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野外JAZZフェスティバル「LOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL JAPAN 2023」が盛大に開催!
野外ステージ特有のくつろぎ、今日この時点から未来に放たれてゆくサウンドの数々、幅広いオーディエンス層、体を揺らしたり踊ったり思い思いに笑顔で音に浸るひとたち。
フェスっていいなあ、とあらためて思った。そして、ネーミングに「ジャズ」という一節が含まれていることを、とてもうれしく感じる。
「至上の愛と至福の音楽体験を―」をキャッチフレーズとする野外フェスティバル「LOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL JAPAN 2023」が5月13日と14日に秩父ミューズパークで開催され、2日間で8000人のファンを集めた。このフェスは2013年にイギリスで始まり、いまやヨーロッパ最大規模の...
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新旧ジャズプレイヤーたちの貴重な映像が楽しめる。MUSERがDJazzの持つJazz映像コンテンツの独占配信を開始
音楽ライブ専門の映像配信サイト「MUSER」は、ヨーロッパの名門Jazzレーベル「DJazz」と提携して、同レーベルが所有する新旧の豪華アーティストらの貴重な映像を、1月31日より日本国内で独占配信すると発表した。
配信開始(ローンチ)にあたっては、2つのチャンネルを用意。一つは新世代のプレイヤーたちの演奏が楽しめる「The Current Jazz -新世代ジャズのパイオニアたち-」、一つはレジェンドと呼ばれる名手たちの貴重な映像が楽しめる「The Legacies -ジャズ史に輝く巨星たち-」となり、開始時点でのコンテンツは、各チャンネル5作品ずつを揃え、合計で10作品をラインナップ...
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ソウル・ミュージックは不滅なり! 結成10年を迎える“ドラン・ジョーンズ&ジ・インディケーションズ”が待望の初来日公演
コロナ禍による延期から2年、ついにこの時がやってきた。“新世代ヴィンテージ・ソウル・ミュージックの大本命”、ドラン・ジョーンズ&ジ・インディケーションズの初来日公演が南青山「ブルーノート東京」の“The EXP Series”の一環として開催されたのだ。あの、聴き手を包み込むような音世界がナマで聴けると思うと、いてもたってもいられず、7月14日の初日ステージに足を運んだ。
バンドの結成は2012年、アメリカ中西部のインディアナ州ブルーミントンにて。来日メンバーはリード・ヴォーカルのドラン・ジョーンズ、ドラム&ヴォーカルのアーロン・フレイザー(ソロ・アルバム『イントロデューシング・・・』も...
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伝説のプレイヤーによるファン垂涎のステージパフォーマンスが4Kで蘇る! 『真夏の夜のジャズ 4K』、いよいよ8月21日より公開
ジャズ・ドキュメンタリー・フィルムの古典『真夏の夜のジャズ』が、8月21日(金)から4Kリマスターで上映される。
映画館でかかるのは90年代半ば、六本木にあったまぶしくて相当キザだったカルチャー発信地“WAVE”地下1階「シネ・ヴィヴァン」で催されたレイトショー以来ではないかと思う。だとすると25年もの時を経ての再上映だ。ジャズ・ファンは今も確実に増えていて、しかも世界の現役ジャズメンが新鮮で面白い音楽をどんどん送り出してくれるものだから、リスナーの年齢層も下へ下へと広がっている気が個人的にはしている。『真夏の夜のジャズ』を観たことがない、知らないひとは増加するいっぽうだろう。
観ていな...
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タワーレコード、珍しい楽器でのジャズ名演を収録したコンピアルバム「UNUSUAL INSTRUMENTS OF JAZZ !」を4/26に発売。全45曲収録で1500円
タワーレコードは、自社バイヤーが企画・選曲する大人気の3枚組のジャズ・コンピレーション・シリーズ「NOT NOW」の11作目として、他に類を見ない「珍しい楽器」でのジャズ名演集をまとめた「UNUSUAL INSTRUMENTS of JAZZ !!」を4月26日(金)に発売する。
ここで収録されているのは、通常、ジャズで演奏されることの少ない楽器――ハーモニカ、ヴァイオリン、フルート、ハープ、ホルン、チューバから、口笛、オーボエ、ティンパニ、シタール、ウードなど――で、それらの楽器を使ったジャズ・スタンダードからユニークなオリジナル楽曲を全45曲収録している。
収録アーティストは世界的に...
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どうだ、コテコテだろう! 音楽評論家、原田和典の最新著書『コテコテ・サウンド・マシーン』の発売を記念したイベントが、3月16日に四谷「いーぐる」で開催
オルガン・ジャズ、ソウル・ジャズ、リズム&ブルース、ファンク……ブラック・ミュージックの幅広い楽しみ方を紹介する新刊『コテコテ・サウンド・マシーン』が3月18日(月)にスペースシャワーブックスから発売。アルバム100点、関連作200点の魅力をじっくりと紹介し、さらに浦風親方(日本相撲協会)、高橋利光(クレイジーケンバンド)、吉田哲人(作曲家、DJ、プロデューサー)とのディープな対談も収録されている。
発売が待ちきれないという方に朗報が届いた。その2日前の3月16日(土)、15:30から四谷のジャズ喫茶「いーぐる」で記念イベントが開催されることが緊急決定したのだ(入場料500円+飲食代)。...
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「アート・ブレイキー・フェスティバル2019」開催。小林陽一&ジャパニーズ・ジャズ・メッセンジャーズ、石井裕太クインテットが伝説のジャズ・ドラマーに捧ぐ
去る2月24日、赤坂B♭にて「アート・ブレイキー・フェスティバル2019」が開催された。アート・ブレイキーは20世紀のジャズ界を代表するドラマー/バンド・リーダーのひとりで、1990年に亡くなった。1919年生まれという公式プロフィールに従えば、今年は生誕100年ということになる。
彼のバンド“アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ”は1950年代半ばから約35年間にわたって活動し、今も現役のOBにはピアノ奏者のキース・ジャレット、ジャズマンとして初めてピュリッツァー賞を獲得したトランペット奏者ウィントン・マルサリス、今年のグラミー賞で「最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム...
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スウィング・アウト・シスター/10年ぶりのニュー・アルバムを携えて、来日公演を盛大に開催。新曲のほか、「ブレイクアウト」「あなたにいてほしい」など定番もたっぷり
“DREAMS COME TRUE”の結成にも影響を与えたと伝えられる英国のユニット、スウィング・アウト・シスター(SOS)が10月11日と12日「ビルボードライブ東京」に登場した。彼らの日本公演は2014年以来だが、今回は10年ぶりの新作オリジナル・アルバム『オールモスト・パスウェイディッド』を携えてのそれであるところに特別感がある。
レコード・デビューは1985年。当初はヴォーカルのコリーン・ドリューリー、キーボードのアンディ・コーネル、ドラムスのマーティン・ジャクソンの3人編成だった。翌年「ブレイクアウト」の大ヒットを飛ばし、89年のセカンド・アルバム『カレイドスコープ・ワールド』...