執筆陣
ソニー「MDR-MV1」と「360VME」は、ヘッドホンによるサラウンド再生の革命だ! 立体音響制作の現場を大きく変える新提案に迫る(2):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート97
ソニーから、背面開放型モニターヘッドホン「MDR-MV1」が5月末に発売された。「音楽クリエーションの変化に技術の力で寄り添い続ける」というポリシーに基づき、立体音響の制作環境をより身近なものにし、立体音響制作の加速とクリエイターの創作活動への貢献を目的として企画されたという。そんなMDR-MV1の能力を最大限引き出すべく、理想的な環境で測定を行うことで制作スタジオの音響をヘッドホンで再現するサービスも実施される。
以下では前回に引き続き、MDR-MV1の開発を担当したソニー株式会社 パーソナルエンタテインメント事業部 プロフェッショナルソリューション事業室 プロフェッショナルオーディオ...
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【ポタフェス2023夏 秋葉原リポート】1F/オーディオテクニカ、Shokz、Soundcore by Anker、ソニーマーケティング、デノン
オーディオテクニカ
オーディオテクニカは、会場であるベルファーレ秋葉原のエントランスに恒例の大型ヘッドホンのオブジェを展示。その奥では完全ワイヤレスイヤホンなどの試聴ができるようになっていた。2Fにもブースを出展しており、そちらでは昨日発表されたイヤーチップ「AT-ER500」やハイエンドヘッドホン「ATH-ADX5000」「ATH-WP900」も体験できる
今年4月に発売されたスクエアデザインの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-SQ1TW2」(市場想定価格¥11,000前後、税込)も各色を揃えて展示。もちろんそのサウンドも確認できる
人気ゲーム「モンスターハンター」とのコラボヘッドセット...
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ソニー「MDR-MV1」と「360VME」は、ヘッドホンによるサラウンド再生の革命だ! 立体音響制作の現場を大きく変える新提案に迫る(1):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート96
クリエイター向けにさまざまな立体音響やハイレゾコンテンツなどの制作に適した背面開放型モニターヘッドホン「MDR-MV1」がソニーから発売された。近年は音楽配信サービスで空間オーディオが注目を集めており、制作現場でのニーズも増えている。しかし実際にマルチチャンネルスピーカーを設置した制作スタジオはまだ少なく、特にプライベートスタジオではハードルが高い。
そんな状況に対し、360 Reality Audioを始めとする立体音響や、ハイレゾなどの制作に適したモニターヘッドホンを送り出すことでクリエイターの創作活動に貢献するという狙いで誕生したのが、MDR-MV1だ。しかもハードウェアとしてのヘ...
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裸眼で自然な3D映像を楽しめる、ソニーの空間再現ディスプレイが27インチに大画面化! 「ELF-SR2」はデザインや建築から医療分野まで、活躍の場が広がる
ソニーは、空間再現ディスプレイの新製品「ELF-SR2」を6月12日に発売する。市場想定価格は¥550,000前後(税込)。
ELF-SR2は、裸眼で立体映像(3DCG)が楽しめるモニターで、解像度は4K(水平3,840×垂直2,160画素)、明るさ400nitsで、コントラスト比1,000:1というスペックを備えている。
画面上部にカメラが内蔵され、視聴者の顔(両目)の位置を検出、その情報を再生用PCに送り、リアルタイムレンダリングアルゴリズムによって立体視聴に最適なコンテンツが作成されるというものだ。実際にモニターを上から覗き込むと見下ろした映像が、斜めから見ると被写体の側面が表示さ...
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ソニーから、高音質リケーブルが2モデル発売。キンバーケーブル社との協力によって開発された8芯編み構造のケーブルを採用
ソニーは、KIMBER KABLE(キンバーケーブル)と協力したヘッドホンケーブルの新製品を2モデル発表した。どちらも5月12日の発売予定だ。
●ソニー製イヤーレシーバー専用プラグ:MUC-M12SB2 市場想定価格¥26,000前後(税込)
●3極ミニプラグ:MUC-B20SB2 市場想定価格¥29,000前後(税込)
それぞれ「MUC-M12SB1」「MUC-B20SB2」の後継機で、プレーヤー側には接続安定性の高いΦ4.4mmバランス標準プラグを搭載、ケーブルにはキンバーケーブル社との協力によって開発された8芯Braid(編み)構造を採用している。マルチゲージコンダクターにより低域...
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ソニーの業務用モニターBVMシリーズに、独自の新型二層液晶パネルと信号処理を搭載した「BVM-HX3110」が登場。18型マルチフォーマット液晶モニター「LMD-A180」も同時リリース
ソニーは、ライブ制作やポストプロダクションなど幅広い現場でクリエイターの制作活動を支える、マスターモニター2機種を発表した。
●31型4K液晶マスターモニター:BVM-HX3110(¥3,980,000、税別、11月発売)
●18型マルチフォーマット液晶モニター:LMD-A180(参考予定価格 40万円台〜、2023年秋発売)
BVM-HX3110は、ソニーが設計した新型二層液晶パネルと独自の信号処理を用い、4000cd/m2の高いピーク輝度や高速動画応答機能を実現する「TRIMASTER HX」技術を搭載している。
TRIMASTER HXは、長年ソニーが業務用モニター開発で培った映像...
