執筆陣
国産アンプメーカーのレーベンより、海外でベストセラーとなった「CS600X」が待望の国内再登場
レーベンは1990年代に登場した兵庫が拠点の国産アンプメーカー。しばらく日本国内での販売を見合わせていたがこのほど復帰。
プリメイン型式のCS600Xは、世界的人気を誇ってきたというCS600のリファイン版だ。回路を見直し、将来的なサービス性を考慮して初段に12AU7を起用。初段はSRPPであり、そこに直結される2段目は12BH7Aによるカソード結合型位相反転段。出力段は標準がEL34のプッシュプルであり、管ごとに個別のカソード抵抗を配置して安定動作を重視している。また、カソード抵抗の値は内部のスイッチで切り替えられるようになっていて、出力段B電源の電圧値も同様だ。これらは6L6GC、K...
執筆陣
大注目の11.2MHz/1ビットアンプ スペシャルチューンで素晴らしい音に! Nmode「X-PM3 FT」
注目すべきスペシャルチューニングモデル
かつてのシャープ「1ビットデジタルアンプ」の技術を継承発展させ、佳作アンプをいくつも送り出しているエヌモードから、注目すべき新製品、X-PM3FTが登場した。
1ビット信号でスイッチング増幅を行なう、その名も「1ビットアンプ」はシャープが1999年に製品化したのが嚆矢だ。私は同年に、システム製品AuviのテレビCMに出演したことがあり、個人的にも本技術を親しく感じている。本技術の根源はサンプリング周波数だ。当時はSACDと同じ2.8MHzだったが、今や11.2MHzまで達した。もちろん本アンプも11.2MHzだ。
本機は2018年に創立10年記念と...