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【コレミヨ映画館vol.37】『プレーム兄貴、王になる』 大アクションに大群舞。鮮やかな色彩、ハッピーなストーリー! インド映画の楽しさあふれるエンターテインメント
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第37回をお送りします。今回取り上げるのは、とにかくめちゃくちゃに盛り上がるボリウッド大作『プレーム兄貴、王になる』。原点回帰!? の歌って踊っての一大エンターテイメント。スッキリとしたい方におススメの1作。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『プレーム兄貴、王になる』
2月21日(金)全国順次ロードショー
踊る阿呆に見る阿呆(褒め言葉ですよ、最上級の)。1998年本邦公開の『ムトゥ 踊るマハラジ...
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【コレミヨ映画館vol.36】『37セカンズ』 世界各国の映画祭で話題に。新人女性監督による、でこぼこ道を進んでゆく少女の物語
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第36回をお送りします。今回取り上げるのは、これが長編デビュー作となるHIKARI監督の『37セカンズ』。ひとりの女性の成長、を明るい視線で描いた注目作となっています。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『37セカンズ』
2月7日(金) 新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー
23歳の主人公 貴田ユマは、人気漫画家のアシスタントをして暮らしている。実際はほとんど自分が作画をするゴーストライター。
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アカデミー賞も視野に入る『ジョジョ・ラビット』、“ナチスシンパ”の10歳の少年の目を通してユーモアたっぷりに戦争を描く【先取りシネマ 第8回】
トロント国際映画祭で大賞を受賞!
毎年9月にカナダで開催されるトロント国際映画祭。特徴は大賞のピープルズ・チョイス・アワードが来場者の投票によって選ばれる観客賞であることだ。
この10年間の受賞作には『英国王のスピーチ』『それでも夜は明ける』『ルーム』『ラ・ラ・ランド』『スリー・ビルボード』『グリーンブック』と、翌年のアカデミー賞を席巻した話題作がズラリ。そのためオスカーに最も近い映画祭といわれている。
ノア・バームバック監督のNetflix配信作品『マリッジ・ストーリー』やポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』と競い、2019年の同賞に輝いたのが、タイカ・ワイティティ監督による...
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【コレミヨ映画館vol.35】『ラスト・クリスマス』 ユーモアの奥に混迷の時代を考える味わいも。ワム!とジョージ・マイケルのヒット曲に彩られたラヴ・コメディ
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第35回をお送りします。今回取り上げるのは、この時期にぴったり、ワム!の名曲で彩られた映画『ラスト・クリスマス』。エミリア・クラークの魅力も存分に楽しめる1作。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『ラスト・クリスマス』
12月6日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
ロンドンの雑貨店で働くケイトが出会ったイケメン青年のトム。空を見上げてごらん、という彼との何日間が生涯忘れられぬクリスマスの...
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【コレミヨ映画館vol.34】『ファイティング・ファミリー』 負け犬にも朝日は昇る。プロレス団体WWEの人気女子レスラーをモデルにした実話映画
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第34回をお送りします。今回取り上げるのは、実録スポ根映画『ファイティング・ファミリー』。どん底な境遇から一躍、花型女子レスラーになるまでのペイジの半生を、アットホームに描く注目作。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『ファイティング・ファミリー』
11月29日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
かつてはブル中野らが参戦。いまも中邑真輔、そして女子レスラーのアスカ、紫雷(しらい)イ...
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11月29日公開の『ドクター・スリープ』は、ドルビーシネマに足を運ぶ価値がある。『シャイニング』を復習してから出かけると、深みにはまること間違いなし!
今年の10月、イギリスの老舗情報誌「タイムアウト」が映画史上のホラー映画ベスト100本のリストを発表した(関連リンク参照)。
これはギレルモ・デル・トロやクライヴ・パーカー、ジョー・ダンテ、フランク・ダラボン、スティーヴン・キング、サイモン・ペッグら作り手、俳優のほか、評論家や編集者、映画祭ディレクターなど150人が提出したベストテンを集計した2016年の同リストの最新更新版だ。
92位に『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』。79位に『クワイエット・プレイス』、76位に『ゲット・アウト』、33位には『ヘレディタリー/継承』といった新作が加わっており、上位にも多少の変動はあるが、ベ...
