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【麻倉怜士のCES2021 レポート04】大飛躍するOLEDテクノロジー。LGディスプレイの新戦略は輝度向上とサイズ展開と見た!
OLED(有機EL)がテレビ製品として登場してから約7年になる。2021年、そのOLEDが画質的に第2世代ともいえる飛躍を遂げる。筆者は業界情報を数多く集め、LGディスプレイの新戦略を突き止めた。それは、大飛躍ともいえるほどの技術的チャレンジであった。
LGディスプレイの立場は明確だ。いまミニLEDが中国を中心に流行ってきている。だがそれはどこまでいっても液晶であり、液晶の持つ、視野角問題、色変動、階調のノンリニアリティはそのまま継続して保有している。それに比べOLEDは遙かに高画質だとするLGディスプレイは、これまで液晶に比べて弱点とされていた輝度を、素材開発+放熱性能向上の合わせ技で...
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LGのサウンドバー「SN7CY」はドルビーアトモス/DTS:X対応。Bluetoothの音も侮れない
HiVi 10月号のサウンドバー特集に間に合わなかったLGの新製品、SN7CYをご紹介したい。本機の大きな特徴は、①ドルビーアトモスとDTS:Xに対応、②メリディアン社の監修による音質チューニングの2点。まず①については、本体天面に2.5インチのイネーブルドスピーカーを配置した3.0.2構成で、フロントLRには52×99mmの楕円形ユニットを採用。背面には横幅約18cmのパッシブラジエーターを2基搭載し、50〜70Hzの低域再生を拡張するという。②については、5つ用意された「サウンドエフェクト」のうち「スタンダード」をメリディアンが監修している。音声信号の特性を分析して、コンテンツに合っ...
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【HiVi冬のベストバイ2020】ディスプレイ部門(5)〈有機EL、61型以上〉
第1位:LG OLED 77ZXPJA
オープン価格(実勢価格250万円前後)受注生産
LGの8Kチューナー内蔵有機ELテレビとして、88型と共に満を持して登場した感があるのがこの77型のニューライン。オープン価格で受注生産という体制を採るが、大画面8K有機ELが一気に身近になった気がするのは私だけではないだろう。倍速駆動のRGB+Wパネルは、最高輝度1000nitを超えるという。まるでフレームの窓越しに外の景色を眺めているようなリアリスティックなビジュアルイメージ。いや、イメージという言葉はもはや正しくないだろう。(小原)
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第2位:パナソニック T...
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【HiVi冬のベストバイ2020】ディスプレイ部門(4)〈有機EL、60型以下〉
第1位:パナソニック TH-55HZ2000
オープン価格(実勢価格35万円前後)
宇都宮工場で組み立てられる自社設計の「ダイナミック・ハイコントラスト」パネル採用の55型機。自発光ディスプレイならではの魅力を知悉したパナソニック製品ならではの完成度の高さで、とりわけ暗室環境で観る「シネマプロ」モードの画質がすばらしい。昨年モデルに比べてパネル制御技術が進歩し、暗部のみならず高輝度領域においても階調表現が著しく向上した。ホワイトバランスの安定感もピカイチで、高画質マニアに安心してお勧めできる。(山本)
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第2位:ソニー KJ-55A8H
オープン価格(...
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【HiVi冬のベストバイ2020】ディスプレイ部門(3)〈液晶、61型以上〉
第1位:ソニー KJ-85Z9H
オープン価格(実勢価格200万円前後)
すべての直下型LEDモジュールを個別に駆動する「バックライト マスタードライブ」により、液晶離れした高いコントラストと階調再現力を得たのが大特徴。それと、バックライトのエリアごとの発光時間を最適化する「X-Motion Clarity」は残像感の解消に有効。また「X-Wide Angle」により広い視野角を確保している。音については「アコースティック マルチ オーディオ」にて、画面前面の上下から高域、低域スピーカーユニットを配して画面から立体音響を放射する。(吉田)
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第2位:シ...