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【麻倉怜士のCES2020レポート16】日本メーカーは、アメリカや中国でどのようにテレビを売っているのだろう? ソニーの世界販売戦略を、ソニーホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ株式会社の川村 基さんが語る
日本のテレビメーカーは世界でどのようにテレビを売っているのだろうか。ソニーを例に取り、検証する。まず昨年のIFAでソニー・ヨーロッパでテレビマーケティングを担当する上杉孝仁VP(バイス・プレジデント)に、ヨーロッパでの売り方を解説してもらった。今回のCESでは、中国、アメリカ、そして日本での売り方を、川村 基氏(かわむら もとい、ソニーホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ株式会社 TV事業本部 マーケティング部門 マーケティング企画部 担当部長)に訊いた。(編集部)
麻倉 まず、中国です。
川村 市場の特徴としてはオンラインでの販売の比率が高く、中国ブランドが大勢います。ただし、...
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【麻倉怜士のCES2020レポート14】なんと、カーブドディスプレイが有機ELで大復活。「BENDABLE」テレビは用途によってフラットとカーブドの切り替えが可能
かつて大流行し、いまではまったく見られなくなった(一部、ゲーム用のディスプレイには細々とある)カーブドディスプレイが、来年から有機ELテレビで復活する可能性が大だ。コンベンションセンターのセンター館のLGディスプレイ・スウィートで、筆者は目撃したのである。
LGディスプレイが有機EL採用メーカーに提案する「スクリーン可動有機ELテレビ」。有機ELは、巻き上げができるほど、バネル自体にフレキシビリティがある。カーブド・復活・ディスプレイは、フラットと1000Rのカーブドがリモコンで切り替えられる。その名も「BENDABLE」という。
家族で観る時にはフラット画面で、一人で映画を耽溺鑑賞する...
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【麻倉怜士のCES2020レポート05】Dolby Visionの新規格「Dolby Vision IQ」とは? パナソニックとLGからいち早く対応テレビも登場した
Dolby Visionのニュー・バージョンが「Dolby Vision IQ」だ。
Dolby Visionも登場以来、数年が経過し、採用テレビも増えてくると、さまざまなリポートがテレビメーカーから寄せられた。その多くに「画面が暗い」という苦情があった。
Dolby Visionの場合、テレビでの調整項目は少なく、Dolby Visionコンテンツは、ドルビー側が定めた一定のイコライジングパターンで見ることになる。暗い環境ではしっかりとしたコントラストが出るが、しかし、明るい環境では中間から黒への階調がのっぺりとする。
なんとかして欲しいという声が、ドルビーに寄せられていた。その声に応...
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TSUTAYA TVが、12月20日からIMAX Enhanced対応3作品『ピクセル』『ザ・ウォーク』『ライフ』の配信をスタート。ソニーでは、ブラビアのIMAX Enhanced対応記念キャンペーンも実施
TSUTAYA TVは、IMAXとDTSが手掛ける「IMAX Enhanced」プログラムに対応したコンテンツについて、新たに3作品を12月20日(金)から配信をスタートする。
IMAX Enhancedとは、IMAXおよびDTSによる新しい認証・ライセンスプログラムで、4K HDRの画質、色彩、音質などIMAXが要求する厳格な性能基準を満たした認証機器とコンテンツを組み合わせることで、あたかも劇場で鑑賞しているかのような視聴体験を実現しようというものだ。
※関連記事はこちら →
テレビではソニーのブラビアが同プログラムへの対応を発表しており、AVセンターでもデノン、マランツ、オンキヨ...
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LGエレクトロニクスの「LG SIGNATURE」シリーズが、「B&B Italia」東京ショールームで販売される。それを記念して、主要モデルを10%オフで購入できるキャンペーンがスタート
LGエレクトロニクス・ジャパンは、イタリア・モダン家具の最高峰ブランド「B&B Italia」の東京ショールームで、同社のプレミアム家電シリーズ「LG SIGNATURE」が販売されることを記念して、「LG SIGNATURE Christmas Campaign at B&B Italia Tokyo」を開催している。
LG SIGNATUREとは、LGエレクトロニクス家電のプレミアムシリーズを指す。「The Art of Essence(家電をアートに)」というコンセプトの下、家電があるべき本質と価値を極限まで追求することを目的にした製品群となる。日本では、有機ELテレビのOLED ...
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【HiVi冬のベストバイ2019 特設サイト】ディスプレイ部門(4)<有機EL、60型以下>第1位 LG OLED 55C9PJA
ディスプレイ部門(4)<有機EL、60型以下>第1位 LG OLED 55C9PJA
オープン価格(実勢価格35万円前後)
ココがスゴイ!!
