【HiVi冬のベストバイ2021】コントロールアンプ部門（2）〈100万円以上 [税込110万円以上]〉

第1位：ソウリューション 325

¥1,320,000 税込

ベストバイ選定の際の個人的基準は「買って損なし」の製品を推挙することだと考えている。つまりコストパフォーマンスの高い製品が選択の中心になるが、スイスのソウリューションから発売された本製品はハイエンドオーディオの存在意義を強烈に感じるプリアンプで、コスパとは違った視点での「買って損なし」の製品と思えた。同社のパワーアンプ711と組み合わせたが、全帯域が躍動感溢れ、圧倒的な駆動力で大型スピーカーを完全に支配していた。まさに圧巻の音質である。（土方）

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第1位：オクターブ HP700SE

¥2,090,000 税込

高度な技術力をベースに、クラフツマンシップを大切にした誠実なモノづくりで存在感を放すドイツのハイファイメーカー、オクターブ。同社の中核を担ってきたプリアンプHP700が「SE」へと進化し、RCA2系統のライン出力に加えて、XLR2系統を増設。RCAとXLRどちらでもバイアンプ駆動に容易に挑戦できるようになった。そのサウンドは押し出しが強く、繊細。その自信に満ちた表現力は最高峰のジュビリープリアンプに通じるもの。（藤原）

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第3位：ソウルノート P-3

¥1,760,000 税込

これほど鮮度感の高いキレのよい音を聴かせるプリアンプは珍しい。徹底した聴感評価で選択したデバイス、パーツを用いてシンプルな構成の無帰還アンプ回路を選択、設計エンジニアの理想を具現化した恐るべき実力を誇るプリアンプ。ハイエンドオーディオの理想像とは何かを考えるときの恰好の存在かと思う。（山本）

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第3位：アキュフェーズ C-3900

¥2,090,000 税込

オーソドックスなアナログプリアンプとしてこれほど豊富なコントロール機能をもちながら、しかも全段フルバランス伝送を貫徹した製品は世界中にほとんどない。創立50周年を飾るフラッグシップにまったくふさわしい注力作で、その象徴がデュアルバランスAAVAと呼ばれるボリュウム回路だ。ここだけでも超絶級の比類なき逸品。（高津）

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第5位：ラックスマン CL-1000

¥1,760,000 税込

真空管式らしい、いやラックスマンらしいなめらかでかつフレッシュな本機の音は、ボリュウムを絞っても音痩せがないという優れた特徴を持つ。理由は可変抵抗ではなく、トランスのタップと同数のリレーを組み合わせ34段階の音量を精密設定する、新開発の高精度な電子制御アッテネーターLECUTAの恩恵によるものだ。加えて外観の美しさも特筆したい。（和田）