訴求力はやはり大画面級だ。「ナチュラル美肌トーン」は、肌の感性を心理学レベルから究明して美肌のあり方を再現する発想。看板の「クラウドAI」は39種の画質分野別の処理、また目下439種の実際の放映番組別に最適化処理をほどこすように進化した。バズーカ系の音も充実。(吉田)
HiViベストバイ2021冬 部門一覧
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