有機ELの本家LGの中核機。コスパも抜群(潮)
圧倒的な暗部表現と色階調が素晴らしい(小原)
AI技術にて鮮明かつ精密な映像を獲得(吉田)
特選 麻倉怜士
LGエレクトロニクスの有機ELテレビには、グルーブのパネルメーカー、LGディスプレイを出発点とするデバイスからセットまでの垂直統合による有機ELパネル使いこなしの巧みさに加え、IoT(インターネット・オブ・シングス/モノのインターネット)的な機能に優れる。有機ELテレビ専用のAI対応映像エンジン...
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【HiVi冬のベストバイ2019 特設サイト】ディスプレイ部門(4)<有機EL、60型以下>第1位 東芝 55X930
ディスプレイ部門(4)<有機EL、60型以下>第1位 東芝 55X930
オープン価格(実勢価格35万円前後)
ココがスゴイ!!
表現力が抜群に素晴らしい有機EL(麻倉)
2K素材時の高画質はライバルを圧倒(藤原)
全録「タイムシフトマシン」は文句なし(山本)
特選 麻倉怜士
表現力が抜群に素晴らしい有機ELテレビだ。2019年仕様の有機ELパネルを搭載し、2018年パネルに比べ、ガンマ特性や輝度特性をていねいに調整したことが、暗部階調再現に効いた。再生の難しい映画『マリアンヌ』のUHDブルーレイ、チャプター11の暗部シーンの難なくこなす。2Kのブルーレイも4KのUHDブルーレイも、作品...
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パナソニックの有機ELテレビがヨーロッパで人気。その秘密をビジネスユニット長の豊嶋氏に聞いた:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート26
パナソニックのOLED(有機ELテレビ)が欧州でも好調だという。最新モデルの「GZ2000」シリーズも、3つのHDR(HDR10/HDR10+/Dolby Vision)に対応するなど、必要にして充分なスペックを誇っている。麻倉さんは、先日開催されたIFA2019の会場で、そんなパナソニックのテレビ事業について、新しくアプライアンス社 スマートライフネットワーク事業部 ビジュアル・サウンド ビジネスユニット長に就任した豊嶋 明氏にお話を聞いていた。今回はその内容をお届けしたい。(編集部)
麻倉 今日はよろしくお願いいたします。豊嶋さんは今年4月から今の役職に就かれたそうですね。まずは豊嶋...
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別所哲也氏やオダギリ ジョー氏が「Beovision Harmony」「Beosound Stage」の魅力を語る。Bang & Olufsenが豪華な発表会を開催
先程製品情報をお届けしたBang & Olufsen(B&O)の新製品2モデルの発表会が、21日夕刻に東京現代美術館の1Fエントランスホールで開催された。
会場内には、木材を斗組(ますくみ)と呼ばれる宮大工の手法(神社仏閣で屋根を通常の建屋よりも大きく張り出させる際の支えとして使われる)で組み上げた台座が設けられ、その上に77インチの4K有機ELテレビ「Beovision Harmony」とサウンドバーの「Beosound Stage」が設置されていた。
今回の2モデルはともにオーク仕上げが準備されているが、そのウッド調の仕上げと木材の組み合せがマッチしており、日本建築の佇まいとデンマー...
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究極のシネマ体験のために。Bang&Olufsenが、77インチ4K有機ELテレビの「Beovision Harmony」と、初のサウンドバー「Beosound Stage」を発表
Bang&Olufsen(B&O)から、77インチの4K有機ELテレビ「Beovision Harmony」とサウンドバー「Beosound Stage」が発表された。
価格はBeovision Harmonyが¥3,000,000(税別、オーク/アルミニウムカバー、フロアスタンド)と¥2,800,000(税別、ファブリックカバー、フロアスタンド)で10月23日(伊勢丹先行発売)と26日(B&O専門店)より発売。Beosound Stageは¥220,000(税別、アルミニウム or ブロンズ調アルミニウム)と¥320,000(税別、オーク)で、11月中〜下旬の発売予定となる。
Beov...
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消費税増税まであと10日! テレビの買い換えを考えている方に向けて、押さえておきたい製品選びのポイントを、麻倉さんが解説します【シリーズ:4K深掘り11】
編集部 消費税が10%にアップする10月1日まで、あと10日になりました。その影響もあってか、家電量販店では大型テレビ、特に有機ELテレビが売れているという話です。
そこで今回は……かなりぎりぎりのタイミングですが……今週末〜来週末にテレビの買い換えを考えている方に向けて、今テレビを選ぶならどんなところに注目すべきなのか、またどんな点に注意して製品を選べばいいのかについて、麻倉さんに解説いただきたいと思います。
麻倉 テレビを買うということは、一大決心が必要です。普通テレビは10年くらい使いますので、買い換えの際には10年後を見据える必要があり、壊れない限りなかなか腰が上がりません。
し...