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ソニーが、背面開放型モニターヘッドホン「MDR-MV1」を5月12日に発売。360 Reality Audioの3D音場を、ホームスタジオで体験できる
ソニーは、360 Reality Audioの音楽制作が可能な背面開放型モニターヘッドホン「MDR-MV1」を5月12日に発売する。
MDR-MV1 市場想定価格¥59,000前後(税込、5月12日発売)
●型式:オープンバックタイプ●使用ユニット:40mmダイナミック型●音圧:100dB/m/W●再生周波数帯域:5Hz〜80kHz●インピーダンス:24Ω(1kHz)●最大入力:1500mW●質量:約223g(本体)
同社ではこれまでも、音楽制作現場に向けたモニターヘッドホンをラインナップしてきた。しかし最近は音楽制作の主流が大規模なスタジオからホームスタジオに移行しているという。ソニー...
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ソニーの新型VLOGCAM「ZV-E1」が4月21日に発売決定! 35mmフルサイズセンサーと最先端技術を内蔵し、クリエイターの妥協のない創造性に応える
ソニーは、VLOGCAMの新製品「ZV-E1」を4月21日に発売する。市場想定価格はボディが¥330,000前後、SEL2860(FE28-60mm、F4-5.6)が同梱されたレンズキットが¥360,000前後(税込)。
同社が2021年に発売したVLOGCAM「ZV-E10」は発売時から過去最高の予約を集め、一時は品不足になるほどの人気だったという。これは近年の動画需要拡大を受け、動画の撮影しやすさ、手軽さを求める層が増えているのも一因という。そこでソニーでは、従来モデルはそのままに、ラインナップを拡充したわけだ。
そのZV-E1は、35mmフルサイズの「ExmorR」CMOSセンサー...
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ソニーから待望のAVアンプ「STR-AN1000」が登場。独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」を搭載し、リアスピーカーのワイヤレス接続にも対応【注目製品に肉薄 04】
ソニーは7chパワーアンプを搭載したAVアンプ「STR-AN1000」(ソニーストア価格¥121,000、税込)を3月18日に発売した。「360 Spatial Sound Mapping(サンロクマル スペーシャル サウンド マッピング)」の搭載を始め、8K/60pや4K/120pの映像信号に対応するHDMI端子の搭載など、最新の機能を備えたモデルとなっている。そんなSTR-AN1000をいち早く取材できたので、レポートをまじえて紹介していこう。
AVアンプ:ソニー
STR-AN1000 ソニーストア価格¥121,000(税込)
●定格出力:100W×6(6Ω)
●スピーカー適合インピ...
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新世代ウォークマン「NW-ZX707」「NW-A300」は、 “数値では語れない音” を表現できる次元に達した。僅かな妥協も許さない開発陣の思いを聞く(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート92
ソニーのウォークマン「NW-ZX707」「NW-A300」シリーズの開発者インタビュー・後篇をお届けする。前篇ではNW-ZX707に搭載された数々の独自技術や、そこに込められた思いについてじっくりお話を聞いた。後篇では「NW-A300」シリーズにフォーカスを当てたインタビューを実施している。対応いただいたのは、ソニー株式会社 ホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ事業本部事業部 商品企画担当田中光謙さん、設計プロジェクトリーダー 佐藤朝明さん、音質設計担当 佐藤浩朗さんの3名だ。(StereoSound ONLINE編集部)
持ち運びやすいコンパクトサイズで、ハイレゾサウンドを十全...
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新世代ウォークマン「NW-ZX707」「NW-A300」は、 “数値では語れない音” を表現できる次元に達した。僅かな妥協も許さない開発陣の思いを聞く(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート91
1月末にソニーから発売された、ウォークマンの新ラインナップ「NW-ZX707」「NW-A307」「NW-A306」が、いずれも市場で好評だという。昨年登場したフラッグシップモデルの「NW-WM1ZM2」やその弟機「NW-WM1AM2」で使われた様々な技術を継承し、カジュアルモデルという位置づけながら、優れた音質を実現しているからだ。そこで今回は、ソニー社内の通称「ウォークマンルーム」にお邪魔し、製品開発を手がけたソニー株式会社 ホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ事業本部パーソナルエンタテインメント事業部 商品企画担当 田中光謙さん、設計プロジェクトリーダー 佐藤朝明さん、音質設...
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パナソニックの録画用BDディスク生産 “完了” で悩んでいるエアチェックファンに贈る! お宝番組を残すべきディスクはどれだ:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート90
1月末、パナソニックから録画用BDディスクの生産 “完了” が発表された。同社の録画用BD-RとBD-REの合計36モデルについて、全製品の生産を完了し、後継商品は予定されていないという。エアチェックファンの中にはパナソニック製録画用BDディスクの愛用者も多く、これからどのディスクを使ったらいいのかという “悲鳴” も多く上がっている。そこで今回は、ビデオテープ時代からエアチェック生活を続けている麻倉さんに、最新の録画用BDディスクをチェックしてもらった。(StereoSound ONLINE編集部)
今回のパナソニックの発表は本当にショックでした。同社のBDディスクは国内生産だったこと...