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トニー・レオンとワン・イーボーが競演。戦時中の上海を舞台にしたスパイたちの攻防戦『無名』
トニー・レオンとワン・イーボーの競演。これは心が躍る。中国国内での収益は約181億円を上回り、中国映画界最高の賞とされる「第36回金鶏賞」では主演俳優賞(トニー・レオン)、監督賞、作品賞の3冠を受賞。話題沸騰の『無名』が、5月3日から遂に全国順次公開される。
トニーはフー、ワンはイエという名のスパイに扮する。物語の舞台は、第2次世界大戦下の中国上海。中国共産党、国民党、日本軍たちのスリリングな腹の探り合い、心理戦、攻防劇がたっぷりと時間をかけて描かれる。表面上はにっこり、しかし実のところは虎視眈々。同時にスパイの哀感というべきものもしっかり描かれている。淡々とした(だがしっかり見ると実に...
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HiViの記事を再現/体験するイベントが7/6(土)に開催。BWVスピーカーで最新映画を体験しよう! サウンドクリエイト×イースタンサウンドファクトリー
BWVスピーカーを展開するイースタンサウンドファクトリーと、オーディオ販売店サウンドクリエイト主催の「BWVスピーカーを聴く」イベントが、7月6日(土)に、東京都港区西麻布の「霞町音楽堂」で開催される。
この催しは、HiVi 2024年春号の記事「映画のための奉仕者 BWVで圧倒体験」を再現/体験する内容で、原稿を執筆された麻倉怜士さんを講師に迎えて行なわれる。
「BWV」は、新宿歌舞伎町にある2023年開業の最新シネマコンプレックス「109シネマズプレミアム新宿」に採用された劇場用スピーカーシステムブランドで、劇場用の「BWV Cinema」と、家庭用向け「BWV Home」 2ライン...
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『ゴジラxコング 新たなる帝国』のDTS:X上映を、池袋のグランドシネマサンシャインでチェック! 全方向から厚みのある音に包まれる、新しいイマーシブ体験だ
先週末に日本公開された『ゴジラxコング 新たなる帝国』が、全世界興行収入5億2140万ドルを突破した(アメリカBox Office Mojo調べ)。さらに日本国内でも、4月26日〜28日の観客動員ランキングで2位に入り、6億円近い興行収入を達成したという(興行通信社調べ)。
そんな本作について “映画館ファン” に注目してもらいたいのが、DTS:Xフォーマットでの上映も行われていること。対応劇場は「グランドシネマサンシャイン」(東京都豊島区)、「シネマサンシャインららぽーと沼津」(静岡県沼津市)、「イオンシネマ徳島」(徳島県徳島市)、「TOHOシネマズ熊本サクラマチ」(熊本県熊本市)、「...
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『レッドクリフ』のチャン・チェンが『青春18×2』で初の製作総指揮に。根底に流れる“台湾青春映画の息吹”はエドワード・ヤン監督からのバトン【映画スターに恋して:第35回】
チャン・チェンが『新聞記者』の藤井道人監督とタッグを組む
『青春18×2 君へと続く道』は、台湾のスター俳優チャン・チェンが初めてエグゼクティブ・プロデューサーを務め、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した『新聞記者』(19年)や大ヒット作『余命10年』(21年)で知られる藤井道人監督が自ら脚本も担当した、日本・台湾合作映画。藤井監督にとっても、これが初めての国際プロジェクトとなる。
聞けば、台湾出身の祖父を持つ藤井監督は、「いつか台湾で撮りたい」と願い、台湾の映画人にも働きかけていたのだとか。その思いが、当時ジミー・ライの紀行エッセイ『青春18×2 日本慢車流浪記』の映画化に奔走してい...
