執筆陣
【麻倉怜士のCES2022レポート11】パナソニックの2022年ビエラ「LZ2000」シリーズは、パネル、絵づくり、スピーカーのあらゆる面でユーザーに感動を届けられるように進化を遂げていた
パナソニックは、CES2022でヨーロッパ向けの有機ELテレビ「LZ2000」シリーズを発表した。55/65/77インチの3サイズで、ハリウッドのカラリストによる画質チューニングも盛り込んだ「MasterOLED Pro」ディスプレイの搭載や、新しいオーディオシステムの採用など、多くの面で進化を果たしている。
麻倉怜士さんによるStereoSound ONLINE CESリポートでは、これまでも毎年パナソニック・テレビについての最新事情をお届けしてきた。今回も、LZ2000シリーズに関するリモートインタビューにて、その詳細をお届けする。
インタビューに応じていただいたのは、パナソニック株...
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【麻倉怜士のCES2022レポート09】ソニーの2022年「BRAVIA XR」は4種類のパネルデバイスを使いこなす! その鍵を握るのが、認知特性プロセッサー「XR」である(後)
CES2022で発表された、ソニー「BRAVIA XR」新製品が注目を集めている。中でもミニLEDバックライトを搭載した液晶テレビ「Z9K」「X95K」シリーズや、新型有機ELパネルを搭載した「A95K」シリーズが話題だ。
そんなBRAVIA XRシリーズの画質を司るのが、映像エンジン・認知特性プロセッサー「XR」だ。昨年のCESで発表された「Cognitive Processor XR」の第二世代はどのような進歩を遂げたのか。今回は開発担当者にリモートインタビューを実施した。
対応いただいたのは、HES技術戦略室 Distinguished Engineerの小倉敏之さん、商品企画部門...
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【麻倉怜士のCES2022レポート08】ソニーの2022年「BRAVIA XR」は4種類のパネルデバイスを使いこなす! その鍵を握るのが、認知特性プロセッサー「XR」である(前)
ソニーはCES2022で、同社製テレビ「BRAVIA XR」の新製品を一挙発表した。液晶テレビ3シリーズ、有機ELテレビ3シリーズという構成で、ミニLEDバックライトや新型有機ELパネルといった新しいデバイスを採用している点も注目される。そしてこれらの様々なデバイスの使いこなしの肝になるのが、映像エンジン・認知特性プロセッサー「XR」だ。
今回は新BRAVIA XRの詳細と、認知特性プロセッサー「XR」の特徴について、ソニー株式会社 ホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ事業本部の皆さんにリモートインタビューをお願いした。対応いただいたのは、HES技術戦略室 Distinguish...
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【麻倉怜士のCES2022レポート06】TVS REGZAが、「レグザエンジンZR α」の技術展示を開催。AIによる画像解析を初搭載した新エンジンの恩恵はどこにあるのか(後)
CES2022レポート第6回では、東芝の新映像エンジン「レグザエンジンZR α」のインタビュー後編をお届けする。映像エンジンとして初めてハードウェアによるDNN(ディープニューラルネットワーク)を搭載し、同時に処理プロセスも数倍に拡張するなど、きわめて贅沢な作りがなされたチップだ。
前回は新エンジンの狙いを中心にインタビューしたが、後編ではレグザエンジンZR αが持つ高画質機能についてより詳しく聞く。対応いただいたのは、前編に引き続きTVSREGZA株式会社 半導体開発ラボ長 山内日美生さん、先行技術開発担当 主査の杉山 徹さん、半導体開発ラボ 参事の木村忠良さん、同参事の小西秀吾さんと...
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【麻倉怜士のCES2022レポート05】TVS REGZAが、「レグザエンジンZR α」の技術展示を開催。AIによる画像解析を初搭載した新エンジンの恩恵はどこにあるのか(前)
先日お知らせした通り、TVS REGZAは1月5日からアメリカ・ラスベガスで開催されたテクノロジー見本市「CES(コンシューマー・エレクトソニクス・ショウ)2022」にブースを出展した。今回は同社の新映像エンジン「レグザエンジンZR α」を使った高画質技術のデモを行っている。
そこで本記事では同社の研究開発センターにお邪魔し、CESと同等の展示を見せてもらいながら、レグザエンジンZR αの新機能についてお話をうかがった。取材に対応いただいたのは、TVS REGZA株式会社 半導体開発ラボ長 山内日美生さん、先行技術開発担当 主査の杉山 徹さん、半導体開発ラボ 参事の木村忠良さん、同参事の...
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【麻倉怜士のCES2022レポート03】2022年の画質シーンは「奥行表現」競争へ〜TVS REGZAとソニーに聞く〜
CESのテレビ動向を読むと、絵づくりに新しい傾向が表れてきたことが分かる。「奥行」指向だ。
TVS REGZA(東芝)は、映像処理エンジン「レグザエンジンZR α」を引っ提げて久しぶりにCESに出展。この新エンジンの特徴が「奥行」表現だ。ソニーは昨年のXRプロセッサーの改良版をCESで発表し、ここでも「奥行」表現をセールスポイントにした。韓国勢もサムスン、LG揃って「Object Depth Enhancer」という画質技術を採用している。ここにきて、テレビ大手は、足並みを揃えて「奥行」に絵づくりのターゲットを当ててきた。
その理由はいくつかある。解像度が2K、4K、8Kと向上し、画像情...