【HiVi冬のベストバイ2021】ネットワークプレーヤー部門

ハイレゾを含むサブスクリプション型の音楽ストリーミングサービスが日本でも開始。ネットワークプレーヤーへの注目度が高まっている。総合ファイル再生ソフトRoonへの対（Roon Ready）で各種ストリーミング再生を可能にしている例は多い。その中で注目されるのはリンのDSMシリーズ。モデルチェンジに伴ない、ネットワークプレーヤーとして評価することとなった

第1位：リン KLIMAX DSM/3

¥5,280,000 税込

2007年に本格オーディオ機器初のネットワークプレーヤーを登場させ、ネットワーク再生を牽引してきたリンの新フッラグシッププレーヤーが登場した。シャーシ、DAC、アナログ回路などすべてが白紙の状態から設計され、光SFPポートの搭載など今後のハイエンドプレーヤーの動向に影響を与えそうな要素も加わった。なによりも評価したいのは、「すべての音質向上策が音楽性向上に寄与したのでは？」と思える、素晴らしい音だ。（土方）

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第2位：マイテックデジタル　BROOKLYN BRIDGE

オープン価格（実勢価格33万円前後）

音のプロ集団が立ち上げたオーディオブランド、マイテックデジタルが誇るD/AコンバーターBrooklyn DAC+（現在は生産終了）にネットワークオーディオプレーヤー機能を追加した欲張りなモデル。接続はXLRバランス/RCAアンバランス対応。いずれも基本的な情報量が豊かで、ここという場面では躊躇することなく一気に吹き上がる。MQAファイル再生、MQA-CDのフルデコードも可能。（藤原）

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第3位：カクテルオーディオ X45 Pro

¥880,000 税込

本機の価格は決して“安い”というわけではないが、周りを見れば超高額モデルもずらりと並んでいる。その意味でCDリッピングができて好みのストレージを組み込むことも可能で、MM対応のフォノイコライザーやFMラジオも聴取できるというのは、まことにベストバイに相応しい製品と言える。勢いのある元気な音が楽しめる。（和田）

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第4位：リン SELEKT DSM-K

¥1,100,000 税込

基準電圧の安定保持に意を払った同社最高峰D/A変換システムKatalyst DACを搭載したリンのネットワークプレーヤーの主力モデル。HDMIを含む多彩な入力端子を備えたプリアンプ機能を搭載しており、オーディオとAVの高度な融合を図ろうという方にとってじつに魅力的な製品。リン純正アプリの使い勝手のよさも特筆したい。（山本）

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第5位：スフォルツァート DSP-Vela

¥1,980,000 税込

アンプやCDプレーヤーにネットワークオーディオ再生機能を内蔵させた製品が増える中、単体ネットワークプレーヤーのよさを追求し、国内外から高い評価を受けるスフォルツァート。本機は同社の最上位モデルとして筐体、電源、デジタル・アナログ回路とも並外れた内容を備え、ソースの情報量を活かした高い空間再現能力を誇る。（土方）

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