【HiVi夏のベストバイ2019】ワイヤレスイヤホン

前回の「2018冬のベストバイ」ではワイヤレス製品について、ヘッドホンとイヤホンを同一部門として評価した。だが昨今、左右独立型のワイヤレスイヤホンが急増、リスナーからの支持も高まっているため、今回よりそれぞれ単独の部門での評価となる。いずれも価格帯による分類はしていない。

第1位：ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless

オープン価格（実勢価格3万5,000円前後）

アップルのAirPods登場によりイヤホンの世界は完全ワイヤレスモデルに話題が集中しているが、ついにゼンハイザーが参入した。解像度や周波数レンジなどオーディオ的な能力が高く、低遅延コーデックの「aptXLow Latency」対応により動画やゲームとの相性も抜群だ。専用アプリ、防水/防塵規格IPX4への対応、装着感にも優れるなど完全ワイヤレスモデルならではの要所がおさえられ、初代機だが完成度が高い。（土方）

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第2位：JVC HA-FD02BT

オープン価格（実勢価格3万円前後）

ネックバンド型のワイヤレスイヤホン。コンパクトなハウジングはオールステンレス製で高い強度により不要な共振を低減し、解像感の高い音を実現。Bluetooth伝送の音は独自の「K2テクノロジー」により、原音に近い音に“復元”。不自然な強調感のないリアルな音で、ワイヤレス再生とは思えない音のよさを実感できるモデルだ。（鳥居）

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第2位：ゼロオーディオ True Wireless ZERO TWZ-1000

オープン価格（実勢価格1万5,000円前後）

接続の安定性を高め、しかも省エネ、通信速度も有利になる最新チップ「QCC3026」を搭載した完全ワイヤレスイヤホン。本体は耳の凹凸に無理なくフィットし、IPX5相当の防水仕様も心強い。全体にキリッと引き締まった清々しいサウンドが持ち味だ。音の質感は硬質にならず、しなやか。音の骨格を明確に描きながら、深みのある響きで魅了する。（藤原）

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第4位：オーディオテクニカ ATH-CKR7TW

オープン価格（実勢価格2万5,000円前後）

前回のベストバイではヘッドホンと同カテゴリーでの評価だったが、イヤホン部門が独立したことで俄然評価を上げたモデル。ペアリングの安定性、音の途切れにくさが何はさておき素晴らしい。フラットなエネルギーバランスで音楽ジャンルを選り好みしない点も◎。シンプルなデザインのケースは、バッテリー残量がわかりやすい。（小原）

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第4位：RHA TrueConnect

オープン価格（実勢価格1万9,900円前後）

接続が途切れやすいことや駆動時間の短さ、なにより音質でやや不満を感じていたトゥルーワイヤレスタイプだが、いよいよ実用上不満のない製品が登場したと実感させてくれたモデル。接続の安定性もかなり増し、駆動時間は充電対応ケース込みで25時間。これならストレスなく使える。そして、音。くっきりとして情報量も充分だ。（鳥居）

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