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ミニシアターの魅力を伝える動画 by 塚本晋也 「街の小さな映画館」第14回 の映像が公開! 今回は、池袋「新文芸坐」
塚本晋也監督によるミニシアターの魅力を伝える動画「街の小さな映画館」企画の第14回として、昨今様々な名作の4K上映を手掛ける新文芸坐が登場、YouTubeチャンネルにて一般公開されている。
「街の小さな映画館」第14回 新文芸坐
新文芸坐は東京・池袋の東口に2000年にオープンした名画座。1956年に創業した前身の「文芸坐」を含めると60年以上映画ファンに愛され続けている。2022年4月15日には音響・映写設備を一新してリニューアル。4Kレーザーでの上映に対応すると同時に35mmフィルム、16mmフィルムも現役で稼働。またオリジナルの音響システム「BUNGEI-PHONICSOUND ...
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マエストロ=エンニオ・モリコーネのサウンド・マジックを堪能できる名作映画を特選上映!
2020年に亡くなってから、もう5年目。イタリアが世界に誇る音楽家、エンニオ・モリコーネがサウンドトラックを担当した2作品が、4月19日より新宿武蔵野館ほかで行われる『エンニオ・モリコーネ特選上映 Morricone Special Screening×2』で上演される。
今回、選ばれたのは『死刑台のメロディ 4Kリマスター・英語版』(1971年)と『ラ・カリファ』(1970年)の2点。『死刑台~』は1920年のアメリカで実際に起こった、アメリカの恥との声ともある冤罪“サッコ=ヴァンゼッティ事件”に迫った作品だ。5人組が起こしたとされる殺人事件の犯人として、身に覚えのない男性二人が逮捕さ...
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ミア・ゴスも登場。美しいリゾート地に拡がるダークネス『インフィニティ・プール』
「無限のプール」とは何ぞや? と調べてみたら、けっこうメジャーな言葉であることがわかった。「外縁が海などのより大規模な水や空と混じり合い境目がわからないように見えるよう設計され~」とか「プールの縁を作らずに無限に続くような水の絶景などなど。いくつかの写真もウェブで見たが、まさに絶景であるとともに、こういう風景が出てくる生活を自分が送るにはあと何回生まれ変わらなければいけないのかとも思った。
そこでこの映画だが、舞台は美しいリゾート地“リ・トルカ島”。セレブでハイソなひとたちがずらりと集まり、ぜいたくなパーティを繰り広げる。そこにやってきたのが作家のジェームズという男(アレクサンダー・スカ...
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人生をかけて戦え! プロレス一家「エリック・ファミリー」の日々を、次男ケビンの視点で映画化した『アイアンクロー』
プロレスが絡む映画というだけで嬉しくなってくるが、しかも内容が「エリック一家」の実話に基づくドラマなのだから、興奮が倍増する。父親は、ジャイアント馬場などと死闘を演じた“鉄の爪”フリッツ・フォン・エリック。相手のこめかみを巨大な握力で掴んで脳波を狂わせるという技「アイアンクロー」で歴史に名を残す人物だ。対エリック戦の決まった馬場が、エリックにアイアンクローをかけられても耐えられるように、どこかの砂漠に埋まって横になり、顔の上をジープで轢かせながら頭蓋骨を鍛える――という描写が確か「ジャイアント台風」というマンガに出てきた。
そのエリックには子供たちがいて、次男のケビン、三男のデビッド、四...
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『スター・ウォーズ/ファントム・メナス』が、5月3日~6日の4日間限定で、初の4K特別上映! 入場者特典は25周年記念オリジナル版ポスター
ウォルト・ディズニー・ジャパンは、『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』の4K特別上映を行うと発表した。
本作は、旧三部作の最後となる『エピソード6、ジェダイの帰還』(1983年)から16年の時を経て登場した、新三部作の幕開けを飾る作品だ。1999年の公開時には、多くのファンが劇場に列を作ったことを覚えている方もいらっしゃるだろう。
今回は、そんな『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』を、5月3日(祝)~6日(祝)の4日間限定で、全国25の劇場にて初の4K字幕スーパー版で上映する。
今回、特別上映の入場者特典として配布される新ポスタービジュアルには、若...