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殺人ピエロと“負け犬クラブ”、27年越しの死闘のゆくえは──『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』【先取りシネマ 第7回】
故郷を離れ、別々の時間を生きていたメンバーだったが……
前作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』でも、この続篇『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』でも、観たひとは“IT”(それ、ヤツ)とは何だったのかと考えるだろう。
1989年の夏から、27年後の2016年に。“ルーザーズクラブ(負け犬クラブ)”の7人は40代になり、それぞれの人生を送っている。
殺人ピエロ、ペニーワイズに弟をさらわれたビルは、ホラー小説家&映画脚本家として(ジェームズ・マカヴォイ)。父親から性的虐待を受けていたベヴァリーは、服飾デザイナーとして(ジェシカ・チャステイン)。おしゃべりな...
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都内初のドルビーシネマ専用館丸の内ピカデリーで、『ジョーカー』を最速体験。作品の内面にまで描き出す“絵”と“音”のクォリティに、思わず……
思わず息を呑んだ。
映画の幕切れに3秒間ほどフェイドアウト(暗転)をする場面がある。映画全体の構成を占う主人公アーサー・フレック(ホアキン・フェニックス)の独白へつづく重要なショットなのだが、その暗転で場内が完全に闇に支配されるのだ。
明度が完全に沈み、スクリーンから漆黒という「色」が滲み出ている感覚! 今回の丸の内ピカデリーDolby Cinemaでの鑑賞の前に、他誌の原稿執筆もあり試写(2K上映)を2度観させてもらった。テーマ、演技、デザイン共にすばらしい作品なのだが、改めてドルビーシネマで接すると伝わってくる情報量がそうとう、いや正直に言えばまるでちがうのだ。ドルビービジョンとは何...
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【コレミヨ映画館vol.32】 『ジョン・ウィック:パラベラム』 ニューヨークでも世界でも、全員が敵! 暴力ファンタジーの高みに昇った人気シリーズの第3弾
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第32回をお送りします。今回取り上げるのは、アクションファンにはたまらない、撃ちまくり、暴れまくりのシリーズ第3弾『ジョン・ウィック:パラベラム』。まだまだ続きそうな勢いの注目作。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『ジョン・ウィック:パラベラム』
10月4日(金)TOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー
伝説のヒットマンの復讐劇を、シャープかつ殺しまくりのドシャメシャ・アクションで描いて大ヒット...
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【コレミヨ映画館vol.31】『アナベル 死霊博物館』 呪いの人形との背筋も凍るお留守番。人気の“死霊館ユニバース”最新第7作
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第31回をお送りします。今回取り上げるのは、人気沸騰、呪いの人形にフィーチャーした『アナベル 死霊博物館』。シリーズ最高傑作と久保田さん絶賛の本作を、とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『アナベル 死霊博物館』
9月20日(金)全国ロードショー
夫のエドは、非聖職者としてカトリック教会が初めて認めたという悪魔祓い師。妻のロレインは強力な霊能者。いい夫婦だなあ。いま、映画界でいちばん好きなカップルか...
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【コレミヨ映画館vol.30】『僕のワンダフル・ジャーニー』 犬とヒトの触れ合い、思い出を描いた人気作の続篇
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第30回をお送りします。今回取り上げるのは、犬好きなら泣かずにはいられない!『僕のワンダフル・ジャーニー』。犬好きが犬好きのために創っただけではない、きらりと光る何かを備えた注目作。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『僕のワンダフル・ジャーニー』
9月13日(金)全国ロードショー
10年前に死んだ愛犬が、年に1回か2回夢に出てくる。夢のなかでありがとうとか言っていて、たぶん人生でいちばん幸せな夢...
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予想を遙かに上回る個性的な大劇場。池袋の「グランドシネマサンシャイン」が映画ファンの注目を集める秘密を支配人に聞いた。IMAX版『ブレードランナー ファイナル・カット』も絶対見るべし
池袋の「グランドシネマサンシャイン」がオープンして約2ヵ月が過ぎた。スクリーンサイズなどの規模が大きいことはもちろんだが、実際の画質・音質についての評判も高い。加えてIMAXシアターでの『ダンケルク』や『ブレードランナー』のリバイバル上映と映画ファンの心をくすぐる企画も続いている。今回はそんなグランドシネマサンシャインにお邪魔して、支配人の下井一洋さんと、営業主任で映写担当の菊池 元さんにインタビューをお願いした。インタビュアーは映画館が大好きな久保田明さんだ。(編集部)
久保田 今日はお時間をいただき、ありがとうございます。まずはグランドシネマサンシャインさんの概要について教えていただ...