執筆陣
何よりの魅力は音のよさ コストパフォーマンスは抜群だと言える SENNHEISER CX True Wireless
完全ワイヤレスイヤホンは、巷の音楽再生のメインストリームとなった。それと同時に、ワイヤレスの安定度やバッテリーの持ち時間など、選択時のポイントは増えつつ、価格は下落傾向にある。
しかし、オーディオ/音楽好きにとっては、完全ワイヤレスイヤホンに満足感を得られるか否かの大きな要素は音質だ。私たちは機能やコストだけでなく音質を大きく求める〝うるさ型〟の人種なのである。
ドイツの名門メーカー、ゼンハイザーの新作、CX Ture Wirelessは、そんな欲張りな人も満足させるコストパフォーマンスの高い1台だ。本モデルは、2020年の秋頃に発売されたCX 400BT Ture Wirelessの後...
執筆陣
現代を代表するイヤホンのひとつ。 さらに充実した高音域を響かせる SENNHEISER IE 900
ドイツの音響機器メーカー、ゼンハイザー社は、コアなヘッドホンやイヤホンファンから常に動向が注目される存在だ。そんな同社から約4年ぶりとなるフラッグシップイヤホンIE900が登場。同社のフラッグシップモデルを手掛けるヤルモ・ケーンケ氏の手により、ドイツ本国で3年半もの開発期間を経て完全新設計されたモデルだ。
ハウジングはアルミブロックからの削り出し。7㎜の新型ダイナミック型ドライバーは5㎐から48k㎐の周波数特性を持たせつつ、ノンコーティングのポリマーブレンド振動板を採用して不要共振や歪みを低減。さらにハウジング内に設けられた、エアーフローを最適化する「トリプルレゾネーターチャンバー」や、...
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ゼンハイザーが誇る立体音響技術の粋 AMBEO Soundbar
ゼンハイザーから同社初となるサウンドバーが登場した。手軽にテレビの音の向上が図れるということで人気のサウンドバーだが、本機は物量的にも価格的にもまったく〝手軽〟ではなく、超本気なオーディオプロダクトとして仕上げられている。AMBEO(アンビオ)というのは、ゼンハイザーとフラウンホーファー研究機構が共同で行なっている立体音響のプロジェクトの名前。立体音響にまつわるさまざまなソリューションの提供を行なっている。
まずサイズ/重量ともにサウンドバーとしては異例の存在感に圧倒される。前面、側面、天面に計13基のスピーカーユニットが搭載されており、これらを500WのクラスDアンプがドライブ。ビーム...
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【HiVi夏のベストバイ2021】ヘッドホン部門(2)〈5万円以上10万円未満〉
第1位:クロスゾーン CZ-10
¥90,000+税
電気的な処理ではなく、完全にアコースティックな手法によって、ヘッドホン再生特有の頭内定位の問題解消に取り組むクロスゾーンの第2弾製品。初代機のCZ-1に比べると劇的に小さく軽くなり、価格も半分以下に抑えられて、屋外でも使えるCZヘッドホンが欲しい、という要望に見事に応えてみせた。音の骨格を明確に描き出し、中低域が躊躇なく気持ちよく吹き上がる。スピーカー再生に通じる自然な定位、拡がりは唯一無二のもの。(藤原)
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第2位:デノン AH-D5200
オープン価格(実勢価格6万円前後)
上位機から継承し...
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【HiVi夏のベストバイ2021】イヤホン部門(2)〈2万円以上5万円未満〉
第1位:アウネオーディオ Jasper
¥34,900(税込)
10mm径のダイナミック型ドライバーには、「マルチグラデーションブイアフラム」「ウルトラリニアーマグネティックシステム」といったスピーカーシステムを範とするテクノロジーが採用されている。ヴォーカルが実に艶っぽい。エネルギーバランスに偏りがない。しかも高分解能。ハウジングに施された鱗のようなカットも斬新だ。(小原)
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第1位:フィーオ FD5
オープン価格(実勢価格4万3,000円前後)
FDシリーズのフラッグシップモデル。ベリリウムコーティングエッジ&DLC振動板を採用した大口径12m...