執筆陣
孤高の高画質技術を送り出してきたI3研究所が活動を終了。数々の技術を通して、同社が目指してきた “映像北極星” について聞いた:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート107
近藤哲二郎さんが創設したI3(アイキューブド)研究所が、昨年秋にその活動を終了した。近藤さんはソニーの映像創製技術「DRC」を生み出した映像技術の専門家で、I3研究所設立後も、「ICC」や「ISVC」、さらに「動絵画」といった様々な高画質化技術を送り出してきた。しかもそれらは単純な映像信号処理ではなく、独自の発想に基づいて “人の脳に働きかける” 効果を持ったものだった。今回は、近藤さんと30年近い交流があったという麻倉さんが、これまでのI3研究所の歩みについてインタビューを行った。(StereoSound ONLINE編集部)
麻倉 お久しぶりです。この度I3研究所が業務を終了するとお...