【麻倉怜士のIFAリポート 2018】その06
ソニーのフラグシップイヤホン「IER-Z1R」はこだわりの塊
「音の常識を超えた、新しい次元の音をつくりたい。イメージをまったく、根底から変える製品をつくりたい」と、桑原英二(V&S事業部商品設計部門商品技術1部2課)は、言った。
その結果、開発されたのがフラグシップイヤホン「IER-Z1R」だ。ソニーの音のクライテリアをマークするシグネチャー・シリーズで初のイヤホン。私のインプレッションは、掉尾に記すが、まさに「イヤホンの音はこんなもの」というこれまでの常識を一変させる、ここまでの再現性を持つのかと刮目した。
桑原との会場インタビューの詳細は、のちに私の連載「いいもの研究所」で記すが、そこから、大事なエッセンスをお届けしよう。新しい次元の音とはど...