執筆陣
【HiVi冬のベストバイ2020】サブウーファー部門
スピーカー部門同様に、サブウーファー部門では大きな変化は起こりづらい。その中でベストワンを獲得したのは、イクリプスのTD725SWMK2とモニターオーディオのPLW215II。どちらも本誌視聴室のリファレンスコンポーネントだ。TD725SWMK2はこれで14期連続のベストワンとなる
第1位:イクリプス TD725SWMK2
¥480,000+税
本誌ベストバイで常勝を続けるイクリプスのサブウーファー、そのトップエンドモデルが本機だ。25cmファイバーコーン・ウーファー2基を背面対向配置し、筐体からフローティングさせてウーファーユニットの振動を相殺させる理に適った設計。リモコンで音量設定可...
執筆陣
【HiVi冬のベストバイ2020】AVセンター部門(4)〈25万円以上〉
第1位:デノンAVC-A110
¥680,000+税
全部で4機種揃えられたデノン創業110周年記念モデルのひとつ。同社AVセンターのフラッグシップ機AVC-X8500Hをベースに、コストや時間の制約で詰めきれなかった部分をサウンドマネージャーが一から見直し、音質向上につながるパーツを随所に投入、チューニングに時間をかけて仕上げたモデル。実際に仕上がった音はもう見事というほかなく、何を聴いても何を観ても間然するところのない完成度の高い音を実現、熟成型モデルならではの奥深い魅力に心を奪われてしまった。(山本)
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第2位:ストームオーディオ ISP.16 ...
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【HiVi冬のベストバイ2020】AVセンター部門(1)〈6万円未満〉
新型コロナウイルスの影響もあり、AVセンター部門は一時停滞していたものの、デノン、マランツから2020年モデルがリリースされ、いずれも高い評価を得る結果となった。さらにストームオーディオからは機能を充実させた新モデル(詳細は144ページ)が登場し、シーンを盛り上げる
第1位:デノンAVR-X1600H
¥59,500+税
7.1chからドルビーアトモス&DTS:Xの5.1.2構成まで対応可能、かつHDR映像信号のパススルー対応も備えた充実の機能が自慢の本格サラウンドアンプ入門機である。しかし何よりの自慢は音の芯を明確にした小気味よい音像感の描写力。明瞭なセリフ描写も鮮明な効果音も価格以上...
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【HiVi夏のベストバイ2020】アザーコンポーネンツ部門
第1位:テクニクス SL-1500C
¥100,000+税
テクニクス最新にして最安値のDDアナログプレーヤー。SL-1200GRをベースに、ストロボや回転スピード調整機構を廃止する等でコストダウンを図っている。しかしトーンアームはSL-1200GR搭載のものと同じで、さらにオートリフトアップ機能を追加。MMカートリッジ(オルトフォン2M Red)も付属して、MM用フォノイコライザーまで内蔵。つまりこのままアンプにつなげば、即音が出てしまう。それを考えると価格破壊的に安い。(和田)
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第2位:シャープ AN-SX7A
オープン価格(実勢価格3万円前後)...
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【HiVi夏のベストバイ2020】パワーアンプ部門(2)〈50万円以上100万円未満〉
第1位:ヤマハ M-5000
¥900,000+税
同社のフラッグシップスピーカーNS-5000を十全に鳴らすことを目標に設計されたパワーアンプ。パラレルMOS-FET出力段をグラウンドに対してフローティング構成とし、完全な対称増幅動作を可能とした同社特許回路の採用がセールスポイント。スピーカーをがっちり掴みながら、気持ちよく歌わせるような鳴り方が心地よい。この種の本格的アンプを手掛ける国内大手が近年少なくなってきているのはとても残念で、ヤマハには頑張ってほしい。(小原)
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第2位:リン AKURATE2200/1
¥550,000+税
パワーICとト...
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【HiVi夏のベストバイ2020】コントロールアンプ部門(1)〈100万円未満〉
第1位:オクターブ HP300SE
¥940,000+税
この価格帯では長年にわたってトップクラスの評価を堅持する、ドイツ・オクターブの薄型プリアンプ。真空管と半導体によるハイブリッド構成そのものは前作のHP300MKIIと基本的に変わっていないが、SEモデルとなって電源部が別筐体になり、ラインアンプの出力段も改良されて、いっそうの力感としなやかさを身につけた。超ワイドレンジという感じではないが、手元に置いて長期間安心して使える、まことに信頼に足る一台。(和田)
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第2位:エラック Alchemy DDP-2
¥940,000+税
往年の名ブランドAudioAlchem...
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【HiVi夏のベストバイ2020】サブウーファー部門
第1位:イクリプス TD725SWMK2
¥480,000+税
演奏や作品に込められたアーティストの想いを、正確に描きだすことを目指して誕生したイクリプス・サブウーファーの最高峰。背面対向に配置した2基のユニットをアルミシャフトで結合し、互いに押し合うように動作させるが、このユニットはフローティングした状態で固定され、不要振動が筐体にほとんど伝わらない。濁りがなく量感豊かで、リズム感に富んだハイスピードな低音は、唯一無二のもの。(藤原)
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第2位:モニターオーディオ PLW215 Ⅱ
¥700,000+税
モニターオーディオのプラチナムシリーズIIのサ...
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【HiVi夏のベストバイ2020】スピーカー部門(6)〈ペア100万円以上200万円未満〉
第1位:ソナス・ファベール ELECTA AMATOR III
¥1,300,000(ペア)+税
イタリアのスピーカーの中には、音表現を超えた芸術性を感じさせるものがある。本機はまさに、歴史と伝統、そして新しいエンジニアリングが生んだ傑作だ。無垢のウォルナット材の深遠さ、底面部の白大理石の高貴さ、職人的な手作業の仕上げ......というイタリア的な貴族的な記号性をまとったサウンドは実に高貴だ。ひじょうに稠密で、錬りに練った音が音楽を情緒的に聴かせる。音の職人芸に感動する。(麻倉)
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第2位:モニターオーディオ PL300 Ⅱ
¥1,600,000(ペア...
執筆陣
【HiVi夏のベストバイ2020】AVセンター部門(4)(25万円以上)
第1位:ヤマハCX-A5200+ MX-A5200
¥620,000+税
伝家の宝刀シネマDSPにリアルタイムな信号適応機能を加えたCX-A5200プリアンプと、アナログ伝送の地道な見直しによって手ごたえ充分な音質向上を達成したMX-A5200パワーアンプ。比類なくユニークでありながら、圧倒的な完成度の高さで最先端のマルチチャンネル再生が堪能できるセパレートAVセンターだ。大規模なサラウンドシステムのネックは、実のところパワーアンプの音質/駆動力が揃いにくいこと、ヒートアップに時間を要することにあるのだが、このコンビにそうした心配は無用。バランス伝送のメリットも容易に聴き取れるし、5ch...