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孤高の高画質技術を送り出してきたI3研究所が活動を終了。数々の技術を通して、同社が目指してきた “映像北極星” について聞いた:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート107
近藤哲二郎さんが創設したI3(アイキューブド)研究所が、昨年秋にその活動を終了した。近藤さんはソニーの映像創製技術「DRC」を生み出した映像技術の専門家で、I3研究所設立後も、「ICC」や「ISVC」、さらに「動絵画」といった様々な高画質化技術を送り出してきた。しかもそれらは単純な映像信号処理ではなく、独自の発想に基づいて “人の脳に働きかける” 効果を持ったものだった。今回は、近藤さんと30年近い交流があったという麻倉さんが、これまでのI3研究所の歩みについてインタビューを行った。(StereoSound ONLINE編集部)
麻倉 お久しぶりです。この度I3研究所が業務を終了するとお...
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“ 自然 ”を中心にした「統合情景」を世に問う。I3研究所が開発した、コロナ時代を見据えた映像再現技術とは:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート48
本連載では、映像処理技術のリーディングカンパニーであるI3(アイキューブド)研究所について、その新提案を機会があるごとに紹介してきた。直近では2019年3月28日に紹介した「動絵画」がそれにあたる。あれから2年、同研究所の代表取締役会長・近藤哲二郎さんからさらに進歩した映像技術が完成したとの連絡があった。しかもコロナ時代を見据えた技術だという。さっそく麻倉怜士さんと一緒にI3研究所にお邪魔し、新技術の詳細を聞いた。(編集部)
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麻倉 お久しぶりです。前回お話を聞かせていただいてからもう2年過ぎてしまったのですね。今回また新しい技術を開発されたとのことで、ぜひ詳しく教えて下...
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「8Kの次は『絵画』である」 伝説の映像処理エンジニアが開発した、新アナログ技術が凄かった:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート15
近藤哲二郎氏が率いるI3(アイキューブド)研究所が、また大胆で画期的な画質技術を開発した。近藤氏は、1990年代にソニーでデータベース型超解像技術DRC(デジタル・リアリティ・クリエーション)をつくった、伝説のエンジニアだ。その後2009年にI3研究所を設立し、以後ICC、ISVC、ICSC、I3C、S-Visionといった数々の高画質技術を送りだしてきた。その集大成となるのが、新提案の「動絵画」(Animated Painting)だ。「8Kの次は『絵画』である」と語る近藤氏に、新技術の詳細を聞いた。
麻倉 今日は久しぶりに近藤さんの新技術を拝見できるとのことで、とても楽しみです。
近...