カメラレコーダー部門のベストワンは三期連続でパナソニックHC-WXF1Mが獲得。僅差の2位は、同社初のフルサイズミラーレス一眼カメラの新製品、DC-S1となった。同モデルは動画撮影にも注力して開発されたスチルカメラで、フルサイズミラーレスカメラとして初の4K60p動画記録に対応するほか、HLGによるHDR動画もサポート。同社4Kテレビとの連携での「HLGフォト」の提案も新しい
第1位:パナソニック HC-WXF1M
オープン価格(実勢価格15万円前後)
1/2.5型のMOSセンサーを搭載したパナソニックの意欲作だ。大型の撮像素子(有効画素数829万画素)と、F値1.8(最小値)の明るいレンズの組合せで、ローライトの描写に余裕が生まれ、ノイズを感じさせない、見通しのいい映像が楽しめる。そして家庭用ビデオカメラでは貴重なビューファインダーの装備にも注目。欲を言えば、もう少し映像の解像感を高めたいが、リングとふたつのボタンで直感的に扱えるマニュアル撮影は使いやすい。(藤原)
第2位:パナソニック DC-S1
オープン価格(実勢価格31万4000円前後、ボディのみ)
動画、静止画ともに高品位な映像再現を目指したパナソニックのミラーレスカメラ。35mmのフルサイズCMOSセンサーを採用し解像力と階調性能を徹底して追求することで、これまでにない深みのある映像の描写が可能になった。ダイナミックレンジの拡大により低輝度部におけるハイライトの表現にも力強さが宿っている。(潮)
第3位:ソニー FDR-AX700
オープン価格(実勢価格20万円前後)
もともと業務用4Kカメラの民生向けバリエーションとして登場したフラッグシップ・ハンディカム。1.0型の高速C-MOSセンサーに、ツァイスが誇るT*マルチコーティング・バリオゾナーレンズと7枚虹彩絞りをカップルした豪華モデルで、60iまでだが4Kの各種HLG記録も選べる多機能な高画質機だ。いわゆるマニア好みの定番製品。(高津)
第4位:JVC GZ-RY980
オープン価格(実勢価格10万円前後)
4Kビデオカメラも随分と身近な存在になってきたが、防水(水深5m/1時間、I PX6)・防塵(I P5X)・耐衝撃(1. 5m)・耐低温(- 10度)とアウトドア使用で求められる保護性能を備えるモデルは貴重な存在。大容量で長寿命のバッテリーの内蔵やダブルSDカードスロット搭載など、タフに使える機能をしっかりと備えているのも立派。(鳥